サーカスの少年と鳥になった女の子 の商品レビュー

ジェーン・レイ(著者),河野万里子(訳者)

2013/02/27

物悲しい内容の絵本。
大人にとっては、少々物足りない内容と結果かもしれないが、
児童にとっては、寂しさからくる余韻が大きいのではないかと思う。

絵もどことなく悲しい感じが漂う。

2013/02/03

サーカスで下働きをする少年が、ある日金の卵をひろいました。
卵から生まれた少女は美しい歌で人気の見世物になりますが檻の中で元気をなくしていき…
というお話。民話にありそう。

あらすじで借りた。絵はいいような悪いような…絵としてはわりと好きなんだけど形にもやもやする。
アラブっぽいようなロマっぽいようなスラブっぽいような人たち、サーカスの旗に貼られているのは多分和紙。
つまりは異国情緒で東方ロマンな架空の国なんだと思う。ジブリの「ヨーロッパのどこか」みたいな。
しかしこのツギハギな感じが好きじゃない。
全然違う場所の人からみるとそういうのは「あの辺にありそう」なんだけど、そこの人からみると、たとえば辮髪のサムライがチマチョゴリのお姫様をカンフーで助け出すみたいな「ツギハギ」でしかない。
今はあんまりそういうのを楽しむ気分じゃなかった。