ナメクジの言い分 の商品レビュー
1320 足立則夫 1947年東京都青梅市生まれ。1971年早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞社に入社、社会部、流通経済部、婦人家庭部の記者、日経ウーマン編集長、生活家庭部長、ウィークエンド編集部編集委員などを経て、2006年生活情報部特別編集委員。2011年10月末、日...
1320 足立則夫 1947年東京都青梅市生まれ。1971年早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞社に入社、社会部、流通経済部、婦人家庭部の記者、日経ウーマン編集長、生活家庭部長、ウィークエンド編集部編集委員などを経て、2006年生活情報部特別編集委員。2011年10月末、日本経済新聞社を退職。現在はフリーのジャーナリストとして雑誌のコラムを執筆しながら、週に1度、川村学園女子大学の非常勤講師として教壇に立つ 大阪府内は、箕面市の植田秀雄さんと、東大阪市の福西裕さん。植田さんは屁の研究をするへコロジストでもあり、オナラ探知器の開発をした人だ。漏らした犯人を探 すというような陰険な道具ではない。消化器の手術後、オナラの有無を口に出せない人のためにつくったのだが、なかなか普及していない。その自宅にはチャコウラがす む。福西さんは中小企業の経営者で、大学でも仕事の体験を基に講義している。工場 が密集する東大阪にもチャコウラがすむ。二人とも京都や奈良などの出先で見つけて は、写真や日撃情報の用紙を直ちに送ってくれた。 南の島は珍しいナメクジの宝庫でもある。 九州、沖縄地方でも、チャコウラは進出著しい。もうひとつ注日すべきは、与那国 ひ がわ 島で従来いなかったフタスジが目撃されたことだ。この島の比川地区に住む陶芸家Y 1Kさんの庭で二〇〇八年に見つかったのだ。Yさん夫妻は、その二七年前に東京か ら移住しており、東京から島に持ち込んだものの中に卵か成体が付着していた可能性 がある。チャコウラだけでなく、フタスジも南の島にしっかり侵入しているのである。
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どこからともなく現れる憎きナメクジの生態を知るために読んだ。 本書発行時点で関東地方で勢力を広げつつあった外来種の「マダラコウラナメクジ」とか、北米北西部にいるという「バナナナメクジ」とかを、もし身近で見かけたらショックだわ。
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カタツムリはそれなりに人気ありますが、何故か殻の無くなったナメクジはあまり人気ありませんね。人気無いというか、積極的に嫌われていると言っても良いでしょう。そんなナメクジの話しがいろいろです。 私もナメクジはあまり好きではありませんが、でもナメクジに魅せられた人はやはりいるものです...
カタツムリはそれなりに人気ありますが、何故か殻の無くなったナメクジはあまり人気ありませんね。人気無いというか、積極的に嫌われていると言っても良いでしょう。そんなナメクジの話しがいろいろです。 私もナメクジはあまり好きではありませんが、でもナメクジに魅せられた人はやはりいるものですね〜。いろいろ面白いです。 特にナメクジの分布や外来種と固有種が棲み分けられている、なんてところ、結構面白い。 でも私はナメクジを好きになれそうにはありませんね。(^_^;)
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「ナメクジの言い分」しっかり聞きました(^-^) とても面白く、私たち人間の生き方の参考になりました。これから、ナメクジを見る眼が変わります。かたつむりより上位にはなりませんがw。ナメクジは大きな分類では、貝、イカ、タコ、アワビ、サザエなどと同じ仲間、小さな分類ではカタツムリやエ...
「ナメクジの言い分」しっかり聞きました(^-^) とても面白く、私たち人間の生き方の参考になりました。これから、ナメクジを見る眼が変わります。かたつむりより上位にはなりませんがw。ナメクジは大きな分類では、貝、イカ、タコ、アワビ、サザエなどと同じ仲間、小さな分類ではカタツムリやエスカルゴと同じです。ナメクジは2億年前ぐらいに殻を捨て、カタツムリから独立したようです。恐竜は絶滅したけどナメクジは生き延びた。エネルギー節約型の生き方、夜行性、7つの機能を持つ粘液等が功を奏したようです! 粘液の7つの機能には恐れ入りました。粘液は納豆やオクラ、ウナギの体表のねばねば、胃腸の内壁を覆っている粘膜などと同じムチンなんですね!胃が胃酸で溶けないのもムチンで保護されているからだそうです。
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周囲にドン引きされつつも、ナメクジを飼育していた私。 生態を知りたくてナメクジの本を探しても、害虫扱いで退治の仕方ばっかり…人間って冷たい!なんて切ない思いをしていたところで、出会った一冊。 愛に溢れ、のんびりとした温かさも救いでした。 変人を見るような冷ややかな目を向けられておりましたが、励まされました。 生き物好きで良かった!
