知れば恐ろしい日本人の風習 の商品レビュー
迷信、言い伝え、風習と言われるものの背景を探る本。深掘りできているものとそうでないものの差が大きいが、元文献の差でもあろうと思うのでいたしかたなし。何かお話しを書く時のネタになりそうなものが幾つかあったので、参考図書にしたい。
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◆知って納得!日本の風習の謎◆ 書名に「知れば恐ろしい」とありますが、実は「読めばためになる」ことがたくさん書いてあります。例えば「葬式には黒装束で参列する」「友引の日には葬儀を避ける」「夜に爪を切ってはならない」といった、古くからの風習の謎をひとつひとつ検証。また「夏越の祓」(...
◆知って納得!日本の風習の謎◆ 書名に「知れば恐ろしい」とありますが、実は「読めばためになる」ことがたくさん書いてあります。例えば「葬式には黒装束で参列する」「友引の日には葬儀を避ける」「夜に爪を切ってはならない」といった、古くからの風習の謎をひとつひとつ検証。また「夏越の祓」(なごしのはらえ)、「重陽の節供」(ちょうようのせっく)といった、日本の年中行事に秘められたミステリーについてもわかりやすく説明しています。読めば「なるほど!」と納得できます。
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おばあちゃんの知恵的なものも大切ですな。 (前書きより) 私たちは、根拠が曖昧な直感よりも、推敲を重ねた理性的判断の方がはるかに頼りになると”直感”するあまり、人類が何万年にもわたって育み、蓄積してきた本能的感情を軽視してはいないだろうか。
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「知れば恐ろしい」と言われているのに知りたくなってしまう、人間なら誰でもそうでしょう。 こわごわ読んでみました。 今でこそ、喪服といえば黒が当たり前ですが、古来、日本の喪服は白かったそうです。 基本的に日本人は、仏教伝来以前から性善説に近い思想を持っており、魂を本来的に汚れのな...
「知れば恐ろしい」と言われているのに知りたくなってしまう、人間なら誰でもそうでしょう。 こわごわ読んでみました。 今でこそ、喪服といえば黒が当たり前ですが、古来、日本の喪服は白かったそうです。 基本的に日本人は、仏教伝来以前から性善説に近い思想を持っており、魂を本来的に汚れのない清廉な存在と認めるからだとのこと。 アジアでは喪服は白いのだそうです。 確かに、お遍路さんなどの白装束は、死装束。死んだ人も見送る人も白い服を着ていたのでしょう。 それがなぜ黒になったかというと、明治維新による欧化政策として、西洋の葬祭儀礼にならってのだそう。 そこまで合わせなくても、と思いますが、手入れの簡単さもあって広まったそうです。 自分のご先祖様が、今の葬式を見たら驚くのだろうなあと思います。 盆踊りは、死者の再来を喜ぶものだと思っていましたが、正確には読経により地獄の扉が開き、大勢の死霊たちが喜んで地獄から出てきた様子が、両手を上げて踊っているような盆踊りの形式となったとのこと。 死者の真似をしているわけだと外国人に説明したら、不思議な風習だと思われることでしょう。 「友引」は、もともと「共引」であり、この日に葬式をしても友を引っ張るという意味は特にないとのこと。 また「仏滅」は、もともと「物滅」だったそうです。 時代を経て、字は変わっていくものなんですね。 よく会話では出てきても、はっきり意味がわかっていなかった「えんがちょ」。 これは「縁をちょん切る」という意味だそうです。 また、「指きりげんまん」の「げんまん」とは、「拳骨一万発」のことだとか。 そんなに暴力的で恐ろしい言葉だったとは。 また、「花いちもんめ」の「もんめ」も、意味がわからずにいましたが、これは一匁(3.75g)という単位のことだとか。 子どもを取り合うあの歌は、口減らしのために売られた子の話かと著者は推測していました。 『怖い絵』ほどサスペンス味のある怖さではありませんでしたが、死と生がもっと隣り合わせだった昔の頃の慣習が、言葉に封じ込められて、今でも使われているということに気付かされました。 ただ、著者の推測による意味付けも多かったため、もう少し立証的なデータに基づいたものであればなおよかったです。
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この手のタイトルには、あまりにもテキトーな本が多い中、珍しく、内容の筋が通っていて、しっかりしている。
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「本当は恐ろしいグリム童話」(だっけ?)とかのようにワイドショー的好奇心を刺激するタイプの本ではないです。 俗っぽくなく真面目な作風。 ゆえにワクワク感を持って読めなかった。 大学の卒論のテーマを探してる人が読むと参考になるんだろうな~という感じ
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何故夜に爪を切ってはいけないのか、寝言へ返答してはいけないのか。 色々な迷信の『理由』が解説されています。 が、憶えているのはお萩が夏は夜船で冬が北窓、程度。 それ以外は、後半部分の解説に物語が付いているな~くらい。 ものすごく気になるものがない限り、へぇ…と思って終了な感じか...
何故夜に爪を切ってはいけないのか、寝言へ返答してはいけないのか。 色々な迷信の『理由』が解説されています。 が、憶えているのはお萩が夏は夜船で冬が北窓、程度。 それ以外は、後半部分の解説に物語が付いているな~くらい。 ものすごく気になるものがない限り、へぇ…と思って終了な感じかと。
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