精神療法の基本 支持から認知行動療法まで の商品レビュー
CBTをベースにした本で、各疾患に関してのエビデンス屋アプローチが分かりやすく書いてあって、とても良かった。
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精神療法について医師側の視点で広く書かれている本になっています。患者との信頼関係を築く必要性や各症状におけるアプローチが書かれています。また、日本とアメリカの精神療法の違いなどがあって勉強になりました。 本の多くがインタビュー(対話)形式で書かれており、読みやすく感じるような構成...
精神療法について医師側の視点で広く書かれている本になっています。患者との信頼関係を築く必要性や各症状におけるアプローチが書かれています。また、日本とアメリカの精神療法の違いなどがあって勉強になりました。 本の多くがインタビュー(対話)形式で書かれており、読みやすく感じるような構成になっています。
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精神療法の現状が、とてもわかった。また、多くの日本の精神科医が、直ぐに薬を与え、改善が見られなければ、安易に薬を変えるといった精神科医が、薬物依存性であるとの表現に、至極納得した。また、アメリカと比べ、医師を養成するキッチリとしたトレーニングプログラムがないことにも驚かされた。堀...
精神療法の現状が、とてもわかった。また、多くの日本の精神科医が、直ぐに薬を与え、改善が見られなければ、安易に薬を変えるといった精神科医が、薬物依存性であるとの表現に、至極納得した。また、アメリカと比べ、医師を養成するキッチリとしたトレーニングプログラムがないことにも驚かされた。堀越先生の進めるCBT(認知行動療法)が、普及するには、まず医療行政が改善される必要があると感じる。日本人は、考え方と感情の区別がとても苦手な国民であることを理解が、精神療法の入口でとても大事である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
医師のための精神療法の基本を学ぶ本とのこと。ランバート(1992)は精神療法の治療効果のうち、技術的な部分は15%のみで、残りは治療関係やプラセボ、偶然など外的な要因が占めることを明らかにした。その中でも関係要素が30%を占めるので、いかに治療関係を作っていくかが、外来治療が精神療法かすることにつながるという内容である。ただし、その論文は前半1/3までで、著者が行動療法家であるため、残りの各論はそれぞれの疾患に対する行動療法的治療についての解説と米国と日本の精神療法教育の違いについての解説に当てられている。
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