日本探偵小説全集(7) の商品レビュー
どの作品も精神的な部分が主体となった お話ばかり。いつもの作品のように密室も無いけど、コレはコレで面白い。この時代だからこそ書けた作品って感じです。
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(収録作品)網膜脈視症/睡り人形/就眠儀式/緑色の目/文学少女/柳桜集跋/折蘆/永遠の女囚/新月/月蝕/わが女学生時代の罪/バラのトゲ
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アンソロジーにて3本ほど短編を読んで以来、木々高太郎はずっと気になっていた作家だった。 特に、この全集にも収録されている「文学少女」を読んだ当時、私はとても感動して、いつか木々高太郎をきちんと読まなければ、と思っていた。 しかし、今この全集を読み終えて振り返ってみると、自分が感...
アンソロジーにて3本ほど短編を読んで以来、木々高太郎はずっと気になっていた作家だった。 特に、この全集にも収録されている「文学少女」を読んだ当時、私はとても感動して、いつか木々高太郎をきちんと読まなければ、と思っていた。 しかし、今この全集を読み終えて振り返ってみると、自分が感じていたかつての木々熱(?)は、当時の私の潔癖性と比例していたのかなぁ、とも思った。 それくらい、私はこの全集を読んで木々作品に思い入れを感じなかったのである。むしろ、当時の自分の潔癖さを思い出して、少し恥ずかしいような、青臭いような気持ちになったのである。 今回この全集を読んで、私は木々作品よりもむしろ、木々高太郎という人物に思いを馳せた。 きっと・・・と私は考える。木々さんは、プライドが高くて、感受性が強く、自分の信念を曲げない人だったのだろう。そして、おそらくは、他人の話を聞くのがあまり上手くなかったのではあるまいか。 「網膜脈視症」「文学少女」等は、木々作品が持つその「内に秘めた熱さ」がよく出ていて、いい佳作だと思う。 しかし、その他の作品については正直、作者のプライドの高さが作品内にもにじみ出ており、それが鼻について読みにくかった。
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久しぶりに読み返しましたが、 もう何回目かなー。 毎回「文学少女」のラストで号泣。 これ、お約束(´Д⊂ヽ 今回の新発見は、昔よくわからなかった 「新月」がピンと来たことですね。
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一話が長い話は読むのが疲れたけど、全体的に薄気味悪い感じで面白かった。 「睡り人形」とがどツボすぎてもう駄目。
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