思いを伝えるということ の商品レビュー

大宮エリー【著】

2013/01/19

「周りを傷つけているあなたへ」が心に響いた。自分を見失いそうになる度に読めば、前向きになれそうな気がする。

2012/12/12

「思いを伝えるということ」展を観に行き、大変感動して思わず会場で購入しました。
本を読んでいると展示内容も思い出せて嬉しいです。
また、展示にはなかったそれぞれの文章に合わせたショートストーリーも載っていて、これもまたとても良かった。
エリーさんの素直な素敵な言葉のひとつひとつが身にしみます。

2012/12/05

全ての隠していた感情を、掘り起こして見届けた、その、証拠。感情の美しい亡骸。そっとその灰に手を突っ込むとひんやりとしていた。
(P.175)

2012/12/03

読みやすくわかりやすい、共感できる部分もあり、感動できる言葉もある。単純な詩だけど、その後に短篇が載ってて、それがまた、いい。

2012/11/22

大宮エリーという方を、この本で初めて知り、一目惚れならぬ一読惚れというやつにかかった。

基本的な構成は、「詩→短編小説」というユニットがいくつも並んでいるというもの。
「思いを伝える」ということによって、「思いを伝える」ということの何たるかを読者に実感させる、そんな趣き。
ただし、それは著者によって意図的に仕組まれたものではない。

少なくとも、著者がどんな思いを持っているかは私に伝わってきたような気がする。
偽りのないまっすぐな言葉に溢れた一冊。

2012/11/19

たまたまテレビで大宮エリーさんをお見掛けした後に読んだので、はっきり自分の意見を述べる姿と童話のようなこの作品のギャップに驚きました。
自分の想いを伝えるのは難しい、でも伝わると嬉しい。

2012/11/10

大宮エリーと云えば「生きるコント」１巻２巻しか知らない私。
うん、よっぽどでない限りTVは観ないんだ。
映画も殆ど観ない。

それゆえ、軽いショックを受けた。
いや、「生きるコント」で感受性の豊かさや繊細さ、正直さなど文章から溢れていたが、これ程ダイレクトな感情、愛情を受け取ってしまい、タジタジだ。
何と云っても詩が良い！
非常に装飾が削られているだけに、手に取る者に、その温かさがダイレクトに伝わってくる。

中でも「周りを傷つけているあなたへ」が最も心に響いた。
心に響いたのではなく、隠していた自身を洗い浚いにされたかのようで・・・傷口に塩を擦り込まれたかのような痛さも感じる。
どの詩もなんだか泣き出しそうだ。

ただ、文章（小説）は蛇足だったかなぁ。
これは普段小説を読みなれている身にとっては、ちょっと蛇足だった。
絵本と思えば良いかもしれない。
嗚呼、贅沢を言っているな～。

2012/11/08

読んでる間中、考えてるのは一つのことだけ。

言わなきゃわからないって知ってるのに、
伝えるのは怖い。

好きだって言ったら喜んでくれるのかな、困るのかな。

2012/11/02

「分かってるよ、分かってるんだけど、できないこともあるじゃない？」と思いながら展示を観に行った。

京都まで、行くと思ってなかったから先に本を読んでしまっていたんだけれど。

読んだら、観たら、勇気が湧いたので、
産まれた思いはやっぱり伝えていこうと思う。

勇気かしぼんだら、またこの本を読めばいい。

2012/10/16

人として大切なことはこれにつきるなあ、というくらい
「想いを伝えるということ」の意義が沁みた。
それは普段なんとなく感じていることなんだけど、
こうやって詩でまっすぐ、物語でイメージフルに表現してしまうエリーさんって！
何者だ、と思ってすこし妬ましくもなった。

ほんとうに綺麗な本。
言葉もイメージも、紙の白さや手触りや文字の大きさまで、
すべてがきゅんとくる1冊でした。