梅棹忠夫 の商品レビュー
良くわかる梅棹忠夫であります。この評伝を通じて、学問を軽やかに横に飛び越えてゆく、痛快な研究者人生を垣間見ることができるような。読み進むうちになぜか梅棹忠夫の活気というか、元気も伝わってきます。 お勧めの一冊であります。
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梅棹さんも京都大学で助教授を16年もやっていたいんだ。 未来のことを考える場合、いわゆる初期微動に敏感でなければならない。やがてくる大変革の時代を地震に例えるなら、今各分野で生まれている情報産業はその前兆として微震のようなものであり、その中に飛び込んで色々とやってみれば、地震の揺...
梅棹さんも京都大学で助教授を16年もやっていたいんだ。 未来のことを考える場合、いわゆる初期微動に敏感でなければならない。やがてくる大変革の時代を地震に例えるなら、今各分野で生まれている情報産業はその前兆として微震のようなものであり、その中に飛び込んで色々とやってみれば、地震の揺れ方をとらえるような性質のものである。しかし梅棹さんの情報産業論は当時は受け入れられなかった。時代の皮肉だ。 あらゆる機会に様々な言語を学ぼうとし、その動機は現地の人々の文化を学ぶためには現地語が必要だから。地球上のさまざまな地域には、異なった社会があり言語があるので、それを尊重しようという態度。 研究者は博士号を取るべし。
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こういう生き方っていいよな、と思える本。必ずしも梅棹の思想を掘り下げた本ではない。「知的生産の技術」は読みたいな。
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