南極風 の商品レビュー
アスパイアリングの登山ツアーで死者が出たことで、未必の故意の嫌疑がかけられた森尾。不穏な動きをする検察。森尾を信じる生還者達。裁判と実際の登山の行方は。 取り調べと登山の様子が交互に進んでいき、真相が徐々に明らかになっていく様が、読み応え抜群だった。このまま終わってしまう流れかと...
アスパイアリングの登山ツアーで死者が出たことで、未必の故意の嫌疑がかけられた森尾。不穏な動きをする検察。森尾を信じる生還者達。裁判と実際の登山の行方は。 取り調べと登山の様子が交互に進んでいき、真相が徐々に明らかになっていく様が、読み応え抜群だった。このまま終わってしまう流れかと思いきや、どんでん返し。ちょっとそんなことないだろうなぁっていうどんでん返しだったが、まあハッピーエンドで良かったのかもしれない。
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ニュージーランド.アスパイアリングでの山岳遭難事故。ツアー会社の社長を含む5名が死亡する。副社長の森尾が保険金詐欺と未必の故意の殺人容疑で逮捕、起訴される。検察による取り調べと森尾の山での行動が交互に語られる。自分の命を犠牲にする覚悟でツアー客を守るための勇気ある行動に感銘。一方...
ニュージーランド.アスパイアリングでの山岳遭難事故。ツアー会社の社長を含む5名が死亡する。副社長の森尾が保険金詐欺と未必の故意の殺人容疑で逮捕、起訴される。検察による取り調べと森尾の山での行動が交互に語られる。自分の命を犠牲にする覚悟でツアー客を守るための勇気ある行動に感銘。一方、検察の組織としての不利な証拠の隠蔽が明らかになり、ツアーの生還者のひろみなどの証言が控訴審を有利に導く。山岳小説と法廷ミステリーを融合した作品に読み応えを感じた。サザンアルプスに吹く南極風が森尾とひろみの明るい未来を感じた。
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現在進行形の裁判と回想の雪山でのシーンが半々。雪山をこんなに長々と書く必要があったのか。もっと裁判中心で進めてくれれば、終盤あっけなく終わることもなかったのに。
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笹本稜平の小説には悪人が登場しない。いや、主人公を貶めようとする人はいるんだけど、主人公の周りの登場人物がみんないい人なんだよね。出来すぎだろうと思ってしまうくらい。 でも、やっぱりいい話だし、山を舞台にしたというだけで評価は甘くなる。登攀シーンの迫力や心理描写などはさすが。そ...
笹本稜平の小説には悪人が登場しない。いや、主人公を貶めようとする人はいるんだけど、主人公の周りの登場人物がみんないい人なんだよね。出来すぎだろうと思ってしまうくらい。 でも、やっぱりいい話だし、山を舞台にしたというだけで評価は甘くなる。登攀シーンの迫力や心理描写などはさすが。そこがちゃんと描けているからこそ生まれるリアリティ。
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2013/12 いいんだけど描写が説明チックで今ひとつ。笹本さんの小説、「太平洋の薔薇」や「グリズリー」みたいなワクワク感のある小説出てこないかなぁ。
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遭難者を出したところの描写が、少し弱いような気がするが、山の描写と検察側とのやり取りが、それを余りある迫力がだされている。面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
“光の山”が人生を奇跡に変えた!決死の生還を果たした男を待っていた思いもかけぬ殺人容疑..... NZ(ニュージーランド)随一の名峰アスパイアリングに鎮魂と再生への祈りがこだまする・・・・・以上表紙の帯から引用 主人公は友人のツアー会社を手伝う山男、森尾正樹 いい作品だ。この作者の山岳ものには定評があるが本作も勝るとも劣らない 山の描写がみごと、その荘厳さが読み手に確実に伝わってくる 遭難の模様もつぶさに描かれていて、その迫力に圧倒される 思いもかけぬ訴追を受けた主人公が取り調べを受ける場面は読んでいてもつらい 背後でうごめく黒い影の気配が不気味、果たして・・・・・ ぜひ一読をお薦めしたい、いい本です
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NZのアスパイリング山をこよなく愛する森尾。クライミングツアーのインストラクターとして クライマーを安全に導く。どんな危険な状況でもベストを尽くす。 そんな森尾に殺人の疑惑。裁判で戦う事になる。何事も人に対して最大の献身をすれば味方を作り、時には敵をも味方にできる。 残念ながらい...
NZのアスパイリング山をこよなく愛する森尾。クライミングツアーのインストラクターとして クライマーを安全に導く。どんな危険な状況でもベストを尽くす。 そんな森尾に殺人の疑惑。裁判で戦う事になる。何事も人に対して最大の献身をすれば味方を作り、時には敵をも味方にできる。 残念ながらいつもよりグッと来るものが無かった。次回作に期待する。
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唐揚げ(美味しいもの)+カレー(美味しいもの)=唐揚げカレー(すっごく美味しいもの)みたいになれば良かったのですが、そんな風にならなくて残念でした。 山岳部分と法廷部分がどちらも、いまいちラストがしまっていなかったです。それまでは良かったんですけどね。
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ニュージーランドのアスパイアリングの話。商業登山。無実の罪。未必の故意。 登攀メインではなく、尋問と登山が半々交互に進む。 ちょっと終盤は御都合主義なところがあったかな。 解決してないのに残り頁が減るもんで尻切れで終わるかと思った。
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