マインド・コントロール の商品レビュー
洗脳についての歴史的な研究の流れから、どのように利用されてきたかなど、興味深い内容です。人間がいかに簡単に洗脳にかかりやすいかが分かります。一度洗脳のかかってしまうと、容易には抜けることができないことも良く分かりました。気をつけなければなりません。
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マインドコントロール」というテーマについての文献の少なさ、読むに値する著作の少なさを嘆くことから本書も始まるがどうしてなんだろう。私もこのテーマに関する著作の少なさには不思議さを感じる。そんなに魅力のないテーマなんだろうか。マインドコントロールは使われ方ひとつで人間を操り人形に変...
マインドコントロール」というテーマについての文献の少なさ、読むに値する著作の少なさを嘆くことから本書も始まるがどうしてなんだろう。私もこのテーマに関する著作の少なさには不思議さを感じる。そんなに魅力のないテーマなんだろうか。マインドコントロールは使われ方ひとつで人間を操り人形に変えてしまう非人道的搾取手段にもなりうるし、毒にも薬にもなる「劇薬」だと称されているだけにアンタッチャブルなのか?事実は小説より奇なりという著者はマインドコントロールというテーマの豊饒性と奥深さの深淵に触れた。私も同感である。このテーマはつきつめるほどに人の世の一端を垣間見る非常に奥深いテーマだという直感がする。悪しきマインドコントロールの利用は主体性を本人から奪い、自立を阻み、その依存状態を利用して、搾取や詐取が行われる。その中にはあたかも本人が自ら進んで行うように見える自己犠牲と言う名の詐取も含まれる。
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個人・集団レベルで、他人の心理状態を操作して、支配や搾取。消費行動のコントロール。自己暗示で能力を発揮したり困難や障害を克服。 マインドコントロールというと、カルト集団という連想でした。でも、人間の社会生活そのものがマインドコントロールじゃないの?という気がしてきました。
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情報を極端に制限するか、極端に過剰にすることで、マインドコントロールを受けやすい状態になる。日頃、ケータイばかりいじっていると、同じサイトを巡回してしまったりして、いつの間にか思考が固まってしまうのかもしれない。自戒の意味を込めて。
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マインド・コントロールされやすいタイプ、その方法等、興味深く読んだ。 洗脳にも愛着依存や妄想を現実と信じてしまうものから、宗教やテロに及ぶものまで様々である。 些細な理由から、ナーバスになり世間を騙し、危険を及ぼすようなものは決してあってはならない。 使い方を一歩間違えれば怖ろし...
マインド・コントロールされやすいタイプ、その方法等、興味深く読んだ。 洗脳にも愛着依存や妄想を現実と信じてしまうものから、宗教やテロに及ぶものまで様々である。 些細な理由から、ナーバスになり世間を騙し、危険を及ぼすようなものは決してあってはならない。 使い方を一歩間違えれば怖ろしいことになるという危機感を感じた。
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著者は、パーソナリティ障害や依存症の治療にも通暁した精神科医。 マインド・コントロールについて様々な事例(テロ・オウム真理教・CIA等)が挙げられており、その仕組みや歴史がわかりやすく解説されています。 最近、自己啓発としての禅に興味があった私にとっては「宗教的修行と洗脳は既成...
著者は、パーソナリティ障害や依存症の治療にも通暁した精神科医。 マインド・コントロールについて様々な事例(テロ・オウム真理教・CIA等)が挙げられており、その仕組みや歴史がわかりやすく解説されています。 最近、自己啓発としての禅に興味があった私にとっては「宗教的修行と洗脳は既成の価値観の消去という点で紙一重である」という部分が印象的でした。 昨今の情報技術の発達により、マインドコントロールというものは思いのほか身近にあるのかも知れません。 自衛の手段としてこういった知識を身につけておくのも有用だと感じました。
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自分以外の人の行動を理解するには、その人の心理を理解する必要があるなあと、感じています。 そのため、コミュニケーションや心理学に関係する本を、読む機会が増えてきました。 この本は、以前読んだ佐藤優著『人に強くなる極意』で紹介されていたので、読んでみることにしました。 本書のテーマ...
