入門 朱子学と陽明学 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
入門と言っても私には内容深かった。十分内容を咀嚼できていないと思う。陽明学について書かれた書を探していて、新刊だったので手に取った。面白かったのは論語を読む場合、それに対する注や解釈が大事であるという事。解釈の比較、色々な解釈から自分の解釈を探す、考えるという事が重要。(しかし私の場合、不勉強でそこまでやった事がないが、中々並べて読むというわけにもいかないので、、、)その例として「空」の解釈で意見の分かれる論語の子罕篇の「子曰く、吾れ知ること有らんや、、、空空如たり。、、、」を例にとり朱熹、王陽明などの解釈を例示されている。このように例示されて其々の解釈を比較してある著作はなかなか無いので興味深かった。これだけでも読む価値はあると思う。
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