会津春秋 の商品レビュー
2023.12.16〜12.25 友達っていいね。 どこの出なんて、関係ないんだよね。 どんなことがあっても、分かり合える、心の支えになれる。 本当は重たい話だと思うけど、この人が書くと違う重みが出てくる。やっぱり、この作家、好きだな。
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こちらの本、ブクログ登録日は2015年6月10日ですが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年8月14日)書きます。 著者、清水義範さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 清水 義範(しみず よしのり、1947年10月28日 -)...
こちらの本、ブクログ登録日は2015年6月10日ですが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年8月14日)書きます。 著者、清水義範さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 清水 義範(しみず よしのり、1947年10月28日 -)は、日本の小説家。 中学時代からSFファンで、同人作家として自身でSF同人誌を発行。半村良の面識を得て、大学卒業後、半村の勧めで上京し半村に師事。1977年からソノラマ文庫を活動の場とし、『宇宙史シリーズ』などSFを中心に多数のジュブナイル作品を発表した。 次に、こちらの作品の内容は次のとおり。(コピペです) 会津の下級武士・新之助は、西洋砲術を学ぶため、全国から秀才が集まる象山塾に入門するが、放物線やら火薬量の計算やら、ちんぷんかんぷん。同じく新参者の薩摩藩士・八郎太とは、歳も数学が苦手なのも一緒で意気投合、互いの藩の内情すら語りあう仲に。だがまさか、好きになる女まで一緒とは…。幕末の動乱期、友として時に敵として交わり続ける男たちの生き様を、清水流の視点で軽快に描く。
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清水さん、こういう作品ホントに上手い。星5つにしようと思ったけど、自分が清水さんの作品に馴染みすぎてて甘い自覚はあるので4つに。 ストーリーの下敷きになった史実は重い筈なのに、それを軽やかに爽やかに書ききる筆致の妙。
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会津と薩摩の若い藩士が象山塾でであい、無二の親友となるも、幕末〜維新の世ゆえ敵味方の地に別れ、要所要所では偶然必然の再会で酌み交わしつつ、それぞれの人生をいきぬいてゆく物語。終点は西南戦争。 主人公が松平容保公の近習ということで、上の立つものの苦悩を間近に描ける一方で、名もない周...
会津と薩摩の若い藩士が象山塾でであい、無二の親友となるも、幕末〜維新の世ゆえ敵味方の地に別れ、要所要所では偶然必然の再会で酌み交わしつつ、それぞれの人生をいきぬいてゆく物語。終点は西南戦争。 主人公が松平容保公の近習ということで、上の立つものの苦悩を間近に描ける一方で、名もない周りに流されていくしかない立場の藩士の目からみることで、歴史上の大事件も淡々とえがかれ、かえってリアルな読後感。清水義範らしく登場人物がさわやかで前向きだし、主人公の夫人が先見の明を持った考え方で主人公を支えているのもよかった。 ふだんは歴史小説はほとんど読まないけれど、「新撰組!」「篤姫」「龍馬伝」「八重の桜」などの幕末モノ大河のサイドストーリーとして、参考書としてたのしくぐいぐい読める一冊だった。
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会津藩士の秋月新之助は、佐久間象山の塾に入門し、薩摩藩士の橋口八郎太と意気投合し、友情を深めていく。そして、八月十八日の政変、禁門の変、戊辰戦争、西南戦争までが描かれる。ある時は味方、ある時は敵、けれども藩という枠を超えた友情。ラストは一抹の寂しさがあったけど、すがすがしい気分。
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なんだか表紙がホモくさ・・・ 沖田と西郷どんみたいなビジュアルですね、どっちが会津でどっちが薩摩なのかすぐにわかる。 佐久間象山の塾で知り合った、会津藩と薩摩藩の二人の若者が、敵になり味方になり、武士の世が終わって近代化の道を歩む激動の時代を生きていくお話。 実に淡々と語られて...
