今夜は心だけ抱いて の商品レビュー
12年前に別れた娘と一緒に暮らす事になり、その話し合いをする日に体が入れ替わってしまうお話しでしたが、若い体を手にいれた柊子が簡単に体を差し出してしまうのに納得がいきませんでした。しかも娘の体なのに。記憶に残らなかったら良いのかとも。娘の体だからこそ大切にして欲しいと思うのではな...
12年前に別れた娘と一緒に暮らす事になり、その話し合いをする日に体が入れ替わってしまうお話しでしたが、若い体を手にいれた柊子が簡単に体を差し出してしまうのに納得がいきませんでした。しかも娘の体なのに。記憶に残らなかったら良いのかとも。娘の体だからこそ大切にして欲しいと思うのではないかな。 それぞれの立場で幸せをつかんでいく事は良かったけど、娘の体を大切にしない所にひっかかり星2にしました。
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肉体を伴う母と娘の関係ってどうしてこうも陰惨なんだろうな… 精神性のものだけなら、いくらでも慈しみと思いやりを持てるのに、 血のつながった女同士ってだけで虫唾が走るような嫌悪感がこみ上げる… それはやはり、唯川節でも健在
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娘の思いやり 翻訳の仕事をしている柊子、12年前に離婚した元夫亮介から思いもよらぬ電話がかかってくる。 ロンドンに赴任が決まったが娘の美羽はあと半年で高校を卒業する。高校を卒業するまで娘を預かってもらえないか?との事。 12年前に別れて以来娘には一度も逢っていない。娘の気持ちを...
娘の思いやり 翻訳の仕事をしている柊子、12年前に離婚した元夫亮介から思いもよらぬ電話がかかってくる。 ロンドンに赴任が決まったが娘の美羽はあと半年で高校を卒業する。高校を卒業するまで娘を預かってもらえないか?との事。 12年前に別れて以来娘には一度も逢っていない。娘の気持ちを優先して決めると伝える。3人で逢って話そうという事になり、高層ビル最上階のティーラウンジで逢う。話が終わり柊子と美羽はエレベーターに乗って下の階へ向かう途中エレベーターが止まる。暫くして動き出したがゆっくりではなく明らかに落ちている速さで下がる。お互い頭をぶつけて意識を失い、目がさめると柊子と美羽は入れ替わっていた。 それからお互いの人生をどう歩んでいくか相談しながら最後の結末でたどり着く。 面白かった。面白かったけど……やはりどうしても東野さんの「秘密」と比較してしまう。中身が入れ替わった母娘、このまま元に戻らなかったらどうしようかと悩む。 仕方なしにお互いの人間関係、今までの人生を少しずつ自分の中に取り入れて歩んでいく。17歳と47歳、入れ替わったらどうなるんだろう。最初は興味本位で楽しいかもしれない。しかしその後の事を考えると…… 最後の別れ際、娘の言葉にならない言葉がひどく感動しました。
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恋愛ものではない唯川恵さんの作品は初めてかも。 現実的ではない設定にもかかわらず、すごく引き込まれた。 ファンタジーではない人間臭さがそこにあるからなのだろうか? やっぱり唯川恵のファンだなぁと実感した。
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あるきっかけで、互いの人格が入れ替わる。 SF風で、実際にはあり得ないこの現象を題材にした作品は、『とりかへばや物語』の昔から、小説やドラマに取り上げられてきた。 「恋愛小説の唯川恵」が、この題材に挑戦した。 47歳と17歳の母娘が、それぞれの心と体が入れ替わり、そんな局面に遭遇...
