富士山うたごよみ の商品レビュー
富士山をモチーフにしたユニークな絵と、二十四節気にちなんだ俵万智の短歌。初めて短歌に触れるなら、子規や白秋などよりこちらの方が親しみをもてそう。
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俵万智さんの短歌が絵本に♪ 先日読んだ『サラダ記念日』から、多くの短歌が選ばれている。はじめて短歌に触れる子どもへ向けた絵本ということで、一つ一つの短歌に、俵万智さんから子どもへの文が添えられている。その言葉がまた素敵で✩.*˚ 絵は、グラフィックデザイナーのU.G.サトーさ...
俵万智さんの短歌が絵本に♪ 先日読んだ『サラダ記念日』から、多くの短歌が選ばれている。はじめて短歌に触れる子どもへ向けた絵本ということで、一つ一つの短歌に、俵万智さんから子どもへの文が添えられている。その言葉がまた素敵で✩.*˚ 絵は、グラフィックデザイナーのU.G.サトーさん。二十四節気の順に短歌が選ばれており、日本らしさを象徴する富士山をモチーフに描かれる。パワフルでユーモアのある絵が魅力的だ。 ひとつだけご紹介。 「世界には、小さいけれどたしかなことって、たくさんあるんだよ。たとえば虫を手の上にのせてごらん。どう？くすぐったい？それが生きているってことだよ。」 この文が添えられている短歌は、 「君の指から吾の指へ伝い来るてんとう虫のたしかな歩み」 である。 あぁ、そんな想いから生まれたうたなのだなぁ、としみじみと感じた。言葉の力ってすごいね。
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『富士山うたごよみ』 俵万智 短歌・文 U.G.サトー 絵 なんでしょうね〜、こちらの絵本。笑 コミカルさを帯びた富士山のイラストが続くんですが、添えられた短歌はちゃんと短歌なんです。笑 （そりゃそーだ、俵万智さんの歌ですものね。笑） 雨水（うすい） なんでもない会話なんで...
『富士山うたごよみ』 俵万智 短歌・文 U.G.サトー 絵 なんでしょうね〜、こちらの絵本。笑 コミカルさを帯びた富士山のイラストが続くんですが、添えられた短歌はちゃんと短歌なんです。笑 （そりゃそーだ、俵万智さんの歌ですものね。笑） 雨水（うすい） なんでもない会話なんでもない笑顔 なんでもないからふるさとが好き 「ねえ、ティッシュとって」「あれ、鼻水？風邪ひいた？」「ううん、たぶん花粉症」。そんな、なんでもない会話が心にしみるっていう感じ、わかるかなぁ。キミのふるさとは、どこ？ 添えられたイラストは、ティッシュ箱から一枚伸びた白い富士山。上から雨水？が注がれているような絵です。面白さがあります。 もう一つだけ。 穀雨 サ行音ふるわすように降る雨のなか 遠ざかりゆく君の傘 添えられたイラストには、雨が降り、大きな水溜り？に沈む富士山。少し出た山頂に座り、傘を刺して釣りする人。シュールな雰囲気がまたいいです。 立春も、啓蟄も、春分も、大暑も、立秋も、、、どれも素敵です。アップルパイも好きですね〜 なんとも愉しい、グラフィックデザインの富士山と短歌のコラボ絵本です♪(´∀｀*)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
俵万智さんの歌文画の絵本ですね。 短歌と文は、俵万智さん。 絵はＵ・Ｇ・サトーさん（1935年、東京生まれ、）グラフィックデザイナー、絵本作家。 二十四節気で紹介されています。 立春 春一番の思いよ届け 青空はあなたに続く色の会談中 雨水 なんでもない会話なんでもない笑顔 なんでもないからふるさとが好き 啓蟄 きみの指から吾の指へ伝い来る てんとう虫のたしかな歩み 清明 さくらさくらさくら咲き初め咲き終わり なにもなかったような公園 穀雨 サ行音ふるわすように降る雨のなか 遠ざかりゆく君の傘 立夏 自転車のカゴからわんとはみ出して なにか嬉しいセロリの葉っぱ 小満 今日までに私がついた嘘なんて どうでもいいよというような海 芒種 たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかおまえも飛んでゆくから 夏至 はなび花火そこに光を見る人と 闇を見る人いて並びおり 小暑 「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日 大暑 まだ何も書かれていない予定表 なんでも書けるこれから書ける 立秋 