幻想文学入門 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
どこに焦点を合わせているのかわかりづらいムック本というものがあるが、本書は文庫本の体裁でありつつ内容はムック。 宣言集でもあり、エッセイ集でもあり、概論総論でもあり、ブックガイドでもあり、評論でもあり。 こういう雑多さは悪くないが、それを入門と銘打つのはどうか。 しかしラヴクラフトによるガイド、ロジェ・カイヨワによる通史は貴重だ。 澁澤は抜群の安定感、いちばんわかりやすくスマートだ。 ★ フェリック→ファンタスティック→SF
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