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地獄百景 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2020/06/14

「おわりに」に書かれている通り、入門書として『地獄の門』たりえる面白い新書。 比較的取り上げられることの多い仏教、キリスト教、ギリシャ神話の話は勿論、その原点とも言える古代インドやゾロアスター教の地獄もしっかりと収められていて、とてもためになる。 本文中にも何度か言及があるけれど...

「おわりに」に書かれている通り、入門書として『地獄の門』たりえる面白い新書。 比較的取り上げられることの多い仏教、キリスト教、ギリシャ神話の話は勿論、その原点とも言える古代インドやゾロアスター教の地獄もしっかりと収められていて、とてもためになる。 本文中にも何度か言及があるけれど、何処も大して変わらない天国よりも、ありとあらゆる苛烈さを詰め込んだ地獄は読み物として面白い。特に、説教を前提にした仏教の地獄は当時の倫理観が透けて見えるし、キリスト教の地獄はあてつけにしか思えない。

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2018/09/28

地獄百景。田中久美子先生の著書。テレビ番組を見て死後の世界について考えたことをきっかけに、天国と地獄について学びたいと思って手に取りました。仏教の地獄、イスラム教の地獄、キリスト教の地獄。世界の地獄観を知ることが出来る良書。

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2016/02/11

適切な解説とたくさんの絵や写真.世界の地獄,ぐるっと一巡り!楽しかったです.新書版で手軽なところはいいのですが,絵が小さくなって細部が分かりづらかったのが,残念.

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2013/06/20

地獄の絵巻と説明。血盆経のように今日では知られることの無いような地獄の話もきちんと書いてある。 が、昔の人はほんとにそんな地獄を信じていたのだろうか。聞いてみたいものである。

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2013/02/03

世界の地獄観が詰まった本。 地獄はどんなところなのか、天国以上に人類は気になっているんだろうなあと改めて感じました。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4392055.html

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2012/12/25

≪目次≫ 第1章  仏教 八大地獄と小地獄 第2章  仏教  六道と極楽浄土 第3章  ユダヤ教とキリスト教世界の地獄 第4章  世界の地獄観 ≪内容≫ 仏教を中心に、他の宗教や地域における地獄(もしくは地獄に類するもの)を紹介した本。 ビジュアルも多く(ベスト新書のビジュアル...

≪目次≫ 第1章  仏教 八大地獄と小地獄 第2章  仏教  六道と極楽浄土 第3章  ユダヤ教とキリスト教世界の地獄 第4章  世界の地獄観 ≪内容≫ 仏教を中心に、他の宗教や地域における地獄(もしくは地獄に類するもの)を紹介した本。 ビジュアルも多く(ベスト新書のビジュアル新書ですから)、割とわかりやすい。ただし、新書なので深みには欠ける。通り一遍に知りたいならいいが、もう少し踏み込んでもらいたかった。仏教の地獄だけで十分だったかも…。

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2012/11/25

タイトル通り。 日本をはじめ世界の地獄観について集めたもの。 4章構成で、1~2章は日本の仏教世界における地獄。極楽にも言及がある。 3章はユダヤ教とキリスト教世界における地獄。そして4章は世界の地獄観として、さまざまな地域の宗教世界における地獄について言及・紹介している。 ヴィ...

タイトル通り。 日本をはじめ世界の地獄観について集めたもの。 4章構成で、1~2章は日本の仏教世界における地獄。極楽にも言及がある。 3章はユダヤ教とキリスト教世界における地獄。そして4章は世界の地獄観として、さまざまな地域の宗教世界における地獄について言及・紹介している。 ヴィジュアル新書と銘打っているだけあって、多くの絵で紹介されているのが楽しい。 昔、小学生を対象とした児童書で水木しげるさんが監修したと思われる地獄の本があった。子ども心に地獄の様子が恐ろしく、悪いことはできんなぁとつくづく思ったものだ。いまだに目をくりぬいたり、大きな臼で肉体を挽かれる絵は怖くてたまらない。 個人的に気になったのは仏教が入ってくる前の日本におけるあの世観。黄泉の国=地獄ではないという点が非常に興味深い。地獄は一般的に生前悪事をおこなったものが死後裁きを受けて罰を受ける場所とされるが、『古事記』などで表現される死後世界ではそのようなことはないようなのだ。むしろ「穢れ」の世界という形で扱われている感じ。 地獄というのは宗教に左右されるのだと感じる。 そうなると、もっとさまざまな世界における地獄を知りたくなるのだが、本書は新書ゆえにそこまでは調べられない。ただし、入口としては結構な書であると思う。

Posted byブクログ