プロ野球「衝撃の昭和史」 の商品レビュー
野球・サッカーのみならず相撲・プロレス・ボクシングなどの格闘技にも広く精通しているスポーツジャーナリストが振り返る「プロ野球の昭和史」。あまりにも衝撃的な幕切れとなった巨人-阪神の天覧試合(1959年)、広島-近鉄が3勝3敗で迎えた日本シリーズ最終戦で無死満塁の大ピンチを抑えた「...
野球・サッカーのみならず相撲・プロレス・ボクシングなどの格闘技にも広く精通しているスポーツジャーナリストが振り返る「プロ野球の昭和史」。あまりにも衝撃的な幕切れとなった巨人-阪神の天覧試合(1959年)、広島-近鉄が3勝3敗で迎えた日本シリーズ最終戦で無死満塁の大ピンチを抑えた「江夏の21球」(1979年)、また時代を遡っては、27歳の若さで戦地に散った伝説の大投手・沢村栄治や、巨人の投手からプロレスに転向して世界チャンピオンとなった馬場正平....。 数々の歴史を紐解くとともに、その舞台裏に遺されていた「新たな真実」にも目を向ける。プロ野球ファンならずとも、読む人を唸らせる「人生劇場」がそこにある。
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[private]かつて日本のプロ野球では、かくも熱い人間ドラマが繰り広げられていた――。広島対近鉄の日本シリーズにおける「江夏の21球」をめぐっては、広島のサードだった三村や、近鉄の三塁ベースコーチだった仰木などからの証言を紐解きながら、従来と異なる視点で、真実に迫る。ベーブ・...
[private]かつて日本のプロ野球では、かくも熱い人間ドラマが繰り広げられていた――。広島対近鉄の日本シリーズにおける「江夏の21球」をめぐっては、広島のサードだった三村や、近鉄の三塁ベースコーチだった仰木などからの証言を紐解きながら、従来と異なる視点で、真実に迫る。ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグらと対戦した沢村栄治については、意外な夫婦関係を浮き彫りにする。さらには上田監督の抗議が1時間以上におよんだ阪急とヤクルトの日本シリーズ、昭和34年の初の天覧試合の後日談など、これまで語られることのなかった12本の球界秘話が明かされる。月刊「文藝春秋」で反響を呼んだ特別連載待望の新書化。[/private]
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球界の歴史をくつがえすところまではいかないが新書で12の物語が入っているのだからまずまず。落合以降、平成含まずで掘り下げて欲しかった。
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日本プロ野球界における知る人ぞ知るエピソードをまとめたウンチク本。「昭和史」という大げさなタイトルをつけているが、単に昭和に起こったエピソードを取り上げているだけ。昭和史ではなく、「昭和の事件簿」というべきだ。 と、過剰なタイトルに不満はあるが、プロ野球界の意外なこぼれ話は読ん...
日本プロ野球界における知る人ぞ知るエピソードをまとめたウンチク本。「昭和史」という大げさなタイトルをつけているが、単に昭和に起こったエピソードを取り上げているだけ。昭和史ではなく、「昭和の事件簿」というべきだ。 と、過剰なタイトルに不満はあるが、プロ野球界の意外なこぼれ話は読んでいて楽しい。写真付きで紹介されるロッテのカネやん監督の大乱闘には爆笑。監督が先頭を切って相手チーム選手に殴りこみ、反撃を食らうという、今じゃ絶対に起こりえない出来事だ。また、巨人選手時代のジャイアント馬場についても、知って損のないトリビアだ。 で、中でも一番の意外性は、背面投げ投手のこと。全盛期のスラッガー王貞治に対し、奇策として背中からボールを投げた投手がいることは有名。この選手、てっきり目立ちたがりの三流投手だと思っていたのだが、最多勝や沢村賞も獲得し、背面投げを披露したシーズンも20勝をあげている、実力のある投手だったのだ。その人の名前は小川健太郎。寂しい引退劇を含め、本書で紹介されるこの人の経歴は異色すぎる。「背面投げ」投手という紹介だけではもったいない。
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江夏の21球、沢村栄治、天覧試合、、、といったプロ野球の昭和史では定番で語られるお話の中で、これまであまり知られていなかった舞台裏が書かれていました(全12章)。 「衝撃・・・」というタイトルは、ちょっとどうかな?とも思いましたが、やっぱスポーツ物は、この著者が巧いなぁ・・・の...
江夏の21球、沢村栄治、天覧試合、、、といったプロ野球の昭和史では定番で語られるお話の中で、これまであまり知られていなかった舞台裏が書かれていました(全12章)。 「衝撃・・・」というタイトルは、ちょっとどうかな?とも思いましたが、やっぱスポーツ物は、この著者が巧いなぁ・・・の感でした。 (2014/11/10)
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今でも記憶に残っているエピソード、「昔、そういったことがあった」と聞いたことがあるだけのエピソード... これらのエピソードを振り返るだけでノスタルジックな気分に浸れるのは、やはり「昭和」と言う時代に占める「プロ野球」の領域は広かったのだなと、ただただ、実感する。 * 一部、平...
