いとしの悪党 の商品レビュー
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面白かった~!スパダリ攻も癒されて好きだけど、この、本当に元が繊細なだけにひねくれまくった「悪党」である田上が、お坊っちゃんで世間知らずで何事にもポジティブで悩みなんかないでしょっていう、最も嫌いで苦手なタイプになつかれて……って言う展開が、ぐいぐい読ませる。 「お坊っちゃん」である行人くんは実は、田上さんに比べれば世間の荒波に揉まれてはいないけど、ポジティブで冒険心があるのはおじいちゃん譲りなんじゃないかなぁ。 田上さんの、世間を渡っていくために武装してきた心が行人くんのキャラによって困惑しながらも元々持っていた几帳面で真面目な姿を取り戻し、行人くんに惹かれて柔らかくなっていくところがすごくいい✨ 逆に、ポジティブである意味人間関係に縛られてないはずの行人くんが田上さんに惹かれて行くがゆえに独占欲とか嫉妬、いなくなったらどうしようという不安というダークサイド(w )に目覚めるのもきゅんきゅんした。 お仕事と恋愛と、バランスが絶妙❤️指輪は、できたらうっかり行人くんが見つけて田上さん焦る‼️みたいのも見たかったかも~
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すごく面白かった! 李丘さんの作品では一番かも。 スピンオフなので多少前作と被るのですが、読んでなくても大丈夫だと思います。もちろん前作もおもしろいです。 今回のCPは、ゲイで小悪党な詐欺師の男×資産家の御曹司です。 読み進めるうちに、これ、受攻逆!?って一瞬あわてましたが、...
すごく面白かった! 李丘さんの作品では一番かも。 スピンオフなので多少前作と被るのですが、読んでなくても大丈夫だと思います。もちろん前作もおもしろいです。 今回のCPは、ゲイで小悪党な詐欺師の男×資産家の御曹司です。 読み進めるうちに、これ、受攻逆!?って一瞬あわてましたが、ちゃんと合ってました。 そのくらい男同士対等な関係のBLで、新鮮っだった。 っていうか、今後リバーシブルになっちゃううんじゃ・・・と思わせるくらい、受の器が大きく思考が計り知れません。 ストーリーとしては、受が通う大学に聴講に来ていた攻を見とめて、なぜか惹かれ、悪い男と感じ事実騙されてもどうしても友人になりたいと追いかけ執着しまくります。 追い掛け回される攻は、「馬鹿かこいつ」と思いながらも、計算づくの関係でしか人間関係を築けないため、無償の想いに戸惑い苛立ち撥ね付け、なんとか逃げようともがきます。 人を信じられない攻の心をどうしても開かせたい受。 けなげ受といえばそうなのですが、妙に図太いのでむしろ受を思いやって離れようとする攻の方がけなげで繊細です。 最後は甘々だったし、大満足です♪ リンク作品(こちらが最初です) 「空を抱きしめる」
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「空を~」の続編ですが、私はこっちのが倍面白かったかな。受けが超ポジティブで、ぐいぐい読まされた感じでした。なので、攻めのが可愛く見えてしまった・笑 「空を~」の田上のが断然悪党で、こっちは狼狽える悪党だったけど、そこがまたよかったです。あと、大学時代の田上がなにげにエロくて男前...
「空を~」の続編ですが、私はこっちのが倍面白かったかな。受けが超ポジティブで、ぐいぐい読まされた感じでした。なので、攻めのが可愛く見えてしまった・笑 「空を~」の田上のが断然悪党で、こっちは狼狽える悪党だったけど、そこがまたよかったです。あと、大学時代の田上がなにげにエロくて男前!ラブラブになったふたりの小話も読んでみたいです♪
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▼あらすじ 先見に長けて計算高く、ひねくれ者の田上。裕福で純粋な行人を傷つけてやろうと近づくが、思いがけず懐かれてしまい…!? *** 田上(攻)と行人(受)、交互に視点が変わるのでお互いの気持ちの変化が分かって面白かったです。 見事に性格が正反対なので二人の掛け合いでちょっとクスリとしてしまった部分も(笑) とにかく見た目ふわふわ系男子の行人に振り回されてしまう悪党になりきれない悪党の田上が個人的にはツボでした。 なので田上の唸りながらのキスはニヤニヤが止まらなく、それと同時にもどかしくて く〜っ!焦れったい!と思いながらひたすらページを捲ってました(笑) あと、何気に行人のお祖父さんが良い人というか、後ろを向けば後悔でも前を向けば教訓に変わる…みたいな名言を残してて地味に感動…。 心理描写もしっかりしているし、二人が成長しながら気持ちを変化させていく様子もきちんと描かれているので唐突感もあまり無く、最後まで楽しく読む事が出来ました。 ヨネダコウ先生のイラストも相変わらず素敵です!
