生きのびるための犯罪 の商品レビュー
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「人生の中でほんとうに大切なことは、困ったときに、困っている、助けてほしい!!と言えることだけだと、あたしは思う。」178ページ 「自分がなにを感じていたのかがわかるには、そしてそれをことばにできるようになるには、長い長い時間が必要だったりするものなんだね。」96ページ 〜...
「人生の中でほんとうに大切なことは、困ったときに、困っている、助けてほしい!!と言えることだけだと、あたしは思う。」178ページ 「自分がなにを感じていたのかがわかるには、そしてそれをことばにできるようになるには、長い長い時間が必要だったりするものなんだね。」96ページ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 上岡陽江さんの体験談の中に ”「地獄の底」は豊かだった” ということばがあって。「シャーマン」の語源が「闇を見たもの」であることを思い起こした。 ただ、そばにいる。 もし変えるべきものがあるとすれば、それはその人じゃなく、その命が自由にあることを邪魔する環境の方なのだということを、教えてくれる一冊。 傷をもつ人は、傷口がうずく可能性あり。でも、困ったら頼り先の番号も載ってるので「助けて」と言ってみたらいいから、読んでみてほしい。
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依存症は病気。 という本。 当事者の本音と実情が読める。 口語体は読みやすいのだけど、もう少し、客観的に書いてあると、尚よいかと思う。 言葉が足りなくて、知らない人には、一瞬なんのことやら?という部分がなくもない。
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中学生向け?と思われるが、 ぜひ多くの人に読んでほしい本。 覚せい剤やアルコール依存症にならざるえなかった人、 なってしまうと、変わる世界の秩序など 価値観の相対化に役立つ。
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なんていうか…ほんとに、よく生きのびてきたよね。 私はダルクの人たちよりは全然楽で幸運だったけど、人ごとじゃないなぁ。 〈人権(仮)〉か…。安全な場所…。 武蔵野ダルク(東京)http://www.m-darc.jp/ 0428-43-2204 2013年に開所。結構最近だ...
なんていうか…ほんとに、よく生きのびてきたよね。 私はダルクの人たちよりは全然楽で幸運だったけど、人ごとじゃないなぁ。 〈人権(仮)〉か…。安全な場所…。 武蔵野ダルク(東京)http://www.m-darc.jp/ 0428-43-2204 2013年に開所。結構最近だ。 ジャパンマック あらゆる依存症 http://japanmac.or.jp/ 03-5974-5091 人権 http://jp.humanrights.com/about-us/what-is-united-for-human-rights.html 東京都女性相談センター http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/sodan/j_soudan.html 『あしながおじさん』ウェブスター 『大聖堂』レイモンド・カーヴァー 『ライ麦畑でつかまえて』サリンジャー 『むかし、あけぼの』田辺聖子 『記憶・兆候・外傷』中井久夫 『家父長制と資本制』上野千鶴子 家庭で、まともな会話が一月無いのって、非常事態らしい。 震災の時に、自分に人権があることを感じたという話で、戦災は社会全体の厄災、トラウマだったから、それが個人に与える影響は少ないとカウンセラーに言われたのを思い出した。でもそれって、本当なの?私の実家が、絶えていた方が自然レベルのおかしい家であることに、戦争の影響はほとんどないんだって。えぇ~、…そうなの?
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女性のための薬物依存症回復施設・ダルク女性ハウスの代表である上岡陽江さんと同施設のスタッフの方々が語る、薬物依存やアルコール依存に至った「あたしだけのつらい体験」。 「犯罪って悪いことなんだよ!」的な正論を声高に叫ぶことが好きな人には読んでほしい。読んでその正論が如何に人を救わ...
女性のための薬物依存症回復施設・ダルク女性ハウスの代表である上岡陽江さんと同施設のスタッフの方々が語る、薬物依存やアルコール依存に至った「あたしだけのつらい体験」。 「犯罪って悪いことなんだよ!」的な正論を声高に叫ぶことが好きな人には読んでほしい。読んでその正論が如何に人を救わないかを思い知ってほしい。 そしてここに、思い知らされた愚か者が1人。私だ。 誤解されそうなタイトルですが、「生きのびるためには罪を犯してもいい」なんて暴論ではありません。「罪は犯したけど生きるためだから仕方ないじゃん」という開き直りでもありません。 薬物依存症患者自らが人生を振り返り、なぜクスリに手を出してしまったのか?これからどう生きていこうか?そのためには何が必要なのか?を模索していく、非常に前向きな内容でした。 私には本書に登場する女性達のような経験はありませんが、だからこそ「傲慢な支援者」になってしまう危険性を孕んでいるのではあるまいか。それに気付かせていただきました。本当に読んで良かったです。
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薬はやってはいけない、アルコール中毒にはなってはいけない、なるのはその人が悪い。そういうことばかり教えられてきたが、当人がなぜそのようになったか、どうやったら立ち直れるかなどを教えられなかったと気づかされた。
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衝撃的なタイトルに惹かれて思わず手にとりました。 女性の「依存症」についての本。 改めて「人権」という言葉の重さを感じました。 社会の中で自分の生きている環境以外に目を向けるのは、これからも続けていかなければいけないなと強く思わされました。
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犯罪(みち)なんて、センセーショナルな…って思ったんだけど、読んでるとちょっとだけ自分にも似てるところがあったり、でもぜんぜん共感できないわからないところもあったり。色んな人に読んでほしいなあ。
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薬物・アルコール依存症の女性のための施設の主催者が書いた本。 依存症は自分の人生はもとより他人の人生にも「迷惑」をかけるものだけど、薬物の場合は使う(所持する)時点で犯罪になる。 法律違反なり自傷他害なりの犯罪をおかしてしまうのはなぜなのか。 ここで扱われる人たちの「罪の犯し方...
薬物・アルコール依存症の女性のための施設の主催者が書いた本。 依存症は自分の人生はもとより他人の人生にも「迷惑」をかけるものだけど、薬物の場合は使う(所持する)時点で犯罪になる。 法律違反なり自傷他害なりの犯罪をおかしてしまうのはなぜなのか。 ここで扱われる人たちの「罪の犯し方」は自傷とリンクしている。 生きていくために罪を犯す。 それはたとえば困窮して食い逃げするような「食うための罪」とはちょっと違う。 精神を死なせないため、自殺しないための目くらましに近い。 怖いものばかりみてきた人は外が怖すぎて動けない。 怖いものをみずにすむように目をつぶりなんとか歩く。だけど目をつぶって歩くのは危険。 そういう危険な歩き方しかできなくなってしまった人に読んでほしいと願って書かれた、「目を開けても大丈夫だよ、怖いものばかりではないよ」というメッセージのつまった本。 ものすごくやさしく書かれているから、むしろちょっと読みにくいと初めは思った。 でもこれは私のための本じゃなくて、自分を助けるための本(情報)に手が届かない、本なんか読んでる余裕のない人のための本だからこれでいい。 「あたりまえ」が環境によって変わってしまうことは知っているつもりだったけれど、具体例(たとえば「選挙」への敷居の高さ)に愕然とした。 人権や政治・社会参加や知識や社会保障、みんな必要な人にほど届かない。 図やイラストは理解の助けになりにくい気がする。 ミーティングで出てきたものをそのまま使っているような感じ。 話し合う場のために描かれたものは、会話の補助にはなるけれど文章の補助にはなりにくい。
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