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言語芸術・言語記号・言語の時間 新装版 の商品レビュー

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2018/08/18

――私は身振りをしたり、ぶつぶつ呟いたりしながら歩きます――まだほとんど言葉がありません――この呟きを妨げないように歩みを遅くしたり、そうでなければ歩みに合わせて呟きを速くしたりします。こうしてリズムの構造が描かれ形が決まってきます。それが詩の基礎であり、詩のなかを繰り返し流れて...

――私は身振りをしたり、ぶつぶつ呟いたりしながら歩きます――まだほとんど言葉がありません――この呟きを妨げないように歩みを遅くしたり、そうでなければ歩みに合わせて呟きを速くしたりします。こうしてリズムの構造が描かれ形が決まってきます。それが詩の基礎であり、詩のなかを繰り返し流れていきます。この基礎となる繰り返しのリズムがどこから来るのかはわかりません。私にとっては、それは音、物音、揺れの私の内部での繰り返し・・・・・・私が音によって示す現象の繰り返しなのです。(『言語芸術・言語記号・言語の時間』ヤコブソン)

Posted byブクログ

2014/11/04
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[ 内容 ] ロマン・ヤコブソン。 20世紀の「人文科学」を形成した独創的な思想家の一人として、革新的な言語科学の探求者・文学研究者・記号学者としての多様な側面を示す論考を集成。 [ 目次 ] 1部 時間の次元 2部 文法の詩と詩の文法 3部 詩と人生 4部 ヤコブソンの遺産 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