胸騒ぎの夜に の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
モンタナ州の森や馬や熊の描写がくわしく、人が熊に襲われる所や、近くに雷が落ちた時の描写に迫力があって良かった。その恐ろしさを語る一方で、熊がうろついてる山奥でテント泊して熊に襲われる。ツアーガイドなのにろくに天気予報をチェックせず、大雨で道が寸断されて下山できない等、細かい所にリアリティが感じられず残念。 殺人犯のチャドが憎めない感じの間抜けな悪党で、人食い熊から逃れて嵐の中せまい岩棚の下で四頭の馬と夜を明かし、馬糞の“あまりの臭さに鼻毛が燃えるかと”思い、アンジーを“おなじ目に遭わせてやりたい”と考えるのがアホすぎて笑ってしまった。 ヒロインが夜の森に逃げたところで、どこか骨折して低体温症になってヒーローに助けられてベッドインする展開が予想できたし、ヒロインの体にしか興味がないように見える鈍感ヒーローも好みではなく、ロマンス部分をあまり楽しめなかった。ラスト、結婚式をぶち壊されたトラウマを持つアンジーのために、デアが素敵な結婚式を挙げてあげるエピソードが良い。 「単純な話だ。アンジーの客のひとりがもうひとりを殺し、熊がそいつを殺し、アンジーが熊を仕留めた」
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ハンティング・ガイドのアンジーは、同じ商売を始めた軍隊帰りのデアに客を取られ、新たな場所でガイドを始めようとしていた。この場所での最後のツアーで殺人犯と人喰いクロクマがウロつく山の中、助けに来たデアと共に未曾有の嵐のため、山小屋に閉じ込められた。2年間アンジーを想い続けていたデア...
ハンティング・ガイドのアンジーは、同じ商売を始めた軍隊帰りのデアに客を取られ、新たな場所でガイドを始めようとしていた。この場所での最後のツアーで殺人犯と人喰いクロクマがウロつく山の中、助けに来たデアと共に未曾有の嵐のため、山小屋に閉じ込められた。2年間アンジーを想い続けていたデア。デアへの想い、ガイドの仕事、過去の結婚騒動で混乱するアンジー。2日間の閉鎖空間でのジリジリする2人の賭け引き。クロクマ×人間の描写が恐怖を煽る。殺人犯は自業自得な最期。エピローグが良かった。アンジーのお尻を褒めちぎるデアが◎!
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ガイド×ガイド トレッキングガイドのふたり、馴染みのない職業で興味深い。そして熊恐い。ごく少ない登場人物でこれだけ面白く出来るリンダ師匠さすが。
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負けず嫌いでハンティングツアーのガイドをしている女性アンジー・パウエル32歳と、同じガイドのデア・キャラハン37歳。2年前に退役してデアが戻って以来客が減って困窮しているアンジーだが、互いに相手が気になっている。 昔のリンダほど強烈な魅力はないが、楽しく読める及第点な作品。
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日本ではまずあり得ないシチュエーション。 映画を見てるようで面白かった。 自然は過酷ですね、ほんと・・・
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読みたい本 購入済み 読了 内容(「BOOK」データベースより) 亡父の跡を継ぎ、ハンティング・ツアーのガイドになったアンジー。だがライバルの出現で仕事が減り、家と土地の売却を余儀なくされた彼女は最後のツアーに出る。が、山中で客が同行者を銃殺、アンジーまでも狙われる羽目に。その...
読みたい本 購入済み 読了 内容(「BOOK」データベースより) 亡父の跡を継ぎ、ハンティング・ツアーのガイドになったアンジー。だがライバルの出現で仕事が減り、家と土地の売却を余儀なくされた彼女は最後のツアーに出る。が、山中で客が同行者を銃殺、アンジーまでも狙われる羽目に。そのうえ獰猛な熊に遭遇して嵐のなか逃げていると、そこへ商売敵のデアが現われる。突然の登場に驚くも、足を負傷した彼女は彼におぶられて山小屋にたどり着く。衝突ばかりしていたが、ひそかに想いを寄せ合っていたふたりは次第に打ち解け、彼がその場にいた理由を知るやアンジーは…。 熊怖いです。においまでしてきそうだった。 人がどうとか、ハンティングがどうとか、アンジーのトラウマがどうとか、デアの過去がどうとかどうでもよくなっちゃう人食い熊の迫力。 ええ、はくと思います。 ロマンスがどこかに行っちゃった1冊でした。 Prey by Linda Howard
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"肝っ玉が据わった、鋼の根性を持つ彼女"と、その彼女とのきつい毎日が待ちきれないというタフなヒーローとの脱出劇。ヒロインの人物像が面白い。2012.11
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