折れやすい部下の叱り方 の商品レビュー

渡部卓【著】

2013/06/29

折れやすい部下を育てるには、叱るのではなく、彼らの話に耳を傾け、共感を示す必要がある。つまり、上司のカウンセリング・マインドとカウンセリング・スキルが欠かせない。

カウンセリングには、「傾聴」「肯定的関心」「共感的理解」「非指示的アプローチ（＝自分で答を見つけさせる。」の４原則がある。

話を聴く技法には次の３つ。
１．同意を示してコネクトする
２．共感を示す
３．質問する

褒め言葉が行動変容を強化するので、面談は必ず部下をほめて終わる。

部下を叱る時、上司は自分が正しいという態度で接しがちだ。だが、上司がこだわるべきは「正しさ」ではなく、部下の行動や考えのどこがどう不適切なのかという「事実」である。

2013/02/09

■叱り方

A.カウンセリングには、「傾聴」「肯定的関心」「共感的理解」「非指示的アプローチ（＝自分で答えを見つけさせる）」の4 原
則がある。上司はこの4 つを実践すれば、部下に対してカウンセラー的な役割を果たすことができる。

B.傾聴の面談の際、部下が独りよがりな意見を述べても、上司は意見で対抗せず、「今の話を聴いて、戸惑っている」などと気持ちを表現する。こうした気持ちの表現だと相手への攻撃にならず、部下が反省する可能性が高まる。そして、ほめ言葉が行動変容を強化するので、面談は必ず部下をほめて終える。

C.部下を叱る時、上司は自分が正しいという態度で接しがちだ。
だが、上司がこだわるべきは「正しさ」ではなく、部下の行動や考えのどこがどう不適切なのかという「事実」である。