官僚がバカになったから日本は「没落」したのか の商品レビュー
焼き鳥屋でキャリア官僚の悪口を言っているサラリーマンは、やっぱり官僚に期待している。そして本物の官僚を目の前にすると、きっと優秀なんだろうなと思ってしまう。 インフレは金余りで、デフレはモノ余り。 必ず雇用が生まれる政府支出は、医療費、公共事業、そして公務員を増やすこと。
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よくありそうな官僚バッシングものとは一線を画す本。官僚擁護一辺倒でもなく、批判一辺倒でもない。前者はどこか納得できないし、かといって後者は行き過ぎた感がしていた。この本は、私が探していたような、建設的な官僚批評がされている。 「官僚が~だから日本は没落したのか」とテーマが設け...
よくありそうな官僚バッシングものとは一線を画す本。官僚擁護一辺倒でもなく、批判一辺倒でもない。前者はどこか納得できないし、かといって後者は行き過ぎた感がしていた。この本は、私が探していたような、建設的な官僚批評がされている。 「官僚が~だから日本は没落したのか」とテーマが設けられ、大学生、知識人、元キャリア、現役キャリア等との対話取材を基に考察を深めていく。そして最後の章のタイトルは、いままでの章と一味異なったものになっている。これまでの取材を総括し、ひとつの提言がなされるのだ。 扱われているのは官僚の能力だけではない。問題となっていることが実は民間企業でも変わらないといった示唆があったり、政治の歴史を振り返る場面があったりと勉強になることが多かった。最近の日本で問題になっていることは何だろう?何か読んでみよう。こんな人にお勧めできるのでは。
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