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夏服パースペクティヴ の商品レビュー

3.1

48件のお客様レビュー

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2019/06/14

話の作りとしてはとてもよくできていると思います。時系列としては前作より前のようで、こっちの方が正統派かな。ただ、なかなか物語の中に入りきれず前半かなり読むのに苦労しました。終わりから三分の一くらいは一気に読まされる勢いがあったので生意気を言えば前半の運びにもう少し推敲の余地があっ...

話の作りとしてはとてもよくできていると思います。時系列としては前作より前のようで、こっちの方が正統派かな。ただ、なかなか物語の中に入りきれず前半かなり読むのに苦労しました。終わりから三分の一くらいは一気に読まされる勢いがあったので生意気を言えば前半の運びにもう少し推敲の余地があったのではないかと思います。前作を読んでいなくても問題なく、またこれを先に読んでも前作が楽しめるようにとても気を配っているのには感心しました。(もちろん前作が先の方がいいとは思いますが。)もし次が出たらまた読んでみたいです。 3作目を読むにあたって登場人物の復習にシリーズを再読。こちらも一作目と同様にあることがわかっていると登場人物たちの行動の不自然な部分に理由がきちんとついて再読ならではの楽しみ方ができました。ただもし4作目が出たとしてその時私はやっぱり登場人物それぞれの特徴を覚えていなくてまた再読することになりそうな気がします…。前半のまどろっこしい感覚は再読でもそのままで、それも読者を翻弄するのに上手く作用しているのだと思うのですがやはり読み返すのは少し労力が要ります。よくできた本格トリックだと思うので惜しいです。(2014/05/25再読)

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2018/10/10

内容紹介  私立都筑台高校2年生にして、廃部寸前の弱小映研部長の遊佐渉は、新進気鋭の女性映像作家・真壁梓が、夏休みを利用して行う、インディーズアーティストのビデオクリップの制作スタッフとして、撮影合宿に参加することに。そこには、卓越したセンスを見込んで渉が誘った、美貌の1年生樋口...

内容紹介  私立都筑台高校2年生にして、廃部寸前の弱小映研部長の遊佐渉は、新進気鋭の女性映像作家・真壁梓が、夏休みを利用して行う、インディーズアーティストのビデオクリップの制作スタッフとして、撮影合宿に参加することに。そこには、卓越したセンスを見込んで渉が誘った、美貌の1年生樋口真由の姿もあった。かくして、廃校となった中学校の校舎を改装して作られた山の中のスタジオでの合宿が始まるが、順調に進むかと思われた中、キャストとして参加していた女子生徒の一人が撮影中に突如倒れ込む……なんとその生徒の胸には、クロスボウの矢が深々と突き刺さっていた!?  真由は残された映像をもとに推理を始めるが、合宿は凄惨な殺人劇へと変貌してゆく――。 http://www.kadokawa.co.jp/sp/201210-02/

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2017/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

消失グラデーションの続編。樋口真由が探偵役。 渉という1学年上が出てきて、まゆにぞっこん。でも、まゆはねぇ。 最初は、クロスボウ使う猟奇事件だし。 監督・真壁梓の「みしゃこ」も、よく思いつくもんだなぁ、と。 最初のクロスボウは映画の中の予定された殺人。当然死んでない。が、天気悪くなり、孤島に取り残された状態になってくるにつれ、死体がでてくる。 複雑だし、ぱっぱと読み進めたり、先に真相見ちゃったり。で、桐野が「彼女がわたしのお母さんを殺したって確信できた」がわからん。→親切なサイトがあったのでわかった。彼女は美鈴だったんだね。言われてみれば、そんな記述が。 むずかしいわ。

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2016/04/06

最初の方は、どこに向かっているのかなかなかよめず、ちょっともどかしかった。 でも、最後の方で、急展開して、ちょっとびっくり。 けっこうグロテスクで、読了感はあまりよくなかったかも。 犯人の年齢設定も、意味があるようで、ないような。

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2016/01/11

このシリーズおもしろいよねえ。樋口と秋帆がとにかく可愛いよね。続編が出たら買うよ。単行本では買わないけど、文庫になったらね。

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2015/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっぱり密室とか建築系は上手くイメージ出来なくて苦手。それでも真相は凄いと思う。犯人の正体も。 真琴は真実が知りたくて美鈴に近づいたの? 美鈴は真琴のお母さんのことを知っていたの? 亜里沙が2人を殺したのは楽にしてあげたかったからなのか、あの状況でおかしくなってしまったからなのか。 大迫=広瀬の矛盾の正体にも吃驚。上手いなぁ。 佐織には説明しなかったんだろうか。 真由は器用だと思ってたから、家事出来ないの意外! 『消失グラデーション』で真由は転校生ってことは、この事件は『消失〜』の前に起きた事件だよね? 真由と渉のその後が気になる。秋穂との仲も。

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2015/01/23

名塚佐織さんが中途半端に終わった… あれだけ引きずり回してエンディングはここに行くのか。 なんか微妙な感じ。俺の感想も微妙だな(笑)

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2014/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公の学年設定から、「消失 グラデーション」の前日談にあたるが、事件の繋がりは全くない。冒頭のプロローグが衝撃すぎて、ストーリー展開になかなか入り込めないまま、過ぎてしまった。

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2014/11/29

 遊佐部長がまっとうな変態で読んでいて心地よい。  が、中盤がちょっと冗長だなぁと……犯人それでいいのかってなる。

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2014/11/29

長かった…前作はスルスル読めたのに、今回はなかなか読み進められず。 前半のカメラ技術の話とか、興味が持てなくて一度挫折しかけ、後半のトリックの複雑さに、疲れました。 トリックものの推理小説が好きな人なら納得のいくレベルなのでしょうか?突然に予定外のスーパー協力者が現れるのは、前作...

長かった…前作はスルスル読めたのに、今回はなかなか読み進められず。 前半のカメラ技術の話とか、興味が持てなくて一度挫折しかけ、後半のトリックの複雑さに、疲れました。 トリックものの推理小説が好きな人なら納得のいくレベルなのでしょうか?突然に予定外のスーパー協力者が現れるのは、前作と同じ。ここら辺がご都合主義的に感じるのですが。 しかも後味が悪い。どうせご都合主義なら、最後は救い出して欲しかった。 相当屈折した思いを抱えているはずの共犯者のその後も描かれず、3人の恋模様で終わられても、展開についていけてないので、すっきりしないなぁ。と思いました。

Posted byブクログ