決定版 「軽症うつ」を治す の商品レビュー
社会生活は一応できているが、心の中は苦悩に満ちている状態を「軽症うつ」と定義し、セルフコントロールの重要性、性格、思考、認知など様々角度から対処法、治し方について綴られています。 自宅安静においては「ダラダラ期」「活動期」「復職期」の三つに分けて説明。特に「ダラダラ期」に...
社会生活は一応できているが、心の中は苦悩に満ちている状態を「軽症うつ」と定義し、セルフコントロールの重要性、性格、思考、認知など様々角度から対処法、治し方について綴られています。 自宅安静においては「ダラダラ期」「活動期」「復職期」の三つに分けて説明。特に「ダラダラ期」については、やるべきこと、やってはいけないこと、うまくできない人へ、もたらされる心の身体の変化、と分けながら要点をまとめていて、わかりやすく納得できました。著書は10年前に出版されており、以降に出された著書も順次読んでみたいと思います。
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軽症うつの原因として性格的な要因が大きいとやはり感じた。 すぐに自分の性格を変えることは難しいかもしれないが、 脱完璧主義 まあいいかの考え方 自分を客観的にみること(具体的には自分が感じている不安や気持ちは自分の中で勝手に作り出しているものであり、それとは別に客観的にみた自分の...
軽症うつの原因として性格的な要因が大きいとやはり感じた。 すぐに自分の性格を変えることは難しいかもしれないが、 脱完璧主義 まあいいかの考え方 自分を客観的にみること(具体的には自分が感じている不安や気持ちは自分の中で勝手に作り出しているものであり、それとは別に客観的にみた自分の評価を意識すること) が大事であると感じた。 あと休職中に焦って将来に向けて勉強をすることはない、そんな時間は復帰してから十分にあるという言葉が今ちょうど休職中の身としては心に残った。
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『まあ、しょうがない』.『まあ、いいか』の言葉とともに、客観的な自分を保つことが大切ととかれ納得し、気が楽になった。 後は睡眠、胃腸、便通の維持、運動など、の生活リズム、体調を整えることが大切ということに気づかされ、具体的な方法が教えられている。 実践していきたい。
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最近言われている「軽症うつ」について様々な角度から分析した一冊。 うつ病に発症してからではなく、その前のうつ状態をどう克服すべきかという点において非常に勉強になった。
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P.111-114 愛されたい心理について読んで、フロム「愛するということ」春日武彦「自己愛な人たち」思い出す。バランス。 主観的/客観的思考とか、落ち込むことは楽とか、見えないことが恐怖とか、大変分かりやすい。しかしこの本のセルフコントロール術って、ごくごく当たり前の健康管理術...
P.111-114 愛されたい心理について読んで、フロム「愛するということ」春日武彦「自己愛な人たち」思い出す。バランス。 主観的/客観的思考とか、落ち込むことは楽とか、見えないことが恐怖とか、大変分かりやすい。しかしこの本のセルフコントロール術って、ごくごく当たり前の健康管理術なんですが…それが当たり前じゃなくなってきていることが精神疾患増加の原因だと分かります。身体の問題と密接に関わるという指摘も重要。自分の生活にも取り入れられることたくさんありました。
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「軽症うつ」になった人はどんな考え方をしているのか、「軽症うつ」になったらどのような身体症状が出てくるのか、「軽症うつ」を治すためにはどのくらいの期間をかけて、どのような生活をすれば良いのかといったことが書かれている。 最近言われる「うつ」の中でも、「新型うつ」とは全然別の、...
「軽症うつ」になった人はどんな考え方をしているのか、「軽症うつ」になったらどのような身体症状が出てくるのか、「軽症うつ」を治すためにはどのくらいの期間をかけて、どのような生活をすれば良いのかといったことが書かれている。 最近言われる「うつ」の中でも、「新型うつ」とは全然別の、いわゆる従来型の生真面目で完璧主義でネガティブ思考をする人のかかるタイプの「うつ」について述べられている。今月の残業時間が82時間になって(でも土曜のタダ働き出勤もしたし、毎朝始業開始の1時間前から仕事をしていることを考えれば100時間くらい超えているんじゃないかと思ってしまう)、どうにもしんどく、仕事も自転車操業状態なので、いい加減「軽症うつ」になってしまうんじゃないかと思って、転ばぬ先のつえで読んだ本。 なるほどと思ったのは、「落ち込むことの楽ちんさ」、「落ち込むことの心地よさ」(pp.104-11)という部分。これは、あるかもしれないと思った。あとは落ち込むことで周りの同情を買うとか。また、ふだん子どもを相手に仕事をしているが、「疾病利得」という言葉を初めて知った。そんな言葉がちゃんとあるんだ。 「血」とか「気」とかいう話が出てくるのは意外で、実は著者は東洋医学(漢方)が専門だということが分かった。個人的にはこういう話はとっつきにくい。さらに長期間をかけるというのもなかなか受け入れ難く、こうならないための予防的な話をもっと聞きたかったなあと思う。考え方を改めよという話が結構出てくるが、ポジティブ思考をするのはやっぱり難しい。かと言って上から目線の本でもないので、悪い本ではないのだが、全体的には物足りない印象だった。(13/04/28)
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受け身で「治してもらおう」ではダメ。日頃から心と身体のバランスに気を配りセルフコントロールしていくこと。 食事・運動・メンタルなセルフコントロールが必須になってきている、ということ。
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「軽症うつ」とは、仕事や生活環境、人間関係の問題でうつ状態になったものと定義しています。 抗うつ剤だけではよくならないので、薬に頼らないで外部要因の調整や個人のストレス対処能力の強化が治療につながるということです。 実際の治療については 1. 身体から入るセルフコントロール。 2...
「軽症うつ」とは、仕事や生活環境、人間関係の問題でうつ状態になったものと定義しています。 抗うつ剤だけではよくならないので、薬に頼らないで外部要因の調整や個人のストレス対処能力の強化が治療につながるということです。 実際の治療については 1. 身体から入るセルフコントロール。 2. 思考回路を修正する。 3. 自宅安静の仕方。 後半の治療は、ほとんど普通のうつ病の対応と変わりません。 身体疾患が3週間入院すれば重症というのに、自宅とはいえ3カ月療養しても軽症と言えるのか疑問ですが、軽症と言うことで「うつ」になった方の気持ちを軽くする意味があるのかもしれませんね。 通常のうつ病の治療では、抗うつ剤を適宜服用していただきながら森下先生のアドバイスのようなアプローチを行うと思います。
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