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旅猫リポート の商品レビュー

4.4

897件のお客様レビュー

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2024/05/20

サトルとナナの旅のお話。 ほっこりしたり、涙が出そうになったり… 素敵な作品でした。 また読みたいと思います!

Posted byブクログ

2024/04/04

猫好きにはたまらない感涙必死の小説! 心優しいサトルと猫のナナの強い絆の物語。 人によっては涙が出るような場面でセンチメンタルになりすぎず、優しい物語だったなーという感想を最後に持てたのは、サトルの相棒が犬でも猿でもキジでもなく、マイペースな猫だったからだと思う。 猫を「やんご...

猫好きにはたまらない感涙必死の小説! 心優しいサトルと猫のナナの強い絆の物語。 人によっては涙が出るような場面でセンチメンタルになりすぎず、優しい物語だったなーという感想を最後に持てたのは、サトルの相棒が犬でも猿でもキジでもなく、マイペースな猫だったからだと思う。 猫を「やんごとない事情」で飼い続けることができなくなるため、新しい飼い主を探すことになる訳だが、最初は「人間の都合でペットを手放すなんて(怒)」と複雑な感情になる。しかし比較的早い段階で、その「やんごとない事情」が何か分かってくる。 この結末が分かってしまうことは、本書を読み進めることに何ら支障はなかった。 ハラハラやドキドキは無いが、本書の醍醐味は猫と飼い主が織り成すあたたかさや優しさを素直に味わうことにある。 猫視点で話が進んでいくのも、微笑ましくて好きでした。

Posted byブクログ

2024/03/28

 ネコの動作、あるあるです。確かにそんな風に思っているのかなと思うようなところが随所に。ほんのりといい話でした。

Posted byブクログ

2024/03/16

猫が好き(現在も飼っている)だし、有川浩さんも好きな作家だし…ということで読んでみた。 いや〜、泣きました。アラカンのオヤジが本読んで泣くなんて思ってもなかった。 猫好きなサトルがナナを手放すことを考えた段階で、その理由の予想がついてしまったり、誰目線で語られているのかわから...

猫が好き(現在も飼っている)だし、有川浩さんも好きな作家だし…ということで読んでみた。 いや〜、泣きました。アラカンのオヤジが本読んで泣くなんて思ってもなかった。 猫好きなサトルがナナを手放すことを考えた段階で、その理由の予想がついてしまったり、誰目線で語られているのかわからなくて違和感を感じる部分があったり、といった気になる点はあるが、泣かされたのだから⭐︎5つの評価とせざるを得ない。(ただ同じ作者なら個人的には『レインツリーの国』の方が好き。『レインツリー…』は何回か読み返しているが、この『猫旅…』は読み返さなくてもいいかなと感じる。) まあ、本を読んで泣くなんて体験ができたのだから、出会えてよかった一冊である。

Posted byブクログ

2024/03/10

学生時代1度読んだことがあるけれど、猫を飼い始めた今読むと、ナナを手放さなきゃ行けない悟の心境に近くなり嗚咽しながら読んだ。 ナナが、旅先で出会う動物たちと話しているのも可愛いし、お高くとまりながらも悟のことが大好きなのがすごく胸にきた。 猫好きも犬派も読むべき1冊

Posted byブクログ

2024/02/21

2/22は猫の日。 ということで、猫の日特集の本棚から何となく選んでみた本。 有川浩は好きな作家の1人なので、いずれは読み当たったのだろうけど、このタイミングで読むことになったのは何か引き寄せられたのかなと思う作品だった。 主人公のサトルと、偶然出会った猫のナナが旅を通してサトル...

2/22は猫の日。 ということで、猫の日特集の本棚から何となく選んでみた本。 有川浩は好きな作家の1人なので、いずれは読み当たったのだろうけど、このタイミングで読むことになったのは何か引き寄せられたのかなと思う作品だった。 主人公のサトルと、偶然出会った猫のナナが旅を通してサトルの人生を振り返っていく構成。旅の最後は、文字通りの最期を迎えることになるのだけど、その終着までの作りが丁寧だった。章を追うごとに人物との回想を通じてサトルがどんな人物かわかっていく。ナナが旅を通じてサトルについて知り、深くつながっていくのに、読み手である自分も一緒になっているような感覚。 昨年、自分にとって大事な人が亡くなった。一年かけてようやくその死に寄り添えるようになってきたなと感じている。一緒に見たもの、一緒に聞いたもの、食べたもの、多ければ多いほど思い出すことも増える。自分の好きなものや好きな場所を伝えることで自分が生きてた証になるし、思い出の場所がたくさんある方が、存在を感じる機会も増える。 これから、今自分にとって大切な人たちと思い出を増やしていきたい。そう思った。

