世界から猫が消えたなら の商品レビュー
映画化された有名な作品ですが、なぜか読む機会なく過ごしていました 今回期待薄ながら、読みましたら、号泣してしまいました
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私だったら、世界から猫を消すのだろうか? 涙が止まらない。 ずっと泣いていた。特に"母との思い出のシーン"。 しかし、全体的に妙に軽く(意識的に)作られているのだろう。 泣けるほど感情移入出来るが、私個人としては日常の物語にあまり興味がない。 今作は死の間...
私だったら、世界から猫を消すのだろうか? 涙が止まらない。 ずっと泣いていた。特に"母との思い出のシーン"。 しかし、全体的に妙に軽く(意識的に)作られているのだろう。 泣けるほど感情移入出来るが、私個人としては日常の物語にあまり興味がない。 今作は死の間近になって「人間の選択を見つめ直して何の意味がある?」と冷淡にも思ってしまった。 それに好きな映画を劇中に様々登場させるが、どれもチョイスが古い。一昔前の青春を引きずったかのような物語には惹かれなかった。これでもう少し近年の名作映画などを例えにあげていたら評価は違ったろう。 好みの問題ではあるが。
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この本を読んで1日の価値について考えました。主人公の郵便配達員は余命がわずかであることを知る。その時悪魔が現れて1日の命と引換えに世界からひとつ物を消すのです。電話、映画、時計そして主人公の大切なあれを― 自分がなくなったら困るものを考えてみました。まず本ですね。本がなくなっ...
この本を読んで1日の価値について考えました。主人公の郵便配達員は余命がわずかであることを知る。その時悪魔が現れて1日の命と引換えに世界からひとつ物を消すのです。電話、映画、時計そして主人公の大切なあれを― 自分がなくなったら困るものを考えてみました。まず本ですね。本がなくなったら生きがいを失ってしまいます。最後になくなるのは私にとっては本のような存在でした。自分だったらどうするだろうと考えたら面白い本でした!
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世界から何かひとつモノを消す代わりに、1日延命できるという状況下におかれた青年の葛藤を描いた作品 その候補のひとつが猫という話 携帯電話や時間に縛られる現代人へのアンチテーゼのような内容だとも読み取れたし、死を迎える際に心の拠り所となるものはなんなのかということを考えさせられる...
世界から何かひとつモノを消す代わりに、1日延命できるという状況下におかれた青年の葛藤を描いた作品 その候補のひとつが猫という話 携帯電話や時間に縛られる現代人へのアンチテーゼのような内容だとも読み取れたし、死を迎える際に心の拠り所となるものはなんなのかということを考えさせられる内容にも思えた 字も大きく行間も広く、文章も簡単で非常にスムーズに読める しかし会話劇の軽薄な雰囲気と、思考部分のしっかりした部分、詩的な部分とのギャップがやや大きい また、主人公の描写を通して、少々非常識と思われるような部分が、さも当たり前かのように描かれているところも気になった (映画館内での携帯使用や、翌日映画を見る約束をしたのに映画を消そうとするなど)
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登場人物が少なく、主人公の心情描写がとても多かった。気になる最後だったけど、ここで終わらすのが良いところだとも感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
死を宣告された主人公の前に悪魔が現れる。その悪魔は「何か世界のものを一つ消す代わりにお前の命を1日伸ばしてやろう」と告げる。1週間の間1日ずつ周りのものが消えていく中で、大切な思い出やものがあるからこそ美しい世界といったものを痛感していく。最後は隔絶していた父との蟠りが解け、心理的に父に近づいていく様子が見なりに現れていった。 個人的に当たり前のものが無くなったときに自分だったらどうするのか、家族への接し方という点で私自身を重ね合わせて考えることができた面白い作品だった。
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猫は好きじゃけど、実は猫アレルギーですw ってな事で川村元気の『世界から猫が消えたなら』 体調不良かと思い病院で診察すると、脳腫瘍のステージ4と診断される主人公。 余命長くて半年、ともすれば一週間も危ういという……。 絶望に襲われながら家に帰ると、やたら明るい自分自身に...
猫は好きじゃけど、実は猫アレルギーですw ってな事で川村元気の『世界から猫が消えたなら』 体調不良かと思い病院で診察すると、脳腫瘍のステージ4と診断される主人公。 余命長くて半年、ともすれば一週間も危ういという……。 絶望に襲われながら家に帰ると、やたら明るい自分自身にそっくりな悪魔と名乗る者が居るw その悪魔に寿命が延ばせる取引を持ち掛けられる。 この世界から一つ何かを消すと、その代わりに1日の命を得る事が出来ると言う。 その消す物は悪魔の気まぐれで決めていくんじゃけど……。 人間は色んな物や事によって不自由な枠組みの中で安心を得ている。 便利に成ってるはずなのに不自由に生きて安心感を得ている そして猫から教えられる家族愛と言うかw ユーモア有り、考えさせられる事も有り、猫をギュとしたくなるお話じゃったなぁ♪ 2016年13冊目
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泣けた。面白かったかと聞かれると難しいが、良い本だとは思う。「便利は不自由」この言葉には共感しかない。
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『 人は思うだけで幸せにも不幸せにもなれる』…なかなかその域には達せず。。 『母さんは自分が旅に行きたいわけじゃなかった…父親と仲直りして欲しかっただけだった』ここら辺から泣く (/_;)
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さえない一人暮らしの若者のところに、急に陽気な悪魔が表れて若者の生活を変えてゆく、大切なことに気づかせてゆくという展開は、昔読んだ「夢をかなえる象」の物語と似ているところがあると思った(悪魔か神様かという大きな違いはあるのだが)。自己啓発本というわけではなくて読みやすい本なのだ...
さえない一人暮らしの若者のところに、急に陽気な悪魔が表れて若者の生活を変えてゆく、大切なことに気づかせてゆくという展開は、昔読んだ「夢をかなえる象」の物語と似ているところがあると思った(悪魔か神様かという大きな違いはあるのだが)。自己啓発本というわけではなくて読みやすい本なのだが、何を言いたかったのかというとわかったようなわからないような。
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