嗤うエース の商品レビュー
1人の選手の一生を追っていく、 一気に読んでしまいました。 ただ、 主人公が、悪いなら悪い、良いなら良いで もう少し振り切れてた方が、、、。
Posted by
主人公をはじめ登場人物それぞれのキャラクターが立っており、ストーリーも面白かった。結末はやや物足りない。
Posted by
シーズンオフに発覚した巨人軍選手の野球賭博関与事件。「平成の黒い霧事件」として未だ全ての謎が解明はされないまま現在に至っている。この作品が発行されたのが2010年。水面下で燻っていた事実を炙り出したかのような衝撃的作品である。 警察や新聞記者からターゲットにされるプロ野球投手・浪...
シーズンオフに発覚した巨人軍選手の野球賭博関与事件。「平成の黒い霧事件」として未だ全ての謎が解明はされないまま現在に至っている。この作品が発行されたのが2010年。水面下で燻っていた事実を炙り出したかのような衝撃的作品である。 警察や新聞記者からターゲットにされるプロ野球投手・浪岡の存在感が圧倒的。天才的才能にタフな精神面、全てにおいて超一流。そして異常な家族愛の反面に人間不信。誰の何を信じるべきかが分からなくなる、でも絆を信じたくなる、異色の野球ミステリー。
Posted by
野球賭博についてのお話。 選手、警察官、記者、それぞれに感情移入出来て、抑えた表現の中に様々な思いが感じられた。
Posted by
野球を扱った小説で、題材が野球賭博。裏社会が巧みに描かれメインは賭博だが、知らぬ間に浪岡を応援している自分がいる。親父が言う『試合を作る役者』は痺れました。しかし、実際このような野球賭博・八百長があったら残念だな~。
Posted by
著者の作品は、これまで二作ほど読んだが それらに比べるといささか淡白な内容。けっして面白くなかったわけでは ないが・・・裏社会ではそろそろ野球賭博が解禁なのでしょうか(笑)
Posted by
『球界消滅』がとてもおもしろかったので、文庫化されたこの『嗤うエース』を読んでみた。 野球を扱った小説はとかく清廉で「出来すぎ」なストーリーになりがちなのだが、この作者は違う。 野球賭博を題材に、比類なき才能と真っ黒い疑惑をまとうエース・浪岡龍一。その疑惑を暴こうと躍起になるマス...
『球界消滅』がとてもおもしろかったので、文庫化されたこの『嗤うエース』を読んでみた。 野球を扱った小説はとかく清廉で「出来すぎ」なストーリーになりがちなのだが、この作者は違う。 野球賭博を題材に、比類なき才能と真っ黒い疑惑をまとうエース・浪岡龍一。その疑惑を暴こうと躍起になるマスコミや警察。ダーティなのに、なぜか浪岡に引き込まれてページをめくる手が止まらなくなる。 野球のもつ裏の世界、きれいごとだけでは済まされない側面から野球を描きつつ、その根底に流れているのは野球に対する作者の深い愛だと思った。
Posted by
- 1