自殺の国 の商品レビュー
電車のアナウンスと、 周りから聞こえてくる話し声や雑音が主人公の 心の描写と混ぜられていて、 死にたいときの惰性な日常が、死が生に溶けていくといった感じがリアルだった。
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読みにくいしおもしろくなかった。 優しい名無しさんと淀川心中さんと並木レイコさんがかわいそう。 せめてドアは閉めていってあげてよ。 最初から死ぬつもりもなくて、何にも解決しなくてほんとこの主人公何がしたいの? 文章も決して難しい単語は一個も出てきませんが読みにくかったです。
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難しいな。最初はなかなか理解できなかった。 若者の言葉は分かりにくい。 後半は少しだけ読み進めたけど、生きにくい、 未来を考えられない時代なんだな。 恵まれているから?食べることさえ大変な人も いるのに。
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救いがない。 けど、これが現実。 うまく話をきれいに書くことはできるだろうけど、これは現実。苦しい国日本。 生きるのが上手じゃない子は、いやもしかすると上手に見える子でも、こんな気持ちで毎日過ごしてるんだろうなと思うと胸が苦しくなる。 それでも生きていればどうにかなる。好きなもの...
救いがない。 けど、これが現実。 うまく話をきれいに書くことはできるだろうけど、これは現実。苦しい国日本。 生きるのが上手じゃない子は、いやもしかすると上手に見える子でも、こんな気持ちで毎日過ごしてるんだろうなと思うと胸が苦しくなる。 それでも生きていればどうにかなる。好きなものが一つだけあったり、仲良しでもない隣人の何気ない言葉で、何とか明日の希望に繋げることができるから。
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タイトルに惹かれたんですが、あんまり内容が浅くて面白くなかったですね。ラストも「やっぱりな」って感じで。
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クライマックス、車の中から逃げ出す百音の心境がよくわからない。と思ったけれど、考えてみたらコインロッカーの超過料金を用意したり携帯を隠し持ったり、始めから戻って来るつもりだったのかもしれない。帰り道を用意しながら、ぎりぎりの所まで行ってみたかったということか。そう考えると百音の印...
クライマックス、車の中から逃げ出す百音の心境がよくわからない。と思ったけれど、考えてみたらコインロッカーの超過料金を用意したり携帯を隠し持ったり、始めから戻って来るつもりだったのかもしれない。帰り道を用意しながら、ぎりぎりの所まで行ってみたかったということか。そう考えると百音の印象が、始めよりも芯の強いものになってくる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルからも予測はつきますが、ひりひりと痛いお話です。 著者はずーっと電車に乗って通り過ぎる人たちの会話をじっと 聞いていたのだろうな、と想像します。 いろんな意味で通常の取材とは違う調査をたくさんして、 それを積み重ねて書かれた力作だと思います。 …とは思うのですが、書きたいことが詰め込まれすぎていて 若干過ぎたるは及ばざるが如し感が。 登場人物の誰にも共感できないのは、内容からして已む無しと 思いますが、何というか表現の仕方といいますか、文章の手法が 残念な感じが。 ネットのやり取り、あんなに必要だろうか、とか 電車の中の人々の流れや、案内アナウンスで表現したいこ とは伝わるのですがちょっとしつこい感が。 前半かなり流し読みと言うか途中で読み飛ばしてしまいました。 そこをそんなに書かなくても伝わりますよ。と作者にもちょっと 慰めをかけたいような、痛い思いを感じました。
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題名と柳美里と言うことで 読んでみました。 品川駅を舞台に 女子高校生の通学の様子や ネット掲示板の様子や ちょっとリアリティのあるお話でした。
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「死」はそれ自体が悪ではなくて、神聖なものだったはずなのに、 それがこんなに穢れてしまったのはいつからなのだろう? 「死」について語ることそれ自体がまるでタブーとなっているような今の空気には、正直違和感を覚えてしまう。 「死にたい」だとか「死ぬことの意味」だとか、そういうこと...
「死」はそれ自体が悪ではなくて、神聖なものだったはずなのに、 それがこんなに穢れてしまったのはいつからなのだろう? 「死」について語ることそれ自体がまるでタブーとなっているような今の空気には、正直違和感を覚えてしまう。 「死にたい」だとか「死ぬことの意味」だとか、そういうことを言っている人がいると、皆、まるでそれが神の逆鱗に触れる行為でもあるかのように打消しにかかる。 本当はただ皆、死ぬことも生きることもよくわかってないから、 「生」も「死」も誰にでも平等に与えられているものなのに、 誰一人としてその意味や理由を分かっていないから、 そのことを認めるのが嫌だから、その台詞自体を封じてしまいたいと思っているだけなんじゃないだろうか。 もしくはその神聖性を、本当は皆、どこかでまだ信じていて、 だから簡単にその言葉を口にするべきではない、と戒めるのかもしれない。 死にたいと思うことは、生きているうちにしかできないから。 生きることすらよくわからないのに、死ぬことの意味や理由を考えるのはとてもナンセンスに思える。 雑音と悪意と痛みに満ちた世界でも、この人生を、私たちは死に向かって、精一杯生きていくしかない。
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女子高生と話す機会などまったく無い生活をしているのですが、物語を構成する女子高生会話はリアルっぽい。でも、著者の生年月日からして、このような会話を書けるのはスゴイですね。 AKR47ってのが出てきて「新たなアイドル軍団か?」と思ったら、赤穂浪士の事だったってのは愛嬌ですかね。
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