「やりたい仕事」病 の商品レビュー
この本は学生であるならば必ず読むべし! そもそも、好きなことを仕事にすることと自分らしさを出すというのは幻想なのではないかと思う。取り組む前に嫌いだと思っていたが実際に取り組んでみると意外と好きなんだという発見があるのはよく聞く。自分に適しているかどうかはやってみないとわからな...
この本は学生であるならば必ず読むべし! そもそも、好きなことを仕事にすることと自分らしさを出すというのは幻想なのではないかと思う。取り組む前に嫌いだと思っていたが実際に取り組んでみると意外と好きなんだという発見があるのはよく聞く。自分に適しているかどうかはやってみないとわからない。10、20年後どうなるかは経ってみないとわからない。「先のことをあれこれ考えるのではなく、目の前にあるものを精一杯取り組むこと。」著者は何度も強調している。自分自身も現状に満足せずに目の前にあるものを精一杯取り組んでいきたい。
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自分はそもそも、就職活動の時に、「本当に自分が好きなことは何か?使命は何かを考えて、その仕事につかないと、定年したときに、「自分はこの人生、何をやってきたのか」と後悔することになる。」と言われて仕事を探してきたし、今までその姿勢で今後のことを考えた仕事をしてきたつもりだった。 し...
自分はそもそも、就職活動の時に、「本当に自分が好きなことは何か?使命は何かを考えて、その仕事につかないと、定年したときに、「自分はこの人生、何をやってきたのか」と後悔することになる。」と言われて仕事を探してきたし、今までその姿勢で今後のことを考えた仕事をしてきたつもりだった。 しかしそれでは、ちょっと考えただけでもわかる話なのだが、上記に完全一致しないと仕事はできないのかor充実した人生が送れないというかというと全くそうではないし、むしろ当初描いたキャリア像など、これだけ世界が激変する中では何も意味も持たないことを肌で実感してくる。 そういうジレンマの中で出会ったのがこの本。 仕事とは、自分のしたいことを好き勝手にするのが仕事ではなく、他者や世の中が自分に与えてくれる、必要な役割を果たせて初めて仕事となり、その目先の課題をひとつひとつこなすことで新たな(思いもしなかった)未来が切り開かれるという、ごくごく自然な話。でも、そうはっきり言ってくれることが自分にとっては非常に新鮮だった。 先の先入観があったので、そのような考えに至ることは「組織に呑まれ、負けやあきらめを認めること」という幼稚な思い込みがあったから・・・。 今やっている経理の仕事を、学生時代に望んだかといえば全くそうではなく、でも、今ではそれなりに成果も未来も見えてきている。そして10年後を考えれば、自分は経理以外の仕事をしている可能性は十分にある。 人と人との偶然のつがなりを大切にし、新たな機会を広げるため、行動力を通してチャンスの分母を大きくしていく。そのプロセスで毎日直面する大事小事を一生懸命こなしていく。そうやって、縁あって得た仕事を好きになっていく。 あえて未来を予測せず、予期しない出来事や不確実であることを楽しみ、ワクワクする心を養い、逆境や、悪い事態に直面しても、後悔や不運を恨む心を持つのではなく、次に活かし、鍛える好機と前向きに捉え、自分の人間としての幅を広げるチャンスと考える。 36歳を目の前にして、良い本に出会えたと思います。感謝。
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大金持ちだったらこんな仕事辞めてやる、と思っている。給料の額を気にせずにただやりがいだけを求めて働きたいと思っていた。けれどそれが非現実的な思考だということを指摘されたことは目から鱗だった。
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確か、日経プレミアPLUSに著者の特集ページがあって、面白いなと感じて読んだのが本書。 やりたい仕事をしなければならない、という固定観念にとらわれることに注意を喚起している本。 「ほんとうに大切なのは、『今、ここ』に集中して全力を尽くすこと。 それによって能力開発が進み、成果...
確か、日経プレミアPLUSに著者の特集ページがあって、面白いなと感じて読んだのが本書。 やりたい仕事をしなければならない、という固定観念にとらわれることに注意を喚起している本。 「ほんとうに大切なのは、『今、ここ』に集中して全力を尽くすこと。 それによって能力開発が進み、成果が上がるだけでなく、自分自身の思いがけない能力や適性を発見することになる」(p.207) 私自身はのやりたい仕事なんてのは正直なところわからない。 できるかどうかもやってみないとわからない。 とりあえず、先のことばかり考えるのは、一旦中止して、今の仕事に集中することが第一歩なのだと思った。 もちろん、会社の100%言いなりにはなりたくないが。
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就職前に具体的なキャリア観を持ちすぎる、あるいは持たせようとしすぎることの弊害についての本。 仕事を体験する前にイメージを持ちすぎることで現実とのギャップが生じ、また不確実性が増している中で変化への対応が難しくなることを指摘している。 そして、現時点で目の前にあることに集中し、...
就職前に具体的なキャリア観を持ちすぎる、あるいは持たせようとしすぎることの弊害についての本。 仕事を体験する前にイメージを持ちすぎることで現実とのギャップが生じ、また不確実性が増している中で変化への対応が難しくなることを指摘している。 そして、現時点で目の前にあることに集中し、その場で起こる偶然を上手く活用する必要性を説く。主張はダンカン・ワッツの『偶然の科学』に近い。 ただ、同じ内容を表現を変えて何度も繰り返すだけで1冊にしてしまっている感じで、書籍としてはいまいち。
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ただ目の前の仕事を全力でやれと言っているだけで、頭の堅い精神論かと思った。 時より心理学的な話がでてくるものの理解できない。
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経験を積んだベテランの職業人と、これから就職しようという若者がおかれている、(いた状況)が違うということを改めて、認識した。偶然が人生において、結構作用しているということも、自分の経験からも納得という感じ。さっくり一読したが、もう一回しっかり読み直したい本です。本の中にある、クロ...
経験を積んだベテランの職業人と、これから就職しようという若者がおかれている、(いた状況)が違うということを改めて、認識した。偶然が人生において、結構作用しているということも、自分の経験からも納得という感じ。さっくり一読したが、もう一回しっかり読み直したい本です。本の中にある、クロンボルツ、キャリアアンカー等のキーワードを広げて、関連する本も探してみようと思う。
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職場の課題図書の一冊。著者は同僚の大学の先生でもあった。題名通りの内容。わかる、わかる、と読み進めていけて、自分のキャリアについての考え方を、そう間違っていないと思えたことは良かった。
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キャリアデザインの横行と不必要さを訴える本書は、最近考え方が今風に凝り固まっていた自分には良い処方箋であったように感じる。 しかし、やりたいことなんてどうせ変わる、何でもいいから目の前の仕事に没頭してみろ(超意訳の為悪しからず)と言う考えには必ずしも同意できなかった。そこまで割...
キャリアデザインの横行と不必要さを訴える本書は、最近考え方が今風に凝り固まっていた自分には良い処方箋であったように感じる。 しかし、やりたいことなんてどうせ変わる、何でもいいから目の前の仕事に没頭してみろ(超意訳の為悪しからず)と言う考えには必ずしも同意できなかった。そこまで割り切れたら苦労しねえよ!みたいな気持ち。 なので、勉強になるな・参考になるな程度で留めておくのが無難だと私は思いました。
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学校で当然のように行なわれているキャリア教育に疑問を投げかけた1冊。就活に行き詰った人に読んで欲しい。 働くことについて改めて考えることが出来ると思った。就活前から就職後まで一貫して忘れてはいけない大切なことが書かれている。
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