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僕はただ青空の下で人生の話をしたいだけ の商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2021/01/27

「A DAY」が良かった。人生、生と死について、ほろっとする日の事、切ない日のこと何気ない日常から描かれていて共感しやすかった。 私も作者と同年代。若い頃は考えなかった生と死の事最近はよく考える。自分もこの先どんな風に老いてどんな生き方してどんな風に死を迎えるのだろう。

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2018/01/05

「A DAY」のリュウちゃんと馬鹿ネコの関係がなんかいいなぁ。中年小説家の貧相で怠惰な生活が馬鹿ネコのおかげで少し優雅で潤いのあるものに思える。もはや夢を追いかけるよりもお金を追いかけるほうが優先順位が高い状況なのでは、と思うが他人事なので面白可笑しい。でも、オイラが実際にリュウ...

「A DAY」のリュウちゃんと馬鹿ネコの関係がなんかいいなぁ。中年小説家の貧相で怠惰な生活が馬鹿ネコのおかげで少し優雅で潤いのあるものに思える。もはや夢を追いかけるよりもお金を追いかけるほうが優先順位が高い状況なのでは、と思うが他人事なので面白可笑しい。でも、オイラが実際にリュウちゃんのような暮らしぶりができるかというと自信がない。どっぷりサラリーマンで、貧乏性なのに煩悩が多い。煩悩が多いとお金もかかるし働かないわけにはいかない。リュウちゃんの場合は小説家をいいことに、本当のところ働くのが嫌いなだけだと思うが。夕子ちゃんに夢の話をしている場合ではない。でも男同士としてこういう馬鹿タレはむしろ大好きだ。

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2014/04/11

さわやかな青空の下、理想の人生についての話をする物語かなと思って読んでみたが、良い意味で裏切られた。主人公は52歳の小説家兼ミュージシャン。ライブでの一幕や入院した友人を迎えにいった時のこと。こうした日々の暮らしの中で、人生を振り返ってみたくなるエピソードに溢れている。自分が生き...

さわやかな青空の下、理想の人生についての話をする物語かなと思って読んでみたが、良い意味で裏切られた。主人公は52歳の小説家兼ミュージシャン。ライブでの一幕や入院した友人を迎えにいった時のこと。こうした日々の暮らしの中で、人生を振り返ってみたくなるエピソードに溢れている。自分が生きる上での幸福について、考えてみたくなる一冊です。

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2013/06/27

2013/5月 やばい、良い作品だったのに、レビュー書かん間に忘れて しもうた。 生の本質を知っている人だな〜と思った記憶が。 またいつか読もうと思う。

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2013/02/12

「おかげさま」という言葉に対するすごく明確な答えをもらった感じがした。 「幸福は僕の幸せ」はあったかい気持ちになれる。私の心にもポカリと花が咲いた。

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2013/01/03

さら~っと読めます。 背表紙に「胸を打つ珠玉の作品集」と書かれています。タイトルも青春系だったので読んでみましたが、ちょっと印象が異なりました。 僕のイメージと異なっていただけで、内容は楽しめます。

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2012/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前の作品の印象を期待して読み始めると失望するかもしれない。 東京から故郷に帰った著者の思うことが、日々の出来事と共に(どうでもよい?)調子で語られる。全般的に散漫な印象。小説家としてやる気があるんだかないんだかよく分からない印象だ。一時、頑張って作品を発表していた頃の勢いを完全に失っている。故郷に引きこもったことが「退化」につながるのか、、、 エッセイじみた「A DAY」シリーズでは、同級生とのやりとりと身辺の出来事と日々思うことが自虐的に記録されていく。 後半に置かれた2編「記憶」と「君の幸福は僕の幸福」のみが創作された小説。 まるで、生活苦の小説家に対して、出版社が原稿料支払いのために救済の手を差し伸べたかのような作品集だ。

Posted byブクログ

2012/11/03

辻内智貴さん名義での、7年ぶりの新作。 雑誌「FeelLove」掲載の短編連作、その他をまとめた一冊。 購入したその日、正に雲ひとつない青空の下で、殆ど読み終えてしまいました。 時たま「FeelLove」を読むので、飛び飛びに読んだことのある話もあったりしました。 連作短...

辻内智貴さん名義での、7年ぶりの新作。 雑誌「FeelLove」掲載の短編連作、その他をまとめた一冊。 購入したその日、正に雲ひとつない青空の下で、殆ど読み終えてしまいました。 時たま「FeelLove」を読むので、飛び飛びに読んだことのある話もあったりしました。 連作短編・・、かなり実生活に則した日記のような気もしますが、「A DAY」は相変わらずの辻内節で、楽しく読めました。 短編 「記憶」は、悪人を描けないと方々で言われていたであろう著者が、無理矢理に書いたような感じがしました。 辻内さんは辻内さんらしく、無理して悪人などを出さずに、「青空」と「人生」と「音楽」だけで物語を紡いでいればいいのではないか・・、生意気ながらそんなことを思いました。 カバーの著者近影みたいな写真・・、笑えました。

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