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目新しい感じで面白かった。 後半、田上の心境変化をもっとじっくりやってくれたら良かったかなと思います。
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この先生の本は数冊しか読んだことないけれど、いつも登場人物の名前に『意味、メッセージ』がある気がするんだ、たまたま読んだ本がそうだったのかもしれないけれど。 ヨネダ先生のイラストが素敵です。
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自分がこんなに攻視点で物語に共感したのって初めてかもしれない。 しかもロクデナシ攻に。 裕福な家庭に育ち、何でも器用にこなし、端正な容貌と明晰な頭脳を兼ね備えた行人。 人当たりの良さと『何でも出来て悩みなんてなさそう』なんていう自分の上っ面だけ捉えた周囲の評価にいちいち傷ついたりしない強かさも持ち合わせている。 ある日、行人は教室の最前列を陣取り、講義に没頭する男、田上に目をとめる。 ふとしたきっかけで言葉を交わすようになるが、誰とも馴れ合わず、どこか斜に構えている田上の辛辣な物言いさえ新鮮で、次第に興味をひかれる。 田上の方はと言えば、行人は最も嫌いなタイプだった。無視してしまわなかったのも、根底には悪意があったから。 田上は金を集めていつか事業を起こし、生まれながらに恵まれた人間の上に立って見下してやりたかった。そのために人を騙したり、傷つけたりすることに罪悪感なんてない。騙される方が悪いのだと。不遇だった自分の生い立ちを言い訳にして。 行人から金を騙し取って行方をくらましたのは、次第に行人に興味を持ち始めた自分に危機感を覚えたせいでもある。 田上の裏切りに、あぁやっぱりと思う反面、たかが300万円程度の価値で切り捨てられてしまった自分に行人は衝撃を受ける。 でも行人がただの深窓のお坊ちゃんではないのは、ここからものすごい執着心を見せるところ。それはもう、田上にして『最悪のストーカー』と言わしめるレベル。ついには居所を突き止める。 警察には訴えない代わりに、自分の片腕となって一緒に会社を起こして欲しいと、半ば脅迫めいた提案を持ちかける行人。 行人が飽きるまで付き合ってやると観念した田上。 行人の夢みたいな発案を現実的なレールにのせていく田上。 実はお互いが最高のパートナーなのだということに気付き始める。 悪意すらも飲みこんでしまう行人の鷹揚さに、愛されて育った者だけがもつ揺るぎのない健やかさに、そのしなやかな強さに、好感以上の感情を抱き始めた田上は動揺する。 いつか自分は激情にまかせて行人を壊してしまうのではないかという恐れ。それすら凌駕するほどの破壊衝動。 再び田上は行人の前から去る決意をする。 やっと自分の片腕として手に入れた田上が自分の元を去ろうとした時、行人は自分の執着心の正体を思い知る。 そして再び、追いかける。追いかける。 田上への自分の気持ちを自覚してからの行人は、それはもう、とんでもない誘い受だ。卑怯だッてくらい。 悪党だったはずの男が、あっという間に毒気を抜かれて、すっかり懐柔されていく図はなんとも微笑ましい。 こうと決めたら愛することを疑わない行人とぎこちなく愛を乞う田上はなんだかんだいって結構いいカップル。 悪い男の話だったはずなのに、不思議と気持ちの良い読後感。
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こちらはスピンオフですが、前作を読まなくても一応大丈夫。 悪党なのに悪党になりきれない田上を、自覚がないのにずっと思い続ける行人は、実は大物なんではなかろうか。
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