シークと青い瞳の花嫁 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラストか゛とても良かったです。 一国の王様といっても良いカリードが最後は何もかも振り捨てて、何ふり構わずにサラを求めて引き留める姿には感動すら憶えました。 人を好きになることは、その人のすべてを受け容れることなのだと、今まで後宮の従順な女たちしか知らなかったカリードは初めて知った、そこが良かった。 サラは民主的な国で育ったアメリカ人女性ですから、カリードにまず奴隷や品物のように品物で買われたというのが我慢ならなかった。 何度も反発やすれ違いを繰り返しながらも、強く求め合い惹かれ合っていく二人の姿にはドキドキして、ページを繰るのがもどかしいくらいでした。 まるで読んでいる私もサラと一緒にオスマン帝国のハレムに滞在しているようで、本当に作品の世界に入り込んで楽しめました。
Posted by
- 1