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なめくじって砂糖かけても平気なんだねー。などと、ちょっと面白い雑学と、全国各地にいるらしいなめくじフリークネットワークを知れたのはよかった。 本筋とはまったく関係ないのだが、「女性社長」「女性社員」など、なぜか女性だけ頭につけた表記がすっごい違和感あった。
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著者はナメクジの研究者。 ナメクジの外来種が日本で拡がっているようである。 あらたな伝染病の可能性もある?
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ナメクジの研究者ではないのに、ひょんなことからナメクジに関心を寄せたあげくナメクジを飼い、生息状況などを調査・推理するナメクジ研究家。 北海道にナメクジが多いなんて意外でした。冬に強いことも。 ナメクジが好きではなくても、広東住血線虫がナメクジを中間宿主として人間に感染することなども記載されているので役立つ内容です。 昔から「カタツムリは危険な菌が多いからしっかりよく手を洗うように」と言われていたけど、そういえばナメクジも似たようなものですね。 ナメクジを触った後やナメクジがついた野菜はしっかりとゴシゴシ洗うことにします。 私はナメクジがあまり好きではないので、ここまでナメクジに関心を寄せ続ける著者が理解できない。 でもこの本を読んだおかげでナメクジを見る目が変わったかもしれない。いつか私もこの域にいける日がくるのだろうか…
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「ナメクジに取りつかれた男の一生」ではなく、ありふれた存在でありながらどこか謎めいているナメクジについて、専門家でもない日経新聞の記者によるナメクジ本。 日本にはフタスジナメクジというナメクジがいるが、明治時代になって外国から地中海原産のキイロナメクジが入り込んできた。さら...
「ナメクジに取りつかれた男の一生」ではなく、ありふれた存在でありながらどこか謎めいているナメクジについて、専門家でもない日経新聞の記者によるナメクジ本。 日本にはフタスジナメクジというナメクジがいるが、明治時代になって外国から地中海原産のキイロナメクジが入り込んできた。さらにチャコウラというヨーロッパ産のナメクジも太平洋戦争後に米軍とともに入り込んできたとある。ナメクジにもいろいろ事情があるようだ。 日本全国、いや海外にも広がるナメクジネットワークを駆使してどんなナメクジがいるのか調査をしている。一番目撃されているのは、ヨーロピアンブラックと言うナメクジと書かれている。ヨーロッパ産だけに神経が太いのかしらとふと思った。 岐阜県の山村で毎年、旧暦7月9日に「なめくじ祭り」を開催しているとあって驚いた。いろんな祭りが開催されている日本だけにあっても不思議ではないか。 ナメクジ芸を披露して一世を風靡した方がいらっしゃいます。吉本新喜劇に出演していた間寛平さん。http://www.uta-net.com/movie/24114/ に歌詞と関連する動画が掲載されています。ナメクジだからと言ってなめたらアカンデーということか。 夏の自由研究にナメクジ、いいかもしれませんが、今の時期どこに行ったらいるのだろうか。それにペットショップでナメクジが手に入るかが問題です。 なめくじ祭り http://www.kashimo.net/ogo/
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フリージャーナリストが、ナメコロジー研究会を足がかりにナメクジネットワークと各地のナメコロジスト(滑子好きな人というわけではない)の協力を得ながら、ナメクジの森へと分け入っていく冒険譚(?) 読み進めた結果として、"孵化したばかりの赤ちゃん"というフレーズに身...
フリージャーナリストが、ナメコロジー研究会を足がかりにナメクジネットワークと各地のナメコロジスト(滑子好きな人というわけではない)の協力を得ながら、ナメクジの森へと分け入っていく冒険譚(?) 読み進めた結果として、"孵化したばかりの赤ちゃん"というフレーズに身悶えるほどにはナメクジが愛おしいなんて状態になるが、かと言って、ナメクジの天敵であるコウガイビルが嫌いかと言えばそういうことではない。"可愛い"と"食べる・食べられる"は無関係。
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