女に の商品レビュー
今の谷川さんの詩とやっぱり違う。 そしてひとりで書いている詩ともやっぱり違う。 絵を描かれている佐野さんへの、生きることの甘えがつよく感じられて、愛の深さやら濃さやら、年齢や関係の溶けてしまったあとにさえ残る、それが愛なのだと熱い赤の中から掲げられたような詩画集でした。 貸しても...
今の谷川さんの詩とやっぱり違う。 そしてひとりで書いている詩ともやっぱり違う。 絵を描かれている佐野さんへの、生きることの甘えがつよく感じられて、愛の深さやら濃さやら、年齢や関係の溶けてしまったあとにさえ残る、それが愛なのだと熱い赤の中から掲げられたような詩画集でした。 貸してもらって読んだのですが、買います!
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この詩集は佐野洋子さんと結婚されて1年以内に綴られたもの。谷川さんによれば「詩というのは、書いた以上は、他人のもの」らしい。なので、いただきます。ごちそうさま。
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とても良い。 「血」が特に好き。 「死と和解するための長い道のりの第一歩」という言葉はグッとくるものがあった。 「…」も。 「正義からこんなに遠く私たちは愛しあう」切実さ。 ほむりん対談集に触発されて読みましたが、良いものですね。声に出して読むのもまた良い。
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やっぱり天才詩人なんだな・・・ 読んで、改めて実感させられる・・・ 命も死も、男も女も、老いも若きも幼きも 全てを包括した愛をこんなにもつたえてくれる
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何冊も谷川俊太郎さんの本は読ませていただているが、どこかエロティシズムで谷川さんの新しい面を垣間見た。
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生を受けるとき。赤ん坊。無邪気な子ども。大人になる。女になる。年を重ねて、、死まで。一生を女目線で綴っていく詩集。有名なのは「ここ」。どっかに行こうと私が言う どこ行こうかとあなたが言う ここもいいなと私が言う ここでもいいねとあなたが言う 言ってるうちに日が暮れて ここがどこか...
生を受けるとき。赤ん坊。無邪気な子ども。大人になる。女になる。年を重ねて、、死まで。一生を女目線で綴っていく詩集。有名なのは「ここ」。どっかに行こうと私が言う どこ行こうかとあなたが言う ここもいいなと私が言う ここでもいいねとあなたが言う 言ってるうちに日が暮れて ここがどこかになっていく
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佐野さんの絵も雰囲気があるのですが、文がとっても色気がある。まさに男から女に。こんなふうに思われているならば、幸せでしょう。
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