踊る猫 の商品レビュー
与謝蕪村が見たあやかしの世界を綴る連作短編と、作者さんの新人賞受賞作「梅と鶯」。 どれも少しかなしくて、美しくて、やさしい。装丁がとても可愛いくて、この柄でなにかグッズでも作ってくれないだろうかと思ってしまった。
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俳人・与謝蕪村が旅をし色々な情景を詠む連作短編。 第3回小説宝石新人賞受賞作「梅と鴬」収録。 本書がデビュー作だそうです。 不思議なことも織り交ぜつつ静かに流れていく話。与謝蕪村が穏やかに受け止めているからかな。連作短編の中では「夜の鶴」が好き。 一番良かったのは「梅と鴬」。展...
俳人・与謝蕪村が旅をし色々な情景を詠む連作短編。 第3回小説宝石新人賞受賞作「梅と鴬」収録。 本書がデビュー作だそうです。 不思議なことも織り交ぜつつ静かに流れていく話。与謝蕪村が穏やかに受け止めているからかな。連作短編の中では「夜の鶴」が好き。 一番良かったのは「梅と鴬」。展開が珍しいものではないけれど、すごく沁みた。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2012/11/post-8714.html
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何も知らないではじめの話を読んで、最後に蕪村って書かれているのを見て、ヤラレター、すごい❗️と思った。 猫が蕪村にすり寄ってる感じがカワイイ。 新吉のクリの話が泣ける。 あの子は優しいから、あんな気持ちのいい晴れた昼間に逝ってしまったんですわ。 お駒はこの絵を忘れないように、しっかりと目に焼きつけた。 ぷーん、て飛ばしてやってん。こんなん毎日出るわ! 梅と鶯、最後に嬉しくて爽やかでほっとした! 全体的にほどほどに読みやすく、でもものあるたりないほどではなくて、丁寧に書かれていて、情景が目に浮かびやすい素敵な作家。 特に動物系がかわいく思える?
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与謝蕪村の伝奇小説。 俳句の季語のように季節の変化を繊細に捉えて、向こうの世界を映し出します。 どうにもならない悲しさが立ち上ってくるのに、墨の香りに包まれて、全てがやさしく見えてきます。 表紙がかわいい本に当たりは少ないというジンクスを裏切ってくれた一冊。
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初めて読んだ作者さん。 ほんわかする印象の作品。 表紙が可愛い。 巻末の新人賞受賞作読んで泣けちゃいました。現実社会の理不尽さに心弱ってた時だったこともあり、沁みました。
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蕪村が聞き出し役で、几董がときどき絡む、上方の妖怪人情もの。連作。 「かわたろ」、「月兎」など。小説宝石新人賞をとった「梅と鶯」がいちばん印象に残った。 面白くなくはないのだが、どうも今一つ残らないのは、登場人物のキャラがぼやけているからかも。
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俳人蕪村を聞き手に、ちょっと不思議な(怪異な)話を集めた連作短編集。怖ろしいという程ではないけれど、妖しい話が多いかな。わりとさらっと語られるのが持ち味なのかもしれないけれど、私には少し物足りない感じがした。
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短編だけど、読み進め難かった なんでだろー? 最後の物語はちょっとウルっときた その話をシリーズにしたらいいのに
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