Posted byブクログ

2024/01/31

図書館の読書室で涙が零れた。 猫のナナと、人間のサトルが最期まで一緒に生きる話。 ナナは「サトルの猫」なのだと言う言葉が、飼い主とか猫の所有者とかそういう意味ではなく、なんというか魂そのものが「サトルの猫」なんだと言うのが感想。

Posted byブクログ

2023/12/30

本のカバーが可愛かったので、年末癒されたく読むことに! 猫を飼ったことは ないけれど、ナナの喋り口調が可愛いし、サトルとナナの関係性が良かった。旅をして行くなかで、サトルの生い立ちが徐々に分かっていく。厳しい境遇のもと育っているのだが、サトルとナナの人生は幸せに満ちていた。後半 ...

本のカバーが可愛かったので、年末癒されたく読むことに! 猫を飼ったことは ないけれど、ナナの喋り口調が可愛いし、サトルとナナの関係性が良かった。旅をして行くなかで、サトルの生い立ちが徐々に分かっていく。厳しい境遇のもと育っているのだが、サトルとナナの人生は幸せに満ちていた。後半 涙が溢れたが、読後感が素敵な1冊だった。

Posted byブクログ

2023/12/21

野良猫だったナナを保護して5年間暮らした後に事情で手放すことになり貰い手を探し友人宅を訪ねる話なんですが猫好きならば、手放すって言葉聞いただけで号泣必須なのでもうこれは作者の確信犯的号泣作品だと感じてしまいました。 ♪飾りじゃないのよ涙は フッフ~ って中森明菜なら強がったかもし...

野良猫だったナナを保護して5年間暮らした後に事情で手放すことになり貰い手を探し友人宅を訪ねる話なんですが猫好きならば、手放すって言葉聞いただけで号泣必須なのでもうこれは作者の確信犯的号泣作品だと感じてしまいました。 ♪飾りじゃないのよ涙は フッフ~ って中森明菜なら強がったかもしれない。 1人暮らしの悟が愛猫を手放す理由など天地が裂ける程のことしか考えられないわけでしかも5年間も一緒にいたとなると猫時間では20年一緒に過ごしたことになるのだから耐え難い別けれのはず。 小学校、中学校、高校時代に知り合った友たちを訪ね語られるエピソードはナナに聞かせてるようで益々離れずらくなる。悟の境遇は周りからみれば不幸の塊のようにみえるのですが本人は少しもそれを感じていないし感謝している。いるんですよねたまにこうゆう人、自分の痛みには鈍感で神経ないのかって思えるのに、人の痛みはビシバシ感じちゃう人って、どんなけんいい人なんだって思うとここでも涙が溢れる訳で作者のコズルさを感じてしまう。 だから私は必死にこらえて読んだんです。できるだけたあいもないことに目を向けて。銀色のワゴンとか、海や山、初めて乗ったフェリーとか、雨の境にかかった虹とか、真っ赤なナナカマドの実とか...。 後首を摘まんで持ち上げて、後ろ足をたたんでファイティングポーズをとる猫はネズミを捕る猫だって知らなかったけど、ナナがそういってるんだから信憑性ありそうですね。

Posted byブクログ

2023/12/09

悟の人生にはこんなにも素敵な人達が関わってくれて、最高な人生の旅だったという事が伝わってくるお話でした。 自分は死ぬ事がわかっても、悟のように悲観的にならずに、周りの人達の事を思いやる余裕があるだろうか。 不意に告げられた両親との関係、経緯を聞いた事は結果的に悟がどう生きていくか...

悟の人生にはこんなにも素敵な人達が関わってくれて、最高な人生の旅だったという事が伝わってくるお話でした。 自分は死ぬ事がわかっても、悟のように悲観的にならずに、周りの人達の事を思いやる余裕があるだろうか。 不意に告げられた両親との関係、経緯を聞いた事は結果的に悟がどう生きていくかの道標になっていたように思います。

Posted byブクログ