ワイシャツをぱぱんと伸ばし干しおれば 心ま白く陽に透けてゆく 処暑 幼子がビールの缶を抱きしめて ぷはっと笑う それは私か 白露 愛してる愛していない 花びらの数だけ愛があればいいのに 秋分 真下なる雲たっぷり太陽の光を吸って 輝くウール 寒露 皮ジャンにバイクの君を騎士として 迎えるために夕焼けろ空 霜降 さよならの形にススキが手を振って 駆け抜けてゆく風の輪唱 立冬 落ち葉踏む音を比べてあるくの道 しゃかしゃかはりり しゅかしゅかぱりり 小雪 雪のうえで駆けてゆく子らの長ぐつが マーブルチョコのようで ふるさと 大雪 湯からあげタオルでくるむ 茹でたてのホワイトアスパラガスのようだね 冬至 一年は短いけれど 一日は長いと思っているクリスマス 小寒 何層もあなたの愛に包まれて アップルパイのリンゴになろう 大寒 「寒いね」と話かければ 「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 以上の二十四首に、二十四節気の説明と俵万智さんのコメントが寄せられて、Ｕ・Ｇ・サトーさんの素敵な富士のユーモアあふれる絵が添えられています。 絵本ですが、大人も充分楽しめる楽しい作品ですね。
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俵万智さんの短歌と、U.G.サトーさんの絵のコラボが素晴らしい！短歌からイメージした、色んな富士山の絵に、感動ため息が漏れました。 富士山が日本の山で良かった！
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俵万智さんの日常を彩る短歌の良さが出ていてよかったです 俵万智さんの短歌をもっと読みたい！と思いました あまり短歌に馴染みがなくても、子供でも楽しめるようにひとことコメントがあるのも良かったです 短歌を咀嚼してからコメントを見るとより楽しめそうなので短歌と離れた場所にコメントして...
俵万智さんの日常を彩る短歌の良さが出ていてよかったです 俵万智さんの短歌をもっと読みたい！と思いました あまり短歌に馴染みがなくても、子供でも楽しめるようにひとことコメントがあるのも良かったです 短歌を咀嚼してからコメントを見るとより楽しめそうなので短歌と離れた場所にコメントしてあるといいな〜
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毎ページの富士山モチーフがステキ♪ 俵万智さんの「サラダ記念日」も懐かしい。 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で桃太郎がよんでいたなぁ。
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二十四節気の一つ一つに隠れ富士山が。 俵万智さんのうたも全てマッチ♪ あの懐かしいうたもあってテンション上がります
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おなじみ俵万智ちゃんの短歌がセレクトされています 入門編って感じですね U.G.サトーさんの富士山が、面白い感じになっています 何で富士山？っていう感じはありますが（＾_＾）；
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Thema 歌 短歌 俵万智 四季 二十四節気 富士山 この本、欲しい！！ 手元に置いて、時々見たい。 俵万智さんの短歌が、二十四節気のひとつひとつに照らし合わせられて登場します。 そこに、U.Gサトーさんの面白い絵。どれも富士山なんだけど、どれも富士山じゃない。 ぶら...
Thema 歌 短歌 俵万智 四季 二十四節気 富士山 この本、欲しい！！ 手元に置いて、時々見たい。 俵万智さんの短歌が、二十四節気のひとつひとつに照らし合わせられて登場します。 そこに、U.Gサトーさんの面白い絵。どれも富士山なんだけど、どれも富士山じゃない。 ぶらんこにうす青き風見ておりぬ 風と呼ばねば見えぬ何かを (春分) これが一番好き。 見えないものを歌っているから、何かは風ではないかもしれないと思える。 ドキドキする。 そうそう、トトロで初めて風の正体を知った時の納得と同じ気持ちを持ちました。 名前をつけてやるって歌があったなぁ。
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