死者の誘い の商品レビュー
題名が興味を惹かれたので、読んでみたが、ずいぶんと昔に書かれているので、文体と話の進め方が妻とのわかりきったような展開、周囲との展開で、飽きてきて、さらに、一番の関心である乗り移れれた墓の故人のサバティエの手記が、読んだ人の感想しか書かれていなくて、中の内容を詳細に書かれていなく...
題名が興味を惹かれたので、読んでみたが、ずいぶんと昔に書かれているので、文体と話の進め方が妻とのわかりきったような展開、周囲との展開で、飽きてきて、さらに、一番の関心である乗り移れれた墓の故人のサバティエの手記が、読んだ人の感想しか書かれていなくて、中の内容を詳細に書かれていなくて、不満であった。また、なぞの人物のハーバード、グランドルがどのような人物、家であるかも書かれていなくて、不満である。その家の近くにあるパン屋がその家の話をされて、不思議がり、知らない感じであるので、幽霊と思ったが、そうであるような、そうでないような、よく関係が理解出来ない。また、サバティエに変わったときに会った おばあさんがそのサバティエのことを後半になり主人公に語ったことから、以前の外見に直ったように思うが、そのおばあさんが非常な慎重さで、思慮深さで話したと書かれているが、実は、戻っていなくて、部分的かとも思ってしまう。 不満が残る本であった。これでは、題名が面白そうであるが、本国イギリスでも、人気がないことがわかる。退屈な本であった。
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墓地を散歩している間にうつらうつらしてしまい、目が覚めたら全く別の顔になっていたという男の話。そう信じ込んで読むけど、やはり中身は元の自分のままだからにじみ出るものがあり、「本人」の匂いが濃く漂う。だから周りも混乱するし、神経症の一種で片づけられる範囲ではないのかという憶測も語ら...
墓地を散歩している間にうつらうつらしてしまい、目が覚めたら全く別の顔になっていたという男の話。そう信じ込んで読むけど、やはり中身は元の自分のままだからにじみ出るものがあり、「本人」の匂いが濃く漂う。だから周りも混乱するし、神経症の一種で片づけられる範囲ではないのかという憶測も語られたりと、結局どっちなのどうなの?というもどかしさを主人公と共に体験したような気分になる。確かによくなっている(元の自分に戻る)ような気はするけれど、でもそれこそ「気」問題ならばやはり神経症だったのでは?と思わなくもない。その揺らぎが面白かった。
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東京創元社の2013年復刊フェアで購入。 怪奇幻想小説で有名なデ・ラ・メアの長篇。 解説にもある通り、デ・ラ・メアにしては解りやすいプロットでとっつきやすいのは確かだった。 ただ、個人的には長篇よりも短篇の方が好きかなぁ……。
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