首斬り人の娘 の商品レビュー
ドイツで人気の中世ドイツの作品。 中世の庶民の生活が生々しく描かれていて、匂ってきそうなそんな作品。首斬り人だけど、強いしなにかと頼りにされているJakobとその娘に惚れてる弱っちい医者のSimonとの師弟コンビも楽しい。 拷問シーンはイタタタ(*_*)と読み進めるのがちょいと...
ドイツで人気の中世ドイツの作品。 中世の庶民の生活が生々しく描かれていて、匂ってきそうなそんな作品。首斬り人だけど、強いしなにかと頼りにされているJakobとその娘に惚れてる弱っちい医者のSimonとの師弟コンビも楽しい。 拷問シーンはイタタタ(*_*)と読み進めるのがちょいと困難だった。悪魔と戦ったり、スリルとサスペンスありで楽しめた。 この作品は既に9作品でているが、日本では一冊目しか翻訳されていない。Amazonレビューも評価が高いのでドイツ語で続きを読むつもり
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人名に馴染みがないうえ、色々な表記がされるので、読みにくかった。 途中で犯人も分かってしまうし…。 とはいえ、中世の雰囲気は伝わってきた。自分に火の粉がかからなかったら、面白がるなんて、残忍すぎる。 より良い世の中になってきていると思いたい。
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タイトルは、ホント、『の娘』はいらんと思う。 それはさておき。ミステリじゃなくて歴史ものとして読んだ方が良さそう。
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ふむ。 時代や人物の設定そのものはなかなか興味深い、17世紀のドイツで、子供を殺した魔女として投獄された女を助け出そうと首斬り人があれやこれや頑張る、という展開なのだから。 あと、本の装丁が割と好き。側面が鮮やかなイエローに塗られていて目を惹く。 ただ、個人的には、ひとつひ...
ふむ。 時代や人物の設定そのものはなかなか興味深い、17世紀のドイツで、子供を殺した魔女として投獄された女を助け出そうと首斬り人があれやこれや頑張る、という展開なのだから。 あと、本の装丁が割と好き。側面が鮮やかなイエローに塗られていて目を惹く。 ただ、個人的には、ひとつひとつの出来事がやや冗長で演技じみているというか、なんて言うのかな、たいしたことない動作をしただけなのに、「やれやれ、とんでもない日だぜ、今日ってやつぁ!」みたいな台詞を吐いて肩をすくめる、みたいな、そんな場面が終始続くのでちょっと辛かった。 謎解きもなぁ…謎解きってほどの素敵な謎でもなかったし、鮮やかさに欠けるというか、「え?そんな理由で済ましちゃっていいの?」みたいな感じ。あんなに伏線張ったのに?って、躊躇った部分は確かにあった。 頑張って読み切った感は否めないけど、珍しい設定であることは事実だし、その時代の小話だと思えば楽しめなくもなかった。ただもう個人的にはミステリっていうか表題の首斬り人の娘・マクダレーナと、医者の息子ジーモンがこれからどうなるのかって方が興味があるくらいだなー。
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ほかの方のレビューにもあるけど、題名娘じゃ無くていいんじゃない?みたいな。首斬り人がかっこいいです。時代背景が狂信的傾向なんだけど、それに流されずちゃんと無罪の人を救えたから読後感も良かったです。最後の方まで、この人犯人だったらヤダなと思ってた人がいてハラハラした。 続編も楽しみ。
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17世紀。ドイツ南部の街シェーンガウで子供が殺された。遺体にあった奇妙なマークから、産婆のマルタがその犯人として疑われ、「魔女」として裁かれることに。 首斬り人(処刑吏)のクィズルは彼女の無実を確信するが、かつての「魔女狩り」の悪夢を繰り返さないよう、マルタの自白を引き出すよう...
