ローリング・ストーンズ全曲制覇 の商品レビュー
うーん、中山さん、やはり丸くなったのだろうか。 それともストーンズにはちと甘いのだろうか。 いずれにしてもジョン・レノンや桑田圭介の解説本で感じられた「人の神経を逆なでする」ような表現が少なかったように思う。 「ストーンズを聴け」の感想にも同じことを書いているので、や...
うーん、中山さん、やはり丸くなったのだろうか。 それともストーンズにはちと甘いのだろうか。 いずれにしてもジョン・レノンや桑田圭介の解説本で感じられた「人の神経を逆なでする」ような表現が少なかったように思う。 「ストーンズを聴け」の感想にも同じことを書いているので、やはりストーンズは特別な存在なのだろうか。 全曲制覇と書かれているけど、抜けは結構多い。 最近になってダウンロードのみで発売されているライヴ盤も抜けている。 これが抜けているのはちょっと痛いなぁ……。 まぁ、長年ストーンズを聴いてきたストーンズ・フリークが「おいおい」とか「あれまあ」とかつっこみを入れながら楽しむ、というのが一番しっくりといく読み方なのだろう。 僕もそんなストーンズ・フリークだと自負しているので、意外と面白くスラスラと読み進めることが出来た。 もちろん、つっこみ満載だけどね。 ストーンズ初心者にはあまり推薦できない。 まずは自分の耳と体でストーンズを「体感」してから。
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2013年12月時点のRolling Stonesのパッケージ販売分のほぼ全曲(ミックス違いは除く)を解説したもの。 曲が持っているデータ的な部分は最小限に抑えられ、音楽性から見て鮮烈に批判している。 ただし同一アルバム内の曲で同じような記載が多かったりするのは、この企画上やむを...
2013年12月時点のRolling Stonesのパッケージ販売分のほぼ全曲(ミックス違いは除く)を解説したもの。 曲が持っているデータ的な部分は最小限に抑えられ、音楽性から見て鮮烈に批判している。 ただし同一アルバム内の曲で同じような記載が多かったりするのは、この企画上やむを得ないことなのかな? それと、アルバム「Black And Blue」の3年後にアルバム「Steel Wheels」が発表されたと数箇所で記載されているが、アルバム「Dirty Works」の3年後なわけで、このようなケアレスミスが多いことで本書の信頼性が薄れるのが残念。 そういう面で昔出版された越谷正義氏の「ローリング・ストーンズ大百科」を超えていない。
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2013年12月22日読了。2012年の結成50周年を迎えたストーンズの最新作「GRRR!」までの全曲を中山康樹が解説する本。「Ain't Too Proud To Beg」からアルファベット順に楽曲が並んでいること、スタジオ盤・ライブ盤が別曲としてカウントされているこ...
2013年12月22日読了。2012年の結成50周年を迎えたストーンズの最新作「GRRR!」までの全曲を中山康樹が解説する本。「Ain't Too Proud To Beg」からアルファベット順に楽曲が並んでいること、スタジオ盤・ライブ盤が別曲としてカウントされていることがこの人の「○○を聴け!」シリーズとは異なるところか。最初は戸惑ったが、「ライヴに真髄が現れる」と言われるバンドだけに、同一曲の複数バージョンの聴き所・演奏者の差異や「どれが決定版か」などの中山氏の私見を参照することは興味深い。5点中1点で評価されるような低迷期の曲や単純な曲であっても、結局のところ「ミックが歌ってキースがからむ」とそこには見過ごすことのできないストーンズならではのマジックが生まれる、ということか。私がチャーリー・ワッツとビル・ワイマンの貢献をまだ把握し切れていないこと、過小評価されているという「Emotional Rescue」「Steel Wheels」を聴き込めていないことが分かった。さらに聴き込み、知識を身に着けていきたい。
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