あるきっかけで、互いの人格が入れ替わる。 SF風で、実際にはあり得ないこの現象を題材にした作品は、『とりかへばや物語』の昔から、小説やドラマに取り上げられてきた。 「恋愛小説の唯川恵」が、この題材に挑戦した。 47歳と17歳の母娘が、それぞれの心と体が入れ替わり、そんな局面に遭遇した女性の心理、心の葛藤の描写は、さすが綿密で、「困惑と怒り、心配と開き直り、好奇心と嫉妬」は、かくやと、女性にとってはうなずける、男性たちにとっては、勉強になる一冊。
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”人が入れ替わる” と聞いて、まず最初に頭に浮かんでくるのは大林宣彦監督の【転校生】 原作は山中恒さんのの児童文学『おれがあいつであいつがおれで』 【今夜は心だけ抱いて】を読み始めてすぐに浮かんできたのが東野圭吾さんの【秘密】 考えてみると、人が入れ替わる 小説や映画って結構...
”人が入れ替わる” と聞いて、まず最初に頭に浮かんでくるのは大林宣彦監督の【転校生】 原作は山中恒さんのの児童文学『おれがあいつであいつがおれで』 【今夜は心だけ抱いて】を読み始めてすぐに浮かんできたのが東野圭吾さんの【秘密】 考えてみると、人が入れ替わる 小説や映画って結構あるもんだ。 浅生修子47歳。フリーの翻訳家。 12年前、当時5歳の娘を元夫のもとに残して離婚。 真丘美羽17歳。柊子の娘。 父のロンドン赴任に同行せず、日本での暮らしを望む。 父の提案で12年ぶりに一緒に暮らすことになった母娘。 その話し合いの席でエレベーター落下事故に遭遇しお互いの頭を強くぶつける。 その後、病院のベッドで目を覚ました二人は入れ替わっていた。 柊子と美羽、それぞれの視点から交互に語られる。 入れ替わって以降は、柊子の語ることは美羽としてで、美羽が語るのは柊子としてで… 47歳が語る17歳、17歳が語る47歳… 「こうなった以上、互いに今の状況を楽しもう!」そんな二人の潔さで、どんどん違和感がなくなり… 特に美羽の語る柊子は、すっかり47歳になりきっていて… 一瞬、これ誰だっけ?と思ったり(笑) ラストはちょっと意外な展開ですが… 途中からはラストの展開が気になり、一気読み。
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47歳の経験と智恵があって、身体が17歳だったとしたら。あの頃、躊躇してできなかったこと、悔いの残ったことをもう一度やり直せるとしたら。バツイチの柊子と、幼い頃に手放した娘の美羽の身体がある日入れ替わった。久しぶりの学校の試験に四苦八苦しながらも若さを楽しむ柊子。一方いきなり30...
47歳の経験と智恵があって、身体が17歳だったとしたら。あの頃、躊躇してできなかったこと、悔いの残ったことをもう一度やり直せるとしたら。バツイチの柊子と、幼い頃に手放した娘の美羽の身体がある日入れ替わった。久しぶりの学校の試験に四苦八苦しながらも若さを楽しむ柊子。一方いきなり30歳も身体だけが歳をとってしまった美羽は…。母と娘、女と女として向き合うふたりの運命は。
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唯川さんの「ヴァニティ」を読んで とてもおもしろかったので もっと読んでみたくなり図書館で借りたのですが ちょっと期待外れ! 母と娘の身体が入れ替わる この現実離れした設定からして ちょっと無理があるような…
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47歳のバツイチの母親と、17歳の娘の身体が入れ替わってしまうという、小説としてはありがちな設定。 一般的には17歳からやり直せるなんてラッキー!と思われがちだけど、若さ故の窮屈さ、大人になって手に入れた自由や手放した執着とかを考えると、必ずしもそうではないなぁなんて思いました。...
47歳のバツイチの母親と、17歳の娘の身体が入れ替わってしまうという、小説としてはありがちな設定。 一般的には17歳からやり直せるなんてラッキー!と思われがちだけど、若さ故の窮屈さ、大人になって手に入れた自由や手放した執着とかを考えると、必ずしもそうではないなぁなんて思いました。 心理描写が上手で読みやすかったです。
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47歳のバツイチの母と、12年間会わなかった17歳の娘の身体が入れ替わる突拍子もない話だが、年をとるとはどういう事かが上手く描かれている。別人から見た周囲の人々の反応の違いも面白い。
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