なんだか表紙がホモくさ・・・ 沖田と西郷どんみたいなビジュアルですね、どっちが会津でどっちが薩摩なのかすぐにわかる。 佐久間象山の塾で知り合った、会津藩と薩摩藩の二人の若者が、敵になり味方になり、武士の世が終わって近代化の道を歩む激動の時代を生きていくお話。 実に淡々と語られている。 くるくるとねじれるDNAのらせん構造のような、二人の立場。 決して交わることなく、傍から見れば、勝ち組と負け組を交代しながらも、それぞれの藩士としての生き方を貫いていく。 そして、その友情は最後まで変わることはなかった。 その一方で、主人公の奥方の、近代的でドライな考え方もいいなあ~と思う。 読もうと思ったきかけは大河ドラマではなく、天地明察が会津と関わり深かったから。
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歴史モノが好きなのに いまひとつつかみ難かった幕末から明治初頭の勢力図が お陰で理解できたかも。 小説としてはひっかかりの無さが物足りなかったけど 『解りやすい』書かれかたは、さすが『せんせい』って感じ。
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いま話題の会津の話です! 幕末の歴史と繋がって展開されているのでわかりやすく、会津藩の苦労や会津・薩摩の関係など興味深く、なかなか面白かった一冊です! 会津に行ってみたくなりました(^^)
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2009年に書き始めたから,大河ドラマに乗っかったんではないだろうけど~秋月新之介が象山塾に通うのは会津藩主・松平容保に西洋兵法を伝えるためだが,詳証術が苦手で明確に劣等生だ。津軽藩が買う大砲の試し打ちをするというので,上総姉崎に来てみたが,同じように手持ちぶさたにしている男に真...
2009年に書き始めたから,大河ドラマに乗っかったんではないだろうけど~秋月新之介が象山塾に通うのは会津藩主・松平容保に西洋兵法を伝えるためだが,詳証術が苦手で明確に劣等生だ。津軽藩が買う大砲の試し打ちをするというので,上総姉崎に来てみたが,同じように手持ちぶさたにしている男に真ん中で堂々としていろとアドバイスしたが,火薬を増量して大砲が破裂し,頭と足に怪我を負わせてしまった。男は薩摩の橋口八郎太という同じ年で,見舞いに行って親しくなった。劣等生同士で話が弾み,小伝馬町に住む塾を手伝っている旗本・馬場の妹に両者とも心を寄せているのが分かった。大地震が起き,馬場家の下敷きになって娘は死に,二人の青春時代が終わった。次に会ったのは新之介が京都守護代となった容保に従ってからで,八郎太は西郷に従っていたが,島流しとなって,京の薩摩屋敷に勤めていたのだ。宮城占拠を狙った長州を薩摩の援軍で撃退したが,孝明天皇が崩御し,西郷が京に出てきて,薩長同盟が成立し,敵同士となった。江戸に戻った新之介を大阪商人に変装して訪れた八郎太は,会津が長州に攻められるよりも薩州に攻められた方がマシだという。鶴ヶ城に籠城した会津藩士は一月持ちこたえ,長州が来る直前に降伏した。廃藩置県で青森に移った後,妻の勧めで東京に出た秋月は,大尉となった八郎太に出会って,巡査の職を得た。征韓論で敗れた西郷が鹿児島に移ったのに同行して,八郎太も薩摩に戻り,薩摩の挙兵にも加わった。一方の新之介も警察隊として熊本に赴き,田原坂で再会を果たしたが,八郎太は銃弾に倒れた~会津の長州に対する憎しみはまだ残っていることを知って,敵同士にならざるを得なかった若者二人を描く気になったらしい。駄作だね
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幕末から明治初頭、後に敵同士となる会津と薩摩の青年の交遊。 うーんと、大半は、幕末から維新、戊辰戦争、西南戦争というあたりを時系列につらつらつら~っと紹介していく流れです。 妙に物知りで物わかりの良い主人公二人が、会話で「そうか、つまり○○は××ということなのだな」とゆうカンジ...
幕末から明治初頭、後に敵同士となる会津と薩摩の青年の交遊。 うーんと、大半は、幕末から維新、戊辰戦争、西南戦争というあたりを時系列につらつらつら~っと紹介していく流れです。 妙に物知りで物わかりの良い主人公二人が、会話で「そうか、つまり○○は××ということなのだな」とゆうカンジで教えてくれます。 ほとんど、それだけ(という印象)。 「御一新」後から西南戦争あたりまでの、いわゆる「賊軍」に属していた旧藩士たちの苦労が紹介されているあたりは、ちょっと興味深かった。
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