氾濫するマーク の商品レビュー
様々な認証機関によって認定された物につくマーク(エコマーク、魚のエコラベルなど)の一部について、その認証機関、役割、課題を挙げている。タイトルとは裏腹にマークの数々を批判するものではなく、課題はあれども意義の方を唱えている論調だ。 工業製品の規格統一など、規格の乱立による消費者...
様々な認証機関によって認定された物につくマーク(エコマーク、魚のエコラベルなど)の一部について、その認証機関、役割、課題を挙げている。タイトルとは裏腹にマークの数々を批判するものではなく、課題はあれども意義の方を唱えている論調だ。 工業製品の規格統一など、規格の乱立による消費者の不利益にならないための認証とその機関は必要だと思う。しかし認証機関には(当然のごとく?)認定料や更新料が支払われており、どうにも「賢い人が作ったビジネスモデル」や「大義名分をつけた貿易障壁」のように思えてくるものもある。本書で初めて知った「ドルフィンセーフマーク」などは、どうにもきな臭さを感じてしまう。 消費者が、知ってはいてもモノやサービスの購入の際の判断基準にしているとは限らず(本書でも度々触れられている)、BtoCよりはBtoBの方で取引条件の一部として取り扱われることの方が多いのではないか。 となるとやはり、本書のタイトル通り「氾濫するマーク」という見方は合ってるかもしれない。
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国際、国内の規格が氾濫しているが、誰も知らないようなものまでたくさんある。 これらは法律を作る制度屋に問題があるんだろうな。
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