移民の宴 の商品レビュー
2012年刊。もっと新しい本も探したが、「移民問題」ではなく人々の生活にフォーカスしたものはあまり見当たらなかったので貴重な本。様々なコミュニティのパーティに参加した気分になり、彼らを身近に感じることができる。子どもたちにも読んでほしいところだが、2000年問題や東日本大震災後の...
2012年刊。もっと新しい本も探したが、「移民問題」ではなく人々の生活にフォーカスしたものはあまり見当たらなかったので貴重な本。様々なコミュニティのパーティに参加した気分になり、彼らを身近に感じることができる。子どもたちにも読んでほしいところだが、2000年問題や東日本大震災後の状況など、少し前の日本を知らない若い人には理解しづらい箇所があるので、大人向けとしておすすめする。子ども向けの本も別途探したい。
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日本に住んでいる移民の人たちの生活を全然知らなかったことに気づく一冊。 あと、紹介されているご飯を食べてみたくなる。
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日本に住んでいる外国人の食生活に密着していて、とてもおもしろかった。 こんなにおもしろい、楽しい人たちがたくさんいるんだー。 東日本大震災を経験をした人もいて、日本人でも大変だったのに、しんどかっただろうなーと思った。 しかし、美味しそうな料理がたくさん出てきて、これを日本で食べ...
日本に住んでいる外国人の食生活に密着していて、とてもおもしろかった。 こんなにおもしろい、楽しい人たちがたくさんいるんだー。 東日本大震災を経験をした人もいて、日本人でも大変だったのに、しんどかっただろうなーと思った。 しかし、美味しそうな料理がたくさん出てきて、これを日本で食べれるんだ!!作るの大変な料理もたくさんあり、よく作れるなと感心してしまった。 ほんとおもしろい! 個人的には、高先生がどうなったのか、気になる。。。
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日本に住む外国人の食事をテーマにしたルポルタージュ。高野秀行さんの著書を読むのはこれが初めてだったが、肩肘張らない気楽な読み心地で、書いてあることはすごく面白いのに「どうだ!」感はほとんどなく、読んでいる間ずっと楽しかった。取材対象のことを書きながら、取材する側であるご自身も透...
日本に住む外国人の食事をテーマにしたルポルタージュ。高野秀行さんの著書を読むのはこれが初めてだったが、肩肘張らない気楽な読み心地で、書いてあることはすごく面白いのに「どうだ!」感はほとんどなく、読んでいる間ずっと楽しかった。取材対象のことを書きながら、取材する側であるご自身も透明人間じゃないので当然登場するのだが、そのバランスが心地良かったのかもしれない。 どの章も、感じ入ったり笑ったりしたところがそれぞれあったが、その中から選ぶ「特に面白かったところ」をメモ。 ・どんなときでもギャグを忘れないフィリピン人女性アメリアさんの言葉「津波で美しいものは何もかも流された…。残ったのは私だけ。いちばん美しいものが残った」にプッと噴き出す高野さん ・気取ったおフランスに対する敵愾心からの、取材を経ての和解という、高野さんの内なるストーリー風に仕立てたエンタメ性の高さ ・時間にルーズで堪え性のない盲目のスーダン人男性アブディンさんと高野さんの「馬鹿のかぎりを尽くして」きた十年来(当時)の友情物語 ※ahddamsさんに「オススメありますか?」とお聞きして教えていただいた本でした。ありがとうございます!
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日本に住んでいる外国人の食生活を取材したルポルタージュ。取材対象の国籍は11ヶ国に及び、食生活だけでなく、宗教、文化、思想の学びになった。 さらに、外から見た日本も学べた。“目先だけ変えて本質的な部分はいっこうに変えようとしない”のが日本の傾向という主張には、一理あると思う。 ...
日本に住んでいる外国人の食生活を取材したルポルタージュ。取材対象の国籍は11ヶ国に及び、食生活だけでなく、宗教、文化、思想の学びになった。 さらに、外から見た日本も学べた。“目先だけ変えて本質的な部分はいっこうに変えようとしない”のが日本の傾向という主張には、一理あると思う。 著者ならではのユーモアあふれる記述も随所に見られ、「主夫」生活のくだりは面白かった。 また、登場する外国人達もユニークで、特に盲目のスーダン人アブディンさんの頭の良さには驚かされた。
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10年も前のルポなので、今はまた事情が変わってるだろうけど、それでも興味深い内容だった。ちゃんと取材されてて、生の声が聞けた印象。和食を作るほうが楽ちんという人が多いのは意外だった。でも、確かに普段の和食は素材を活かしシンプルに調理する。簡単で短時間に出来るというのも納得。
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「高野秀行 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 講談社 2012年」古本。最高に面白い。日本に定住する外国人の食にまつわるエピソード。タイ寺院、イラン、フィリピン、フランス、中華学校、沖縄系ブラジル人、インド人、ムスリム、ロシア、朝鮮族、スーダン。食いたい物ばかり
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興味を持てるか不安に思いつつ読みはじめたが、それぞれ物語があり、文化的興味をそそられるだけでなく、じんとくるところがたくさんあった。 どのご飯も美味しそう。
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本書が書かれた 2012年には日本に暮らす外国人の割合は 約 1%とのことだが、2019年現在は約 2%、260万人以上の外国籍の人が暮らしている。宗教や食習慣の違いから独自のコミュニティを形成するケースも多く、鶴見の沖縄系ブラジル人コミュニティや西葛西のインド人コミュニティ、成...
本書が書かれた 2012年には日本に暮らす外国人の割合は 約 1%とのことだが、2019年現在は約 2%、260万人以上の外国籍の人が暮らしている。宗教や食習慣の違いから独自のコミュニティを形成するケースも多く、鶴見の沖縄系ブラジル人コミュニティや西葛西のインド人コミュニティ、成田のワットパクナム寺院(タイ)などは現地文化と日本文化が融合して何だかよくわからないものを生み出している。そんな国内の外国を、数々の外国取材経験を持つ高野秀行がルポする。多国籍時代の日本を生きる現代人にとっては必読の一冊。
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おもしろかったけど食にあんまり興味がないので肝心の料理部分は読み飛ばしてしまった。 どこもけっこう女の人が大変そうだなー。
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