今でも記憶に残っているエピソード、「昔、そういったことがあった」と聞いたことがあるだけのエピソード... これらのエピソードを振り返るだけでノスタルジックな気分に浸れるのは、やはり「昭和」と言う時代に占める「プロ野球」の領域は広かったのだなと、ただただ、実感する。 * 一部、平成になってからのエピソードも含まれはするのだが...
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江夏の21球で有名な近鉄=広島の日本シリーズ。三塁線ファールと判定された14球目の打球は、サード三村のグラブをかすめており、本当はフェア。二者帰って近鉄が優勝、のはずだった…など、野球の昭和史を発掘。 他に江川の甲子園、最後巨人と確執を残したまま戦死した沢村、など。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やはり、歴史があるスポーツは良い。 野球には様々なエピソードがあるが、なかなかその舞台裏をうかがい知ることはできません。 本書は有名なエピソードを当事者のインタビューを通じて事実に迫ろうとしています。 驚きだったのはジャイアント馬場って、好投手だったこと。 なかなか、興味深い本でした。プロ野球にはもっと、様々なエピソードがあります。このような本、もっと読みたいですね。
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感想を綴ってみました。 第1章 江夏の21球は14球のはずたった →佐々木恭介の三塁戦の当たり。ファールと判定も実は三村がフェアゾーンでグラブに触っていたのでは?幻のタイムリー?幻の近鉄の日本一?三村さんが墓場に持っていってしまって謎のまま。 第2章 沢村栄治、戦場に消え...
感想を綴ってみました。 第1章 江夏の21球は14球のはずたった →佐々木恭介の三塁戦の当たり。ファールと判定も実は三村がフェアゾーンでグラブに触っていたのでは?幻のタイムリー?幻の近鉄の日本一?三村さんが墓場に持っていってしまって謎のまま。 第2章 沢村栄治、戦場に消えた巨人への恩讐 →晩年は振るわず実は巨人軍に解雇されていたんですね…でも全盛期の沢村は本当に凄かったようです。 第3章 天覧試合、広岡が演出した長島の本塁打 →阪神の逆転機を二塁牽制死で救ったショート広岡の好プレー。これが長嶋のサヨナラ弾を産み出す。この試合が長嶋・王の初アベック弾の試合というのも印象深いです。村山が言う「あれはファール」というのは明らかな本人の取違いだそうです。 第4章 初めて明かされる「大杉のホームランの真相」 →こちらは明らかな誤審も上田監督の長い抗議が選手の戦意喪失を招く。上田監督も引くタイミングを逸した、審判も退場を宣告すべきだったなど、いろいろあった1時間19分の中断。 第5章 江川の投じた最速の一球 →高校時代の江川を見たことがありませんが、相当凄かったようです。江川も高校時代が最盛期だった?と思うくらい凄い高校時代のようです。 第6章 宿敵阪急を破った野村野球の原点 →有名な話です。プレーオフで後期0勝12敗1分の阪急相手に奇数戦(1戦目、3戦目、5戦目)だけ全力で戦う作戦でプレーオフを制す。エモやん(江本投手)もフル稼働。ノムさんの采配がここでも生きますね。 第7章 遺恨試合オリオンズvs.ライオンズ、カネやん大乱闘の仕掛け人 →カネやん大乱闘を煽っているのが平和台球場に観客を呼び込むためのライオンズの策略とはいただけません… 第8章 落合博満に打撃の師匠がいた →落合は巨人のドラフト2位の予定も空白の一日で巨人はドラフト不参加(知りませんでした)。落合が最初から巨人入りしていたらどうだったんでしょう?ロッテに入って開花したのでは? と思ったら、ロッテに打撃の師匠がいたというではありませんか。土肥健二捕手。打撃のいい見本だったようです。 第9章 ジャイアント馬場は好投手だった →馬場正平投手。3年連続で二軍の最優秀投手もチャンスに恵まれなかったようです。大洋移籍も朝風呂転倒が致命傷。残念です… 第10章 打倒王貞治「背面投げ」の誕生 →ドラゴンズ小川健太郎投手。普通に投げても太刀打ちできないため、「背面投げ」で意表を突くもボール球。小川健太郎投手はいいピッチャーだったようですが、賭博で永久追放されたのは残念です… 第11章 三連勝四連敗「巨人はロッテより弱い」発言の真相 →直接的にロッテより弱いとは言っていないようですが、そう報道されてしまった悲劇。確かにこの一言で巨人軍が目を覚ましました。 駒田がホームラン打って「バカ」といい放ったのは鮮明に覚えています。 第12章 「清原バット投げ事件」の伏線 →ロッテ平沼の死球にバット投げ&蹴り。清原は確かに至急が多かったですからね。気持ちはわかりますがバットを投げてはいけません… 普段はバットを大事にしている清原ならなおさらです。
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