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芙蓉千里 の商品レビュー

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31件のお客様レビュー

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2017/12/06

気分的に吉原とか、芸妓さんのお話が読みたかったときに、本屋さんでたまたま売り出し中だったこの作品。 日清、日露戦争を終えて、日本が大陸侵略を進めるなか、大陸に渡って哈爾濱(ハルビン)で女郎を目指す女の子フミの話。 特に印象的だったのは、フミの心理描写。 嫉妬だったり、過去のキ...

気分的に吉原とか、芸妓さんのお話が読みたかったときに、本屋さんでたまたま売り出し中だったこの作品。 日清、日露戦争を終えて、日本が大陸侵略を進めるなか、大陸に渡って哈爾濱(ハルビン)で女郎を目指す女の子フミの話。 特に印象的だったのは、フミの心理描写。 嫉妬だったり、過去のキズだったり、コンプレックスだったり、初恋のトキメキだったり…… 女性ならではの心の動きが的確に表現されていて、思わず感情移入してしまった。

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2017/06/18

旅芸人の娘として生まれたフミが流れ着いた先はハルビンの妓楼「酔芙蓉」。女郎になるという目標を持った彼女だったが、彼女の天賦の舞の才能は、違う道へと導いていく… フミの波瀾に満ちた半生、夢と恋と友情の物語…といったらどこか薄く感じられてしまうかもしれませんが、どっこい(古い)活力...

旅芸人の娘として生まれたフミが流れ着いた先はハルビンの妓楼「酔芙蓉」。女郎になるという目標を持った彼女だったが、彼女の天賦の舞の才能は、違う道へと導いていく… フミの波瀾に満ちた半生、夢と恋と友情の物語…といったらどこか薄く感じられてしまうかもしれませんが、どっこい(古い)活力に満ちつねに前を向こうと踏ん張る彼女の生き様はまったく飽きさせません。 かけがえのない友達のタエ、凛と美しくも心中を明かさない蘭花、蓮っ葉な態度も妖艶さをまとう千代たち女郎のキャラクタも個性豊かで物語を彩ります。男性も物静かな黒谷に、あきらかにいわくありげで怪しい山村、となかなか女性が惹かれるような人物造形でした。 シリーズは次巻以降も続くようなので、機会があったら読んでみたいなと思います。 だいぶ方向性が異なっている感じらしいですが…

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2014/12/27

新刊の文庫本コーナーにてジャケ&時代設定買い。 20世紀初頭の激動の大陸を舞台にした歴史物というだけで買って損はないですね。 女郎と芸妓の友情と恋がメインですがところどころに歴史がひょいと顔を出して面白い。 大陸と桜の組み合わせがどこか哀しいのはどちらも悠久の営みがありつつも、凄...

新刊の文庫本コーナーにてジャケ&時代設定買い。 20世紀初頭の激動の大陸を舞台にした歴史物というだけで買って損はないですね。 女郎と芸妓の友情と恋がメインですがところどころに歴史がひょいと顔を出して面白い。 大陸と桜の組み合わせがどこか哀しいのはどちらも悠久の営みがありつつも、凄い勢いで時間を消費していくせいなんだろうか。

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2014/07/30

読み返し。普段本を読まない家族まで、面白い、と言って読んでいた、奇跡! 漫画が本になることを、どこかで連載再開になることを切に願います。

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2014/02/16

長らく積んであった本ですが、 それを後悔してしまうほどに面白かったです!! 舞台は、日露戦争後の満州ハルビンが舞台。 「大陸一の売れっ子女郎になる」という夢を抱いて この土地にやってきた少女フミ。 そして女郎を忌み嫌いながらも売られてしまった親友のタエ。 フミとタエの固い友情...

長らく積んであった本ですが、 それを後悔してしまうほどに面白かったです!! 舞台は、日露戦争後の満州ハルビンが舞台。 「大陸一の売れっ子女郎になる」という夢を抱いて この土地にやってきた少女フミ。 そして女郎を忌み嫌いながらも売られてしまった親友のタエ。 フミとタエの固い友情、そして彼女達の芯の強さ… 思わず応援したくなっちゃうんですよね~>< 「酔芙蓉」の女郎達は皆、美しく逞しくて、 女性とはこんなにも強いものなのかと悲しくなってしまう程。 フミが幼い頃に出会った、危険な香りのする男・山村や、 華族出身の青年実業家・黒谷との関係もドキドキさせられます。 女郎屋が中心となるだけに、なかなか悲惨な描写もありますが、 フミの明るさ、打たれ強さに救われる感じですね。 続編を読むのが楽しみ!!

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2014/01/04

2012.12.31 推薦者:大佐(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-253.html)

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2013/09/27

角川文庫に移っても、ちゃんと少女小説であることに安心した。あいかわらず主人公は激動の時代や運命に翻弄されてるが、そこを懸命に生きていく様にあこがれる。少女の心を持ったちょっと大人の女性が対象かな。

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2013/07/10

7月1日~10日 「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人...

7月1日~10日 「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕

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2013/07/03

IIから読んでしまいました。 やっと話がつながりました。 主人公がとても魅力的です。 色々と迷うことはあれど、いつも目標に向かってまっしぐら。 ここぞというときの決断力。 時代が時代なだけに殺伐としていて、不幸なこともたくさんあるけど、どんなときでも幸せを求めて努力している姿はと...

IIから読んでしまいました。 やっと話がつながりました。 主人公がとても魅力的です。 色々と迷うことはあれど、いつも目標に向かってまっしぐら。 ここぞというときの決断力。 時代が時代なだけに殺伐としていて、不幸なこともたくさんあるけど、どんなときでも幸せを求めて努力している姿はとても読んでいて清々しいです。

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2013/06/05

ジャケ買いしてしばらく手をつけてなかったのを後悔したくらい面白かった。本編後のタエの話に最後の最後で涙。登場人物の描写が丁寧で、すぐに映画化できそうだなぁ、と思っていたら案の定漫画化するんですね。「さくらん」が好きな人には迷いなく奨められる一作。 強い女の子の弱い部分を書くのがう...

ジャケ買いしてしばらく手をつけてなかったのを後悔したくらい面白かった。本編後のタエの話に最後の最後で涙。登場人物の描写が丁寧で、すぐに映画化できそうだなぁ、と思っていたら案の定漫画化するんですね。「さくらん」が好きな人には迷いなく奨められる一作。 強い女の子の弱い部分を書くのがうまい作家さん。久々に作家括りで揃えたいと思えた。素敵な出会いに感謝。

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