1,800円以上の注文で送料無料

バガボンド(34) の商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/07/08

「あなた様はさしずめ……炎から逃げる兎ですかのう」 (いつからか……人を斬りながら 自分に剣を突き立てているような心地がして 武蔵は武蔵でなくなった) 「おつう いつかお前と暮らしたい 返事はいらんよ 勝手に思ってるだけ ただ 思う自由をやっと手に入れた」 「何言ってんだ俺...

「あなた様はさしずめ……炎から逃げる兎ですかのう」 (いつからか……人を斬りながら 自分に剣を突き立てているような心地がして 武蔵は武蔵でなくなった) 「おつう いつかお前と暮らしたい 返事はいらんよ 勝手に思ってるだけ ただ 思う自由をやっと手に入れた」 「何言ってんだ俺 もっともらしくよ」

Posted byブクログ

2017/12/03

豊前小倉の剣術指南役となった小次郎でしたが、藩内の氏家孫四郎らはこの人事に反対します。こうして、平和な時代に生きる武士にとって、剣の実力以上にたいせつなものがあるのではないかと問いかける氏家と、小次郎を推薦した小川家直とのあいだに亀裂が生じます。 一方、ただ一人で旅をつづける武...

豊前小倉の剣術指南役となった小次郎でしたが、藩内の氏家孫四郎らはこの人事に反対します。こうして、平和な時代に生きる武士にとって、剣の実力以上にたいせつなものがあるのではないかと問いかける氏家と、小次郎を推薦した小川家直とのあいだに亀裂が生じます。 一方、ただ一人で旅をつづける武蔵は、病気の父親を失いみなしごとなった伊織(いおり)という少年に出会います。 しばらくは小倉での小次郎の活躍を中心に、物語が進行していくのでしょうか。もともと展開の早い作品ではないのですが、やや退屈さも感じるようになってきました。

Posted byブクログ

2017/10/25

冒頭の「バガボンド戯画 大放浪三百景」がいい味出してる。小次郎は無垢な子どもで有り続け、武蔵は子どものころの心を保ちつつもより深いところへ。終盤の重要キャラここで登場。

Posted byブクログ

2015/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

武蔵、調子出てきてた感じか・・・。でもこのあたりは小次郎のパートのほうが読んでて面白いかも。そんで小次郎が抱く女子ってリアルで好き!この巻の女子のほっぺたを、むにゅ。ってする感じ分かるなぁ・・・!

Posted byブクログ

2014/03/22

久しぶりに読む。佐々木小次郎の話が続いていたが、後半やっと武蔵が出てきて、父親を亡くした子どもとの話になる。停滞は続く。

Posted byブクログ

2014/02/10

地味ですよねぇ。でも、その地味さが、絵ともあっていて魅力でもあります。 多分、原作の方が派手なんじゃないかい? そう感じてしまうリアルな手触りがすごい。

Posted byブクログ

2013/10/08

戦国の世から泰平の世になり、暴力は不要で厄介なだけのものになりつつある時代。 個人的な剣術の競い合いで決闘し、殺し合いにまでなるのは滑稽なことです。でも形骸化していく侍の矜持を保つためには必要なことだったのでしょう。 この時代背景に命を尊ぶ現代日本の倫理観を持ち出してしまうと、爽...

戦国の世から泰平の世になり、暴力は不要で厄介なだけのものになりつつある時代。 個人的な剣術の競い合いで決闘し、殺し合いにまでなるのは滑稽なことです。でも形骸化していく侍の矜持を保つためには必要なことだったのでしょう。 この時代背景に命を尊ぶ現代日本の倫理観を持ち出してしまうと、爽快なチャンバラ劇が描けなくなってしまうのも致し方ないのかも。 だからといってありがたい人生訓ばかりでも飽きてしまうので、なんとか決闘をする意義というやつを見つけて巌流島にたどり着いて欲しいと思います。

Posted byブクログ

2013/06/22

何も持たないという はじめのすがた 笑え 笑うのは人 恐れるのは自分 天は笑はしない 天は ただ微笑んで 眺めている

Posted byブクログ

2012/12/05

 長い休載の後の再開。  悩み、逡巡しているのは、武蔵であり、著者の井上雄彦。  「手探りで進むことは変わらない   ただ照らす光は遠くに揺らめく正解でなく   夢中で踊る内側の光   そんな風でありたい」(カバーの裏に書かれた井上雄彦の言葉)  だから、武蔵の脛の傷はなかなか...

 長い休載の後の再開。  悩み、逡巡しているのは、武蔵であり、著者の井上雄彦。  「手探りで進むことは変わらない   ただ照らす光は遠くに揺らめく正解でなく   夢中で踊る内側の光   そんな風でありたい」(カバーの裏に書かれた井上雄彦の言葉)  だから、武蔵の脛の傷はなかなか癒えない。  小次郎の色気にもゾクッとさせられる(「♯299 派手すぎる」)。  土の子ども伊織の登場にもワクワクさせられる(♯302,303)。  「内側の光」を見つめながら「手探りで進む」風となりつつある井上雄彦(武蔵)はますます透明度を高めている。  その姿を見失わないように、見つめ続けていかねば・・・。

Posted byブクログ

2012/11/29

待ちわびて、やや忘れかけていた新刊。武蔵の迷いながらも日々の営みに向かう姿こそ、人生なんじゃないかと思った。また次までのんびり待とう。

Posted byブクログ