たとえこの恋が罪であっても の商品レビュー
瑞樹が可哀想すぎて見てられない… (TДT) まず瑞樹の周囲が酷いわけだけど、私は正直一番酷いのはアルフレッドなんじゃないかと思えてならない。そんなんだから、ハッピーエンドのはずなのに蟠りが残っててもやっとする…。
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だから、攻めは受けの話を聞けよ。 しかし、健気な受けがひどい目にあって泣いて、でもひねくれずに最終的には攻めに愛される話はいいですな! 人の話を聞かない男だけど。
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たとえシリーズ1作目。加筆修正され、書き下ろしもついた新装版です。 薄幸な主人公が過酷ないじめに遭いながらも、ひたすら耐え抜いていくという、一昔前の少女マンガのようなストーリー。 痛すぎて泣いちゃうんで、書き下ろしがついていなかったらまず購入しなかったですね。 やっぱり何度読んで...
たとえシリーズ1作目。加筆修正され、書き下ろしもついた新装版です。 薄幸な主人公が過酷ないじめに遭いながらも、ひたすら耐え抜いていくという、一昔前の少女マンガのようなストーリー。 痛すぎて泣いちゃうんで、書き下ろしがついていなかったらまず購入しなかったですね。 やっぱり何度読んでも悲しくてかわいそうで、涙が止まらなくなります… いじめられる場面も読んでいて辛いんですが、それ以上に胸が痛くなったのは、好きになった相手に誤解され、信じてもらえずそれどころか憎まれてしまうのがなんともやりきれなくて。 母親に捨てられ、体が弱かったため療養所で育った瑞樹。母親の死をきっかけにイギリスの貴族である父親にひきとられます。 家族の温かさを知ることなく育った瑞樹は希望を胸にイギリスの全寮制私立学校へ編入することに。 でも、そこで瑞樹は自分が義兄アルフレッドと腹違いの兄エドワードに歓迎されていないことを思い知り、さらには学校で陰湿ないじめにさらされます。 瑞樹には、誰一人味方がいないんです。誰も助けてくれない。 そんな中アルフレッドは、性悪女の子供という先入観から最初は瑞樹を嫌っていたのですが、次第に彼の素直で純真な性格に心を開いていき、周囲から庇おうとします。 面白くないのがエドワードです。 アルフレッドはエドワードの策略にはまり、瑞樹が母親同様男相手に淫らなことを喜んでする性悪だと誤解してしまうのです。 瑞樹にいつの間にか好意を感じていたので、かわいさ余って憎さ100倍というヤツです。 唯一のよりどころであった大好きなアルフレッドに憎まれて、死ぬしかないと思いつめる瑞樹がかわいそうで。 初読みの時は、ティッシュを使い果たしちゃったんですよね… 誰にも頼ることができず一人で苦しみや痛みに耐えるしかない瑞樹が健気で、号泣してしまいました… これ、BLだから王道だから読み通せたようなものです。少女マンガだったら耐えられない。 最後にほんとにラブラブなハピエンが用意されているんだろうかと、途中不安になるくらいでした。 今はもうストーリーも分かってるし大丈夫と思ったら、やっぱり同じところで涙、涙。 書き下ろし「日溜まりの楽園」がとても感動しました。 瑞樹の大切にしているお守り袋のエピソードです。短い話だけどアルフレッドの後悔と贖罪の思いが痛いほど伝わってきました。瑞樹が幸せをつかむことができてほんとによかったと、またすごく泣けてきちゃいました。 BL名作劇場ですね。要ティッシュ。
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