呑めば、都 の商品レビュー
昭和51年初来日、お花茶屋にホームステイし高田馬場の大学に通い、共同トイレ・共同電話の生活をしている西荻窪の友人に会い・・・、そんな暮らしを始めたマイク・モラスキーさん。住めば、都。呑めば、都。ですね(^-^) 東京の居酒屋、詳しいですw。私は黄金の三角地帯、大衆酒場の聖地、赤羽...
昭和51年初来日、お花茶屋にホームステイし高田馬場の大学に通い、共同トイレ・共同電話の生活をしている西荻窪の友人に会い・・・、そんな暮らしを始めたマイク・モラスキーさん。住めば、都。呑めば、都。ですね(^-^) 東京の居酒屋、詳しいですw。私は黄金の三角地帯、大衆酒場の聖地、赤羽・十条・王子地区を中心に読みましたが。何曜日の何時であろうと、「呑み屋が開くまで」というフレーズは、赤羽では全く無用、必ずどこかの赤提灯が灯っている。
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図書館で。 うわ~。なんでこの人、母国語でもない言葉がこんなに上手なんだろう、ととりあえずびっくりする。すごいなぁ… 居酒屋(個人経営)は確かに女性一人では入りにくい感じ。特に場の雰囲気を壊してしまいそうって感じが。でも大分前だけれども浦安っ子の友人が近くの居酒屋に連れて行って...
図書館で。 うわ~。なんでこの人、母国語でもない言葉がこんなに上手なんだろう、ととりあえずびっくりする。すごいなぁ… 居酒屋(個人経営)は確かに女性一人では入りにくい感じ。特に場の雰囲気を壊してしまいそうって感じが。でも大分前だけれども浦安っ子の友人が近くの居酒屋に連れて行ってくれたことがあったけど… あそこの料理は何でも美味しかったな~ そして地元民に愛されていていつ行っても常連さんで満員って感じだった。 ああいう雰囲気はいいなぁって思うけど…でもやっぱり地元民じゃ無きゃ難しいんだろうな、なんて思ったりもする。ウン。
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たいへん良かった。呑み屋の本の顔をしながら中身は東京の本である。赤提灯で人々と交流をすることでツーリストからトラベラーになる、と。街を見る目が変わる本でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本は、アメリカ人が日本の居酒屋をこよなく愛してしまい、その居酒屋で呑み歩いて出会った、人達との出会いと愉快なエピソードを紹介している良書である。 今回、初めての試みをした。 この本と同音、同名の本(北村薫の『飲めば都』)と 同時並行して読んで、同時にレビューを書いているというバカな事をしている。(実際はあっち書いたり、こっち書いたりしている) で、どっちの方が面白い本かという事を比べると両方面白い。 こちらの本は、外国人から見た、日本人の可笑しさを書いているいて、実に日本人でも、ここまでして居酒屋に通い美味しい酒とツマミに幸せな気分に慕っている人はいないゾと唸らせるし、一方の北村本は、女性から見た、同僚と異性の男性のおかしな行動、飲兵衛の可笑しな行動を実にリアルに伝えていて、思わず、この話自分の過去の飲兵衛体験に有ったんじゃないか?と思い、思わず『都最高!』と叫んでしまった。 同時並行読書は成功のうちに終わって、 次回はどんな同名、同音作を読もうか、 今から楽しみになってきている。
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『菊と刀』のルース・ベネディクト然り、後継者に悩む稀少な伝統工芸を学ぶ留学生然り、そこいらの日本人よりもよっぽど日本の文化や歴史に精通した驚くべき外国人がいる。 この本の著者である、マイク・モラスキー教授もその一人。”赤提灯国粋主義”と自称するほど、日本の居酒屋文化をこよなく愛...
『菊と刀』のルース・ベネディクト然り、後継者に悩む稀少な伝統工芸を学ぶ留学生然り、そこいらの日本人よりもよっぽど日本の文化や歴史に精通した驚くべき外国人がいる。 この本の著者である、マイク・モラスキー教授もその一人。”赤提灯国粋主義”と自称するほど、日本の居酒屋文化をこよなく愛し、チェーン系ではない、個人経営のいわゆる大衆酒場への一本気を貫く。(コンビニのおでん売り場に安易に赤提灯を提げることに憤慨するほど) タイトルからは一見呑み歩き探訪エッセーのひとつに見えるのだが、ダイガクキョージュとだけあり、読み手を知的刺激させる素晴らしい名書(酩書?)であった。 およそ外国人と思えぬ、非常に巧みでユーモアに溢れた日本語の表現を交えながら、東京という都市(の中でもとりわけ”辺境”と思われがちな町)における酒場およびその周辺空間の機能や役割を、充分な”フィールドワーク”をもって文化人類学的あるいは考現学的に考察してみせている。 戦後の闇市や赤線疎開区域、旧軍用地等、所以あってそこに長年構える酒場がもたらす”場の作用力”を、酒場での人間観察にとどまらず、その地域の郷土史文献や文学作品、関係者をあたるまでする行動力にあっぱれ。
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ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/index-2.html 筋金入りの「ニッポン居酒屋ナショナリスト」 著者は、1976年(昭和51年)にアメリカから留学生としてやってきて、今は一橋大学社会学研究科教授。 専門は日本の戦後文化とくに文学...
ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/index-2.html 筋金入りの「ニッポン居酒屋ナショナリスト」 著者は、1976年(昭和51年)にアメリカから留学生としてやってきて、今は一橋大学社会学研究科教授。 専門は日本の戦後文化とくに文学。 在日歴、ほぼ30年。 「世界のどこに行っても、ニッポンの赤提灯にまさる呑み屋文化はあるまい!」と熱弁をふるう。 全国赤提灯千鳥足探訪協会東京本部副部長を自称する。 酒場での愛称はモラさん。 じつに奇特な御仁だ。
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居酒屋を愛するアメリカ人であり、日本文化研究者(一橋大学教授、この秋からは早稲田大学に移ったもよう)による居酒屋讃歌ともいうべき本。けっしてガイドブックなどではなく、すぐれた居酒屋論、街論でもある。居酒屋は街の歴史とともにある。かなり面倒くさい所の多い本ではあるが、そんな面倒くさ...
居酒屋を愛するアメリカ人であり、日本文化研究者(一橋大学教授、この秋からは早稲田大学に移ったもよう)による居酒屋讃歌ともいうべき本。けっしてガイドブックなどではなく、すぐれた居酒屋論、街論でもある。居酒屋は街の歴史とともにある。かなり面倒くさい所の多い本ではあるが、そんな面倒くささも含めて好きだ。わかる、という人にはわかるでしょう。 溝口、府中、西荻窪、国立など、自分にも馴染みのある街や店の登場には思わずにやっとしてしまう。クニタチに対する著者の複雑な心境はとてもよくわかるし、吉祥寺についての苦言にもそうだそうだと膝を打つ。大井町、赤羽、十条、立石など、自分にとっての未開の地にもいつか行って見たいものだ。でも、居酒屋で呑むという行為は観光地に行くのとはわけが違う。自分の生活圏で呑むのが一番だとも思う。 それにしても罪な本だ。これだけ飲み歩く事ができる時間と財力と体力があることがうらやましい。
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町場論でもある居酒屋の佇まいをこれでもか!と解説する。 学者だからか・・・、しっこいな、おぬし。さらっと呑むのが私は好き。
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日本在住20年のアメリカ人が書いた、東京近辺居酒屋探訪紀。 溝の口、国立、立川、赤羽、王子、十条、お花茶屋、立石の、主に立ち飲み居酒屋に一人で入って飲み、時にはそこで知り合った人とはしご酒をしながら、一人客にとって良い飲み屋を語る。 居酒屋の成り立ちには、その街、その通りの歴史が...
日本在住20年のアメリカ人が書いた、東京近辺居酒屋探訪紀。 溝の口、国立、立川、赤羽、王子、十条、お花茶屋、立石の、主に立ち飲み居酒屋に一人で入って飲み、時にはそこで知り合った人とはしご酒をしながら、一人客にとって良い飲み屋を語る。 居酒屋の成り立ちには、その街、その通りの歴史が欠かせない。 特に、戦後の闇市の名残の商店街の中の飲み屋、かつて、赤線、青線(この言葉は知らなかった)の並んでいた通りなどの背景描写が加わると、飲み屋にも奥行きが出てきて、お酒もおいしく感じられそう。 というか、読んでいると、溝の口、立川、赤羽の飲み屋に行きたくなる本。
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割と最近の新聞の読書欄で紹介されていたので気になって 市内の図書館で予約をして読んでみた。 名前の通りガイコクジンの筆者の居酒屋放浪記である。 夫が好きでBSで『居酒屋放浪記』を録画して見ているが この本は,居酒屋の紹介といっても、 少し,ただのグルメ本とは様子が違う。 大...
割と最近の新聞の読書欄で紹介されていたので気になって 市内の図書館で予約をして読んでみた。 名前の通りガイコクジンの筆者の居酒屋放浪記である。 夫が好きでBSで『居酒屋放浪記』を録画して見ているが この本は,居酒屋の紹介といっても、 少し,ただのグルメ本とは様子が違う。 大学で日本に留学して,日本語が全くわからないまま 赤い提灯に惹かれて居酒屋を初体験したのち、 居酒屋文化にはまり、自国アメリカに帰っても 居酒屋に戻りたくなり,居酒屋につくと、ほっとするそうです。 このモラスキーさんは、 1956年,アメリカ セントルイス生まれ。 社会学の教授でもある。 流暢な日本語でますます居酒屋タイムを 楽しんでいる事でしょう。 本の面白い所は、 魅力的な居酒屋の紹介もさることながら 店だけでなく,その土地の文化、歴史までも 興味を持って,時として図書館まで出向き 地形から,その町の歴史、どんな人が集ったかまで 興味を持って調べている所。 なので,かなりの数の居酒屋だけでなく, その他の古くからの店も 時には露地を通るたびに癒された 見知らぬ家の小さな庭まで、描かれているし、 どんな料理が人々に喜ばれたとか、 時代が変わり,どんな風に街の雰囲気が変わっていったかとか じっくりと,見つめて描かれています。 本人が赤くなった笑顔で日本人のおじさん達に囲まれて 美味しそうに酒を飲む様子が見えるようです。 『国籍も文化も母国語も、 世代も育ちも全く違うもの通しが ほんのひとときに過ぎないが、 ことばと杯をかわしながら,一緒に笑う。 これこそ赤提灯の醍醐味である。』(モラスキー氏)
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