17世紀。ドイツ南部の街シェーンガウで子供が殺された。遺体にあった奇妙なマークから、産婆のマルタがその犯人として疑われ、「魔女」として裁かれることに。 首斬り人(処刑吏)のクィズルは彼女の無実を確信するが、かつての「魔女狩り」の悪夢を繰り返さないよう、マルタの自白を引き出すよう法廷書記官たちに命じられる。 後に続く、第二・第三の子殺しと里子の失踪事件も獄中からマルタが悪魔に指示したとされ、いきり立つ群衆は彼女を火あぶりに処すよう望み・・・ クィズルとその娘マクダレーナ、彼女に恋する医者のジーモンは真犯人探しを始めるのだが・・・ 血に穢れた職業として人々に忌み嫌われる首斬り人が、当時の大学出の医者(埃にまみれた知識しかない)よりはるかに医療に詳しく、薬草や毒草の扱いを熟知していたり、人々が迷信じみたことを本気で信じているなど、ちょうど先日読んだ「世にも奇妙な人体実験の歴史」にリンクする部分もあり、なおさら興味深く読んだ。 ジーモンも最初は軽薄な洒落者っぽいのが次第に変化してきて良いですね。フランスの処刑吏モノの「イノサン」も売れているみたいだし、歴史ミステリとしても読み応えあり。 ただ、ドイツが舞台のせいかアルトバイエルンみたいな名前の人物が多くてややこしかった。
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ハマっている北欧ミステリの流れで本場ドイツミステリ。魔女狩りモノは中世ミステリの鉄板ではあるが、これは間違いなく面白い。今までミステリを敬遠してきた自分が悔やまれる。その土地の風俗、慣習、生活をなんと自然に描くことか!ヒロインのお父さん、首切り人のクィズルの格好よさったらないし、...
ハマっている北欧ミステリの流れで本場ドイツミステリ。魔女狩りモノは中世ミステリの鉄板ではあるが、これは間違いなく面白い。今までミステリを敬遠してきた自分が悔やまれる。その土地の風俗、慣習、生活をなんと自然に描くことか!ヒロインのお父さん、首切り人のクィズルの格好よさったらないし、ドイツ魔女の豆知識、歴史感、てんこ盛りに学べる。そりゃ専門書よりは浅いけれど、こういう読書から糸口を得て、学ぶようになるってとても大事じゃないかしらん。
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17世紀ドイツ、主人公は首斬り人という設定が秀逸。 時代物といっても作風は現代的で、読み味はダン・ブラウンに近い気がしました。 タイトルの"娘"はビジュアル要員ですかね…。映画化されたら主役に躍り出るパターンかも。 ラストの一行ににやり。 続編が出たら読みた...
17世紀ドイツ、主人公は首斬り人という設定が秀逸。 時代物といっても作風は現代的で、読み味はダン・ブラウンに近い気がしました。 タイトルの"娘"はビジュアル要員ですかね…。映画化されたら主役に躍り出るパターンかも。 ラストの一行ににやり。 続編が出たら読みたいです。
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翻訳の所為なのか、話の内容は陰惨なのに、随分明るい印象の本だった。 妄信の愚かさ恐ろしさ、事を簡単に済ませる為に冤罪と分かっている者を処刑しようとする権力者、時代が時代だから仕方がないと頭で理解していても、やっぱり嫌悪が抑えられない。 同じ名前の登場人物が何人もいたけれ...
翻訳の所為なのか、話の内容は陰惨なのに、随分明るい印象の本だった。 妄信の愚かさ恐ろしさ、事を簡単に済ませる為に冤罪と分かっている者を処刑しようとする権力者、時代が時代だから仕方がないと頭で理解していても、やっぱり嫌悪が抑えられない。 同じ名前の登場人物が何人もいたけれど、当時は名前の種類があんまり多くなかったのだろうか。
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久し振りに深夜まで没頭し、一気読み! 舞台はドイツ、暗黒の中世からは抜け出したものの、まだ魔女狩りの記憶が生々しく残る時代。 首切り人=処刑人という主人公の設定が斬新、背景として当時の様子が詳しく描写され、興味深かったです。 最高に面白かった、続編に強く期待しています♪
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