人間失格 の商品レビュー

太宰治【著】

2015/03/19

青空文庫で読んだ。
どんどんダメになっていく人の人生を描いた物語。
どういう風に過ごしても、人生は過ぎていくのだなということを思わされる。

2014/08/13

10代で読んだ時は、道化も、照れも、青春の感覚的なものでちょっとわる気がしたが、30代になって改めて読んで、意味がわからん話と思った。

俺の理解力がないのだと思う。

話としては、小心者が出来るまでと、破滅していくまでの話。

最後はいい人と締め括るが、俺は全くいい人だとは思わなかった。

2013/12/09

過激な行為はあっさりした描写で、その代わり心情の描きかたがグロテスクなのが印象的だった。
あとはアスペルガーっぽいなあという印象で終わってしまった。

2013/12/07

いいね。ダメ人間。
誰しも自堕落な時期って有ってもいいと思うんだけど、主人公のように徹底してウジウジして堕落してって。夢のような人生かも。
何一つ生産性が無いけど、そんなダメ人間が世の中にいても良いと思うのは自分だけでしょうか。
仕事してなかったり、ヒモだったり、アル中だったりそんな人も、一生懸命な人と比較して、元気に生きてもらわなくても良いんじゃないかと。

2013/11/01

主人公の様に道化を演じて、自分をさらけださないでしか生きていけない人って、現代には結構多いんじゃないかと思う。
その原因が親に対する畏怖というか、自分が生きる為に、仕方無く身に付けた処世術であるが故に、何かやりきれなさを感じるし、今の時代にこそ多くの共感を得られると思った。

2013/09/28

重く深く暗い。人間の本質というか、どこまでも落ちていく感じ。
まさに鬱小説。
1948年に、これ書いた太宰治はすごいわ。
読むうちに、どんどん世界に入り込んでいく。
社会に出たら主人公と同じように、みんな道化になってるのではないか？と。
本当の自分と偽りの自分が交差していく、そんな感じ。
ヨシ子のところが一番凹んだ…
いや、本当はもっと落ちていくとこがあるんだけど。
ぶつけどころもなく、どーしよーもない
何とも言えない、もどかしさが残る作品。

2013/07/09

人間なんて！と、人間のいやーなところを見たくて読んだけど、意外と最後は救われた。第一章の奇妙さからだんだんと人間くささを感じられるようになったからかな。
わたしも含め誰もが持っているものを目に見える形で書かれているので、私が人間を信じ過ぎないためのストッパーには少なからずなる気もする。

2013/05/11

人間の根底にきっと誰しもが持っているであろう、エゴイズムが見えた。本当に誰しもが持っているはず。私もしかり。だと思った。

2013/04/05

どうしょうもない男の話としては面白いが、そこから何を汲み取って理解すれば良いのかわからなかった。私の理解力不足か…

2012/12/22

たしかにダメ人間だ！（笑）斜に構えて、言い訳して、繕って、本音はどんより沈んでゆくことには多少の共感はあるものの。下手に世渡り上手なのがいけないのかしら。ダメな人だー。