葛城氏 の商品レビュー
橿原考古学研究所の博物館で買った本。 大阪の単身生活も3年過ぎ、子供の頃からの古代史好きで葛城山、金剛山も何度か登り、麓の葛城古道も歩いた。一言主神社から上鴨神社へ歩き、気が付くとかなりの高地にいて、奈良盆地を遥かに見下ろす。纏向に出来立ての王朝に従う訳はないよな~と感じる。 ...
橿原考古学研究所の博物館で買った本。 大阪の単身生活も3年過ぎ、子供の頃からの古代史好きで葛城山、金剛山も何度か登り、麓の葛城古道も歩いた。一言主神社から上鴨神社へ歩き、気が付くとかなりの高地にいて、奈良盆地を遥かに見下ろす。纏向に出来立ての王朝に従う訳はないよな~と感じる。 買ったはいいけど、やっぱりカタい本なので、暫く積んどくになってしまった。 さて、本書によると、葛城氏というが葛城臣と葛城国造の2系統だという。葛城臣については武内宿祢、葛城襲津彦の親子の実在が検証される。 葛城国造家はカモ氏、役行者に繋がる系統。カモ氏は崇神帝の前に川伝いに北上し、桓武帝の平安京への遷都のずっと以前に移住したとある。成程。 纏向の王朝と応神・仁徳の河内王朝の併存期間があり、応神帝と仲哀帝は同時代人で、かつ義兄弟とある。 義兄弟の意味は?。う~ん。気になるなあ。 けれどその後の記紀の記事を著者はほぼ事実と捕えている。素人考えながら、記紀にはフィクションが入っているじゃないかなと思う。 それから武内宿禰以前の葛城の臣は何処に居たんだろう。 少し判らない部分もあったけど、兎も角、頑張って読み切った。
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