自分以外の人の行動を理解するには、その人の心理を理解する必要があるなあと、感じています。 そのため、コミュニケーションや心理学に関係する本を、読む機会が増えてきました。 この本は、以前読んだ佐藤優著『人に強くなる極意』で紹介されていたので、読んでみることにしました。 本書のテーマは、相手の心と行動を、自分の思うように変えてしまう「マインド・コントロール」。 まず、「なぜ人間は騙されてしまうのか」についての解説が書かれ、次にマインド・コントロールが行われる過程について、「無意識」「行動心理学」という2つのキーワードから説明がされています。 繰り返し書かれている記述に着目すると、マインド・コントロールが行われやすい状況として、以下のような形があるのだと、理解しました。 ・周囲からの情報(5感)を遮断すること ・その状態を続けた上で、(加害者に)都合の良い、特定の情報を与えること そして、その状態に陥る理由、さらにはその状態から脱出するための条件として、「つながりを求める」という、人間の基本的欲求がからんでいるという部分も、興味深く読みました。 マインド・コントロールというと、特殊な状況に置かれた不幸な人が、被害を受けるような印象がありました。 しかしそのベースとなる心理操作については、モノを買う場面や教育の現場等においても、日常的に見られるものなのだなあと、この本を読んで認識しました。 最終章のマインド・コントロールを「解く」技術については、さらに詳しい説明があればいいなと感じました。 でも、この分野についての基礎的な知識を得るためには、自分のような専門外の人にも、理解しやすい一冊だと思います。
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寝る間を惜しむ程、興味深い内容。マインドコントロールされた人間や団体、そのメカニズムや実際に起こった事件だけではなく、マインドコントロールの技術や解法まで記載する。マインドコントロールの手法を施せば、いとも簡単に、人間は洗脳される。メカニズムを知ることは、自己防衛にも役立つ。極限...
寝る間を惜しむ程、興味深い内容。マインドコントロールされた人間や団体、そのメカニズムや実際に起こった事件だけではなく、マインドコントロールの技術や解法まで記載する。マインドコントロールの手法を施せば、いとも簡単に、人間は洗脳される。メカニズムを知ることは、自己防衛にも役立つ。極限状態まで追い込む時点で、巧みな勧誘、弱った精神状態であり、太刀打ちできるかがわからないが。人間って思った以上に、脆いんだな、と感じさせられた。
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その名の通りマインドコントロールの解説書 意識していなかったけど”ダブルバインド”はたまに使っているかも
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
メモ P25 神風特別攻撃隊---強い集団のプレッシャーのもとでは、「裏切り者」となることは、命を失うことよりも恐ろしいことなのだ P49 自己愛性人格構造は、肥大した自己愛や幼い万能感と、他者への共感性の乏しさや搾取的態度を特徴とするものだ P93 クーエの自己暗示療法---劇的な効果をもたらしたのは心因性疾患だったが、ぜんそく、てんかん、脊柱側弯症、結核性髄膜炎などの疾患にもある程度の効果がみられた。--完治またはコントロール良好になった。 P100 カール・ユング---内面は非常に不安定な人。自分の絶対的な崇拝者や帰依者を必要とした。カルト宗教と似た構造が認められる。 P117 催眠を諜報活動や謀略に利用できないかというアイデアは、米軍の一部にあった。ヒトラーを暗殺することはできないか、戦略軍務局(OSS)は真剣に考えていたという。 P130 (エリクソン---ダブルバインドの技法は、日常でも使えそう。子どもを上手に叱ったりするときに) P133 依存性パーソナリティの人は、強引な人や押しの強い人を選ぶ。命令や押しつけに逆らえず、相手の言いなりになりやすいだけでなく、自分の命令し強引にふるまう人に敬意を抱きさえする。 (→P146まで読んだ /// 続きは後で )
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