学歴・競争・人生 の商品レビュー
吉川徹さんはどこでも同じことを言ってる。 巻末にあった通り、学歴社会の実情を広く知ってほしいという願いか。
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自分の中で当たり前だった学歴について、就職してから考えることも多かったが、改めて語ってもらったという印象。文章はわかりやすいようでいて、なかなか読み進めにくかった。 <内容メモ> 義務教育→入試がなくなるかも。韓国では、高校の試験をゆるやかにしたところ、大学での競争が激化。 親の教育熱心さには、親の学歴によってかなり明瞭な差異がある。教育学者の苅谷剛彦さんは、著書で努力にも階層差があると指摘。入学試験の突破が難しい学校に入るための努力、その努力できるかどうかということ自体が、社会階層の影響を受けている。 大卒と高卒の人数は半々くらい。しかし、大卒と高卒はあまり接点がない。高卒は世界的に見て低学歴じゃない。成人を18歳にすればローンを組んで大学に通える。
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日本の教育問題シリーズはやっぱり読みやすい。 学歴とか入試とか、身近な話題だけど なかなかじっくり考えたことはないから いろんな面から観ていくのって、おもしろい。 高校生か中学3年生くらいで、将来を考えて読むといいな。
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このシリーズは、めっちゃ読みやすくて良心的な作品が多い。 帯にある「学校では教えてくれない、人生ゲームのルールを説明しよう!」がかっこいい。 前半が中村さんで学歴社会、受験という制度の分析、後半が吉川さんで学歴が将来にどう左右するのか、を書いている。 特に印象に残ったのは、大卒と...
このシリーズは、めっちゃ読みやすくて良心的な作品が多い。 帯にある「学校では教えてくれない、人生ゲームのルールを説明しよう!」がかっこいい。 前半が中村さんで学歴社会、受験という制度の分析、後半が吉川さんで学歴が将来にどう左右するのか、を書いている。 特に印象に残ったのは、大卒とそれ以外でかなり待遇やイメージが変わってきてしまうこと。そんな社会であること。 あとは吉川さんのいう学歴分断、親の学歴再生産の割合が六五%程度まで高まっていること。 大学にいると、その大学の友達が多くで、それは当たり前とも言えるけど、やっぱほかの場にいるひとたちとも関わりたいし、そういう場は社会にとっても必要なんちゃうかな、と思った。
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現代の学歴にまつわる事柄が丁寧に解説してあります。とりわけ大学全入時代と言われる現在、大学に進学することのデメリットやリスクについては、高校生のうちに知っておくべき(親や教員は伝えるべき)かと感じました。
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・やはり学歴社会。学歴は世代を超えていく。 Richは学歴高い。poorは学歴低い。の絶対原則はある。 ・学校は高いレベルに身をおくべき。いつの間にか染まってしまうので。 ・フリーターは20代まではいいが、その後をどのように生きるのか?
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「第5章 人生の選択肢」が気になったのでまず読んでみた。教育社会学をそれなりに学び、大卒就職し30代半ばとなった今の自分にとってはリアリティがあり、自分も10代後半の人には伝えたいことが分かりやすく書かれていた。ただ、本全体の読者ターゲットが(このシリーズの他の本でも感じるが)い...
「第5章 人生の選択肢」が気になったのでまず読んでみた。教育社会学をそれなりに学び、大卒就職し30代半ばとなった今の自分にとってはリアリティがあり、自分も10代後半の人には伝えたいことが分かりやすく書かれていた。ただ、本全体の読者ターゲットが(このシリーズの他の本でも感じるが)いまいち絞り切れていない感じがする。この本はまずは先生や保護者が読んで、それを生徒や子どもにどう展開するかが実際の使い方だと思う。
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今の教育や雇用の状況を分かりやすく解説してありました。やみくもに夢を見ると痛い目に合う…そんなことを言っているのかな?と読む前は思っていましたが、大変論理的に夢を見る方法が書かれているように感じました。 大人である私たちは、彼らに夢を見ることを進めながら現実も少しずつ教えなけれ...
今の教育や雇用の状況を分かりやすく解説してありました。やみくもに夢を見ると痛い目に合う…そんなことを言っているのかな?と読む前は思っていましたが、大変論理的に夢を見る方法が書かれているように感じました。 大人である私たちは、彼らに夢を見ることを進めながら現実も少しずつ教えなければ、無責任だろう。という話はそうだよなぁ〜と思う反面ちょっと寂しいですね。夢に敗れた若者が再起できるチャンスがあればいいんだけど…。
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