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バッハの人生とカンタータ の商品レビュー

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2013/08/15

東日本大震災の後、最も聴かれた音楽がバッハだったとのこと。慰めと平安に満ちたハーモニー、調べが神を知らない日本人にも受け入れられたということだと思います。バッハは感動はするが、熱狂と興奮は無縁というのは言いえて妙です。心と体の調和を取り戻す音楽なのですね。カンタータ106番「神の...

東日本大震災の後、最も聴かれた音楽がバッハだったとのこと。慰めと平安に満ちたハーモニー、調べが神を知らない日本人にも受け入れられたということだと思います。バッハは感動はするが、熱狂と興奮は無縁というのは言いえて妙です。心と体の調和を取り戻す音楽なのですね。カンタータ106番「神の時は最善の時」は葬式の音楽とのこと。私も歌詞を読んで、「将来はぜひ!」と思った次第です。8声のモテット「恐るることなかれ、われ汝とともにあり」BWV228の説明も感動的です。バッハが幼少時に両親に死なれ、兄に世話になりながら、楽譜を盗み読みして学んだという人生など、前半期は驚きでした。またコーヒー、結婚カンタータなどのユーモアとお色気に富む音楽も驚きです。コーヒーが愛の媚薬と捉えられていた!分からないものです。

Posted byブクログ