クロテン の商品レビュー
北国からの動物記シリーズの「クロテン」 獣医師の竹田津実(たけたづ みのる)は北海道で家畜診療所で勤務しつつ持ち込まれた野生動物の治療や、観察も行っていた。 ある時病気のタヌキの治療のため薬を入れた餌をベランダに出しておいた。 タヌキはやがて「退院」していったんだが、すると「あれ...
北国からの動物記シリーズの「クロテン」 獣医師の竹田津実(たけたづ みのる)は北海道で家畜診療所で勤務しつつ持ち込まれた野生動物の治療や、観察も行っていた。 ある時病気のタヌキの治療のため薬を入れた餌をベランダに出しておいた。 タヌキはやがて「退院」していったんだが、すると「あれ?いつも出ているご飯はないの?」と家を覗き込んでくるお客さんがいるではないか、そう、クロテンくんだ。(写真で、本当にガラスの扉の中を覗き込むクロテンの姿が撮られている/笑) ならば餌はちょっと出すけど観察させてね。 こうしてクロテンの生態系、住処、求愛行動、他の動物との戦いやじゃれ合いが語られていくんだが、文章がかなり面白いし、写真は可愛いし、楽しくなるような一冊になっている。 クロテンはちゃっかりしている可愛いやつだなと感じた。 …このシリーズの『エゾシカ』を読んだので、そのエゾシカが駆除されていたのはちょっと寂しい。まあその死骸は他の動物達のレストランになって自然に返っていくのだけれども。
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大変綺麗なしゃしんと温かな文章でつづられており、好感を持ちました。 愛らしいジャンプや、天敵クマタカ、いたずら好きのエゾリス、エゾタヌキ等など、 結婚式ごっこは大変興味深かったです。
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