ストーリィ・テラー の商品レビュー
グリム童話アレンジのお話。諸星氏とはまた違った趣。元々シニカルな作風と幻想的な作画をする高橋葉介氏らしい良作。
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『まんがグリム童話』に掲載されたホラー&メルヘンな短編連作マンガ。 奇妙な話を取材する女性編集者・九鬼奇句子には、 他人の記憶に介入することが出来るという特異能力があって、 情報提供者の話を聞きながら、その人を危機から救う。 ちょっと女性版・夢幻紳士のような雰囲気でもあるが、 あ...
『まんがグリム童話』に掲載されたホラー&メルヘンな短編連作マンガ。 奇妙な話を取材する女性編集者・九鬼奇句子には、 他人の記憶に介入することが出来るという特異能力があって、 情報提供者の話を聞きながら、その人を危機から救う。 ちょっと女性版・夢幻紳士のような雰囲気でもあるが、 あとがきに、連載を始めてから編集さんと打ち合わせしていくうちに、 なんとなく、若い女性のキレイな裸のシーンが増えてしまった、とある。 流血指数は低く、幻想的で艶めかしい作品集。 で、やはりあとがきで触れられていたが、 諸星大二郎が先に同じネタを扱っているので、比べられても嫌だなぁ、 と思った、とかなんとか。 かわゆいなぁ葉介センセ(笑) 料理の仕方が全然違うので、どちらも面白く楽しめますよ。 しかし、諸星グリム同様、 ペローの話が混ざっているところもご愛嬌。
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初期の設定にぞくっとくる気持ちよさがあったんだけど、路線変更はこの人の常だしなー。女体を描くと日本画的な流麗な線が際立つなあ。
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ちょっと一話ごとの展開が駆け足すぎるように感じましたが、 今までの作品と同様にホラーの中にちりばめられているユーモアが良いアクセントになっています。
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情けない話だが、元ネタの童話のいくつかは内容を知らなかった…。 しかし、見事なエログロだったなぁ。 まぁ、童話って元々グロいしエロくもあるから、ちょうどいいのかな? って、どういう感想じゃ。
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最近の高橋葉介作品、話のディテールよりもアイデアを生で見せるような感じが多い。今回は比較的軽めだが、あまりおちゃらけた話にもなっていなくて、ほどよい具合かな〜
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