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I KILL GIANTS の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2015/12/08

最初の数ページで何回も寝てしまい3度目のトライで読了。最初は眠かったけども読み進めていく内に話の展開に持っていかれ眠気が覚めました。巨人とのバトルものかと思いきや巨人との戦闘描写は後半までほとんどなく、巨人の存在を周囲に信じてもらえず、葛藤する少女の物語でした。心が温まり、今を生...

最初の数ページで何回も寝てしまい3度目のトライで読了。最初は眠かったけども読み進めていく内に話の展開に持っていかれ眠気が覚めました。巨人とのバトルものかと思いきや巨人との戦闘描写は後半までほとんどなく、巨人の存在を周囲に信じてもらえず、葛藤する少女の物語でした。心が温まり、今を生きる僕が忘れてしまった純粋な少年心をもう一度思い返させてくれました。

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2013/01/25

外務省主催の第5回国際漫画賞において最優秀賞受賞作。外務省ってそんなこともしてるんだね。日本のマンガに影響を受けた海外コミック、という印象。題材は日本っぽいんだけど、ストーリーの展開は海外っぽい。広義のセカイ系なのかな。

Posted byブクログ

2013/01/17

むかし岩波や評論社などから出ていたYA小説を思い出させ、目新しくはないが、こういうテーマは語り直すことそれ自体が重要なのかも。 Amazonのレビューに「タイタンの正体が何なのか、それに打ち勝つ武器が何なのか分からない」というマイナス評価があったのだけど、たしかにそこらへんはや...

むかし岩波や評論社などから出ていたYA小説を思い出させ、目新しくはないが、こういうテーマは語り直すことそれ自体が重要なのかも。 Amazonのレビューに「タイタンの正体が何なのか、それに打ち勝つ武器が何なのか分からない」というマイナス評価があったのだけど、たしかにそこらへんはややピンぼけしているかもしれない。しかし父親の不在とか、いろいろ伏線があるので、そんなに違和感はない。むしろ、主人公がなぜ死を魔術的な考えに頼るかたちで忌避するようになったのか、その動機付けが、RPGにハマってるから、以上のものがなくて弱いかも。「テラビシアにかける橋」などと比較すべきか。

Posted byブクログ

2012/12/16

 万能感や防衛といった主人公の心理過程が読み取り易い作品だろうと思う。構成としては単調な印象を受けるが、この分かり易さがこの作品には必要で、その面白さの一部を受け持っているのだろう。  子どもの空想の重要性、そしてその幻想が一度崩れることの必要性が見えるそんな作品。

Posted byブクログ

2012/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家庭の問題でトラウマを持って、自分の世界に閉じこもりがちになった少女が、現実のメタファーとしての妄想に立ち向かって、自分の心と折り合いをつける…というよくある展開のお話。 なんだけど、5年生(10歳くらい?)の女の子に男の子的な趣味と行動(妄想が引き起こしたものとはいえ)を付与したところがいい。破天荒な言動と、決定的な瞬間での違和感を払拭してくれている。ルーン文字やTRPGといった、知ってるとニヤリとできる小ネタも多い。 何より、主人公バーバラが恐れ対決する「巨人」の正体が、ほぼ誰にも訪れる悲しい(そして年端もいかない少女には残酷な)現実であることが、物語をぐっと深いものにしてくれている。 日本ではやりつくされたタイプのお話かもしれないけれど、いわゆる「泣き」の展開が好きな人には楽しめるのではないかと。

Posted byブクログ