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その場小説 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2014/04/22

流れるように不思議なことが起こって、夢の中みたい。ほんとに即興なんかなーってくらい面白くて、ほんとに即興なんやろな!ってくらい生っぽい。

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2013/04/21

いしいさんのすごいところは、つきることなく、泉のように物語が湧いているところ。その場小説は、ライブで物語を書きながら朗読するらしいけど、何も出ずに困ることはないらしい。あっぱれ。

Posted byブクログ

2013/03/02

+++ 54の「その場」で生まれた即興短編集。 2007年12月、それは六本木ではじまった。六本木のアートカフェイベントで自作の朗読を頼まれたいしいしんじは、"既に自分が知っている話をもう一度読んでも面白くない"と思った。そして、その場でちょっと、小説を書き...

+++ 54の「その場」で生まれた即興短編集。 2007年12月、それは六本木ではじまった。六本木のアートカフェイベントで自作の朗読を頼まれたいしいしんじは、"既に自分が知っている話をもう一度読んでも面白くない"と思った。そして、その場でちょっと、小説を書きながら声に出して読んでみた。楽しかった。それから、鉛筆だけを持って、呼ばれたらどこにでも出かけていき、「その場」で小説を書き、読むという独自のスタイルで執筆活動をするように。2012年9月の金沢、そして駒場にいたるまで54の物語を生み出してきた。東京の書店、京都のお寺、大阪の銭湯、神奈川のギャラリー、長野のカフェ、高知の植物園、瀬戸内海の小さな島、茨城の公園、大分のストリップ劇場、沖縄の市場、北海道のカフェ……その場の人々、その場の空気、その場の風景からインスピレーションを得て紡がれた風変わりで心温まる54の物語。 +++ その場その場の「気」を読んで物語を紡ぎだす。そんな臨場感あふれる小さな物語がぎっしり詰まった一冊である。ひとつひとつの物語は、そのときその場で生み出されたものでありながら、同じ場所で生まれた物語同士は繋がっているようであり、まったく別の場所で生まれた物語同士も、どこか深い深いところで繋がっているように思われる。ときにあたたかくすべてを包み込むようであり、ときにチクリと胸を刺す。たくさんのちいさな光の粒が寄り集まって、形を変えながら生き続けているような心地のする一冊でもある。

Posted byブクログ

2013/02/18

いしいさんとか、川上弘美さんの本(一部除く)をちゃんと読むと、すごく時間がかかる。 白昼夢を見せられてるようにつかみどころがなくて。 この手の本をうまく読めるようになるにはどういう特訓をすればいいんだろう? 好きなんだけど難しい。 どれが本当でどれが嘘か、どれが現実でどれが夢か、...

いしいさんとか、川上弘美さんの本(一部除く)をちゃんと読むと、すごく時間がかかる。 白昼夢を見せられてるようにつかみどころがなくて。 この手の本をうまく読めるようになるにはどういう特訓をすればいいんだろう? 好きなんだけど難しい。 どれが本当でどれが嘘か、どれが現実でどれが夢か、みたいな。 しっかり読まないとどんどん流されておいて行かれてしまう。

Posted byブクログ

2013/02/17

この場所、もうすぐなくなるの。だからなにか催しをひらきたくて。ねえしんじくん、あたらしいもの書いて、朗読してくれない、そう住吉さんがいった。いいですよ、僕